メモリーズの3回目です。

今回は、森くんにとっての「冒険作」と、私が勝手に思っているドラマをご紹介。

 

 

ドラマ「魚のように」

 

 

 

放送日: 1993.3.28 (NHK)

 

脚本: 中島丈博


キャスト :高岡早紀・藤谷美紀・森且行・関根信行・長塚京三・岸辺一徳


あらすじ:

高校生の有朋(関根信行)には同じ学校に通う奔放で頭の良い姉、清文(高岡早紀)がいる。

このドラマは、四万十川のほとりで暮らす田舎の人々の間に起きる、清文を中心とした人間模様を弟の目から見た物語。

清文の親友であり、彼女に同性愛に似た感情を持つ君子(藤谷美紀)は、気まぐれで残酷な振る舞いをする清文が何をしても許してしまう不思議な関係。

清文が君子のボーイフレンドである校内きっての人気者の安田(森くん)を誘惑し、君子から奪っても、彼女は清文を憎まない。

安田は結局、清文に翻弄され、傷つき、その後破滅に向かうことになる。
清文の奔放で周囲を振り回す行動に、厳しくも暖かく見守る担任教師(長塚京三)の注意には耳を貸さず

結局彼女は、地元の名家の男(岸辺一徳)と故郷を出奔してしまう。

「どうしてあんな男と」と嘆く君子に、有朋は

自分らしく生きるために、姉はこの田舎から自分を連れ出してくれる男なら誰でもよかったのだろう、とつぶやく。

ラストは四万十川でカヌーに乗りながら、姉の残した自作の詩

「魚のように」が書かれた紙を川に流す有朋のシーンで終わっています。

 

ハート 私的解説 ハート

NHKスペシャルの枠で放送された1時間ドラマ。

原作は「第2回坊ちゃん文学賞」を受賞した作品ということです(作者は当時高校生だったそうな)

原作の雰囲気を壊さないように、高知県中村市出身の脚本家で大河ドラマ執筆経験もある中島丈博氏がドラマに仕立て上げたそうで・・・

そのふれこみだけで、民放ドラマとは違う重々しい構えが見てとれます。

このドラマ・・・申し訳ないけど、私にはよく理解できず(苦笑)

NHKドラマというからには、お堅いのか?と思えば実はそうでもなくて

高岡早紀と藤谷美紀との女性同士のキスシーンがあったり

(ついでに2人が意味なくスクール水着で川で戯れるシーンもあり・・)

森くんが「あっ」と驚く(私がね)体当たりのラブシーンを見せていたり

(これについては、↓のツボで書きます)

揺れ動く多感な高校生の日常を描きたかったのかもしれないけど

それにしてはどうも、やけに生々しい・・・冷や汗2

全編通して、妙なドキュメンタリーを見せられてるような、落ち着かない気持ちになります。

語り部役の弟くんが、あまりにもフツーの、素人の高校生風なので(つまり、華がない←失礼)

それでよけいドキュメントっぽく見えるのかもしれない。

結局は、1人の女子高生に振り回されて、それでお終い?この話?

というような、オチのない終わり方にも結構不満が・・・

でも、自由奔放で男を振り回すフェロモンの持ち主、という「魔性の女子高生」に高岡早紀を起用しているあたりは・・・

先見の明があったとしか思えない(爆)

高岡早紀、ぴったりハマってますわ。

高知のお話ということで、出演者は皆土佐弁を使ってますが

あんまり上手じゃない、と地元の人達からは酷評されていたらしいです(苦笑)

森くんも、ぎこちないけど、使ってます(笑)

 

 

かお 私的ツボ&萌え かお

 

 

 

実は、このドラマの存在自体を長いこと知らなかったのですが

 

それもそうかも、と思えるくらい

森くん、脇役です(ごめん)

1時間ドラマなのに「一体いつ登場するんだ?」と思えたほど、なかなか出てこないし(爆)

やっと画面に出てきたのは、開始から20数分が経過してたよ(汗)

でもって、終盤にはもう全然姿が見えないし・・・

重要だけど、脇役ってそんなものなのね・・・というような扱いです。

 

その中で、萌えを拾うのは難しいのでは?と思いきや

 

なんのなんの!

このドラマ。

ある意味、私の中では一番インパクトが大きくて忘れられないドラマかもしれません・・・

ストーリーが面白くなくても(コラ)心に残るシーンというのは、画面に登場する頻度とは関係ないものなのねぇと、しみじみ思わせたドラマであります(苦笑)


スペード 1人だけオーラが違う森くんに、萌えはーと

 

解説でも書きましたが、田舎の高校のお話なので

 

出ている学生がみんな、ごく普通の子っぽい・・・

もちろん高岡早紀と藤谷美紀は美少女なので、そこだけ空気が違いますが(笑)

あとは男子も女子も「中学生日記」(懐かしい・・)に出てる子達か?

