風疹について

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風疹についての厚生労働省の見解を同ホームページから転載致します。

風しんについて
1 一般の方向けの情報
風しんの報告数が急増しています。~首都圏の報告数が特に多くなっています。~
昨年2,353例の報告があり、過去5年間(平成20年~平成24年)では最も多い報告数となりました。今年は3月末時点で、既に昨年の報告数を上回り、全数報告疾患となった平成20年以降、最も早いペースで報告数が増えています。
昨年の報告によると、首都圏や近畿地方での報告が多く、患者の7割以上は男性で、うち20代~40代が8割を占めました。今年も、同様の傾向ですが、特に首都圏での報告が多く、他の都市でも増加傾向にあります。
平成23年度の国の調査では、20~40代の男性の15%(20代 8%、30代 19%、40代 17%)が風しんへの抗体を持っていませんでした。
一方、20~40代の女性の4%が風しんへの抗体を持っておらず、11%では感染予防には不十分である低い抗体価でした。
抗体を持たない又は低い抗体価の妊娠中の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風しん症候群)が起こる可能性があります。
昨年の流行の影響で、平成24年10月から平成25年3月末までに、8人の先天性風しん症候群の患者が報告されました。
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めて下さい。

具体的には

<風しんの定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。>
【風しんの定期予防接種対象者】
1歳児及び、小学校入学前1年間の幼児は、多くの市区町村において、無料で受けられます。

また、妊婦を守る観点から、
特に、
 (1) 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
 (2) 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
 (3) 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。


接種ワクチンについて
風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受けられる場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチンを接種されることをお勧めしています。
風しんの単独ワクチンの需要量は例年少ないため、今年度の供給量は限られていますが、麻しん風しん混合ワクチンの供給量は十分である見通しです。

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補足説明;

風疹に対する抵抗力があるかどうかを調べる抗体検査や、風疹ワクチンは保険適用がなく自費になります。

当院での風疹の抗体検査費用は約2,500円。風疹ワクチンは6,000円。風疹麻疹混合ワクチンは10,000円です(消費税別)。現在風疹ワクチンは生産が追い付かず市場にありません。混合ワクチンは納入できますのでご希望の方は受診時にお尋ねください。

風疹ワクチンを接種した場合は2ヶ月の避妊が必要です。したがってその間の不妊治療も行うことができません。体外受精の場合は、採卵までは可能ですが、胚は凍結しておいて、移植は2ヶ月開けなくてはなりません。妻ではなく夫のワクチンだけの場合には避妊の必要はありません。

また妻にすでに抗体があるか、妻がワクチンを接種する場合には、夫の抗体検査やワクチン接種は必要ありません。