と思えるような普通さが、いかにもNHKドラマだわ~って感じです。

 

 

 

 

 

なので、20数分経って

森くんが学生服(夏服なので、カッターシャツ姿)で画面に出た時

いきなり絵ヅラが華やかになったのには、驚いた!

セリフもなく、ただ神社の階段を上っているだけの姿なのに

マジで画面が光って見えた超痛いファン、それは私(爆)

 

これは違うシーンですが、カッターシャツがまぶしい森くんキラキラ 

学生.jpg

他のシーンでも、あきらかに、森くんだけが異質にカッコイイ・・・

 

まあ、校内随一の人気者の設定だし、それでいいのかも。

高岡早紀のセリフで

「安田(森くん)なんて見た目だけで中身のない男」って言われてますが

そういう基準で、これにキャスティングされたのか?(爆・爆)

見た目のいい男、それは正解だけど(笑)

 

しかし、いつもメンバーといる時は全員男前なのであんまり気づきませんが

 

やっぱりジャニーズの子って、特に10代の頃は、一種独特のオーラを放っているんだねぇ。

こういう地味なドラマに出るとそれが際立って、その浮き加減がちょっと痛々しくもあり、ステキでもあるハート

 

ちなみに、レーサーの今でも、やはり森くんのオーラは、あきらかに他の選手とは違うので(笑)

 

持って生まれた華やかな存在感って、一生変わらないものなんですね。きっと。

 

スペード 肉体美にドキドキっ ハート

 

こんなシーンがありました ↓

 

 

水着.jpg
学校のプールで泳ぐシーン 水泳

 

 森くん・・・競泳水着ですっ!! おパンツ

 

 

 こうやってゴーグルして、飛び込み台に立ってスラリとした肢体が映った時

 思わずキャ~LOVE と叫んだきゃー

 前回紹介した「3日間だけのエース」では高校球児だったけど

 これ見たら、オリンピックを目指すスイマー?

 と思えるほど、素敵な体だこと・・・(アブナイ・汗)

 

 

森くん、やっぱりスポーツ系のシーンはどれもサマになってて、お似合いですねキラキラ

 

 

でも、実はこのシーン、ドラマの本筋とは関係なくて、別に水着になる必要ないんですが・・

きっと森ファン向け(客寄せ?視聴率稼ぎ?)のサービスショットなのね、と勝手に納得ww

 

 

スペード 体当たりの・・・ ハート

 

 

 

初主演ドラマ「ツヨシしっかりしなさい」では母と姉にいじられまくりの役だったので

 

ビンタ食らったり、痛い思いをしながら、文字通り体張って頑張ってましたが

このドラマでは、何と「ラブシーン」に体張りました・・・森くん。

 

キスシーン & ベッドシーン  ですよ!奥さん!!ガーンあせる

 

 

ストーリーから説明すると

 

森くんは藤谷美紀の彼氏で、2人は仲良く付き合っていたんだけど

高岡早紀が、藤谷とちょっとしたケンカをしてプライドを傷つけられたので

その腹いせに森くんを誘惑して奪い取り、藤谷に復讐をしてやろうと計画するわけですよ。

 

で、森くんはまんまとそれにひっかかる・・という展開になるんですが

 

 

最初は高岡が取り巻きを使って校内に周到に噂を流すんですね。

 

「最近、安田と清文がラブラブみたいよ~」というような。

その噂が蔓延して、森くんの耳にも届いて高岡を意識し始めた頃に

森くんはとある場末のスナックに呼び出されます。

行ってみたら、そこにホステスのバイトをしてる高岡早紀がいて、大人びた化粧をした彼女にクラッときてしまう・・(現在ならコンプライアンス的に絶対無理な設定)

後日、屋形舟を貸し切って2人だけで四万十川くだりをする森くんと高岡。

どぎまぎする森くんに堂々と迫り、高岡早紀の方からねだる形で、2人はキスを交わす・・・

 

高岡のとりこになった森くんは、その後藤谷に別れたいと切り出すことに。

 

藤谷は急に態度の変わった森くんに納得いかずに傷つき

「清文とキスしたからなの?何よ、キスくらい私だってさせてあげたのに!」と言いながら

「今ここで、私にキスしなさいよ!」と、森くんに迫る。

が、困った森くんは、そのまま逃げるように去っていく・・・

 

藤谷を傷つけたことで目的を果たした高岡は、とたんに森くんに冷たくなり結局、森くんはそのまま振られてしまうのですね。

(このへんのくだりは、映像としては出てこない)

高岡に振り回された森くんは、ヤケになり、彼女がホステスをしていたスナックで酒びたりの日々を送ることに。

(今だったら、高校生が制服でスナックに入り浸って酒を飲む、なんてシーンあり得ない。放送出来ない・・・けど当時はアリだったのね・苦笑)

酔い潰れ「女の気持ちがわからん」と嘆く森くんを

スナックのママさんが「しっかりしなさい!あんな子のこと、私が忘れさせてあげる!」と言い

森くんは、ママさんと深い関係になっていく・・・アセアセあせる

うんと年上の、水商売の女にのめり込んでいる事実が、やがて学校の耳に入り

「安田には厳重な処罰をしなければならないだろう。まったくお前のせいで・・」

と担任の長塚京三が苦々しく高岡早紀に告げ

森くんが退学処分になるであろうことが予想できるシーンで、彼に関するエピソードは幕を閉じます。

 

女って、コワイわ~~というネタにされている森くんです。

 

 

キスシーン・・・口

 

森くん、おそらく初めてのキスシーンだったと思われますが?役の上でもどぎまぎしてますが

ほんと、初々しくてぎこちない(笑)

それに引きかえ、まあ、高岡早紀の落ち着きっぷりったら(爆)さすがです。

 

私的に一番ドキドキしたのは、キスする寸前にアップになる、森くんの横顔!!!

 

見てください!!このまつ毛の長さ!!(笑)

四万十川.jpg

 

んま~~~

 

何て切なく、美しく、整った横顔なんでしょう・・・きらきら!!

と、うっとりしてしまいましたラブゥ ←やめなさい(汗)

 

 

 

 

 

ま、キスシーンはね、そういう感想なんで、いいんですよ。
だけど・・・

その後のスナックのママとのベッドシーンは・・・

ハッキリ言って、かなり衝撃的です がーん

 

初めて見た時は、相当ショックでした。

 

だってね、あまりにも、生々しいから・・・

 

酔い潰れた森くんをフトンに横たえ(だいたい、ベッドじゃないところが和風で昭和すぎる!苦笑)

 

学生服を脱がし(森くん、上半身裸になってます)

ママが「きれいな体やねぇ~」なんて言いながら、森くんの体を撫でまわすとこなんて・・・

やめてーーっ!!と叫びたくなる。マジで 怒り

「ママっ!」と言いながら抱きつく森くんに、さらに、ぎぇーーっ!と顔を覆いたくなる(爆)

あ、全体的には、どっちかって言うと、森くんは受け身ですが。

・・・って顔を覆ってるわりには、しっかり観察した(爆×爆)

 

時間にしたら、1分あるかないかのベッドシーンですけど

 

まあ、もう・・・本当に本当に驚いた。

 

のちのドラマでも、キスシーンやHっぽいシーンもこなす森くんだけど

 

これだけはちょっと毛色が違うっていうか・・・

私がこのドラマを「ドキュメント」って評したのは、実はこのシーンの生々しさが焼き付いてるから。

それと

相手役のスナックのママが、ものすごい不満なんですけど怒り

 

お名前、存じ上げませんが(すいません)結構な年上の女優さんだよ。(自分を棚に上げてますが・爆)

そういう人が、イタイケな森くんになにするんじゃい!と、腹立ちます 怒り ←完全に私的感情

 

同時期にドラマや映画で、同じようにラブシーンで活躍していた(?)吾郎ちゃんは

 

相手役は外人さんだったり、樋口可南子だったりで

そういうシーンもキレイでスタイリッシュな感じで撮ってもらっていたじゃないですか。

 

何で森くんだけが、こんな・・・・再現フィルムみたいな作りで・・・

 

って、思ってしまう私は心の狭い女です(暴言失礼)

 

でも

 

考えようによっては、骨太なNHKドラマに、こういう役で出演したってことは

森くんの将来性が買われていたのかもな・・・って思えないことも、ない。

森くん、それに応えて、よく頑張りましたねぇ・・・ ホロリ

 

だけど、当時のお若い森ファンはかなりショックだったんじゃないかなぁ~?

 

 

高岡早紀とのキスシーンだけでも、「えっ」って思うのに

あのベッドシーンはね・・・多感なお年頃の女の子には、キツイと思うな(苦笑)

 

当時このドラマを見ていた方、もしおられたら

 

 

ぜひ、あなたの感想をお聞かせください ニカ

今回は、長い長いメモリーズになっちゃいました。

 

 

最後まで読んでくださった方、お疲れ様でした♥akn♥

そして、どうもありがとうございました。

 

また次も読んでいただけたら、嬉しいです。