大澤真幸 宮台真司 「正義」について論じます。 | おるたん 森のようちえん

おるたん 森のようちえん

おるたんは公園あそびの会です。

大倉山公園で 「森のようちえん」 はじめます。

monnthly THINKING 0 第8号

『宮台氏は人をほんものの利他性へと誘う突破口として、「ミーメシス」のメカニズムを発見した。

しかし、そのミーメシスでさえも、せいぜいのところ、「利他性」の外観をとった利己的行為へと人を

駆り立てるところが関の山、と考えるほかないだろうか。そうではない。』


「自分もこういうスゴイ人になってみたい」と思う「感染動機」


前にも取り上げたが、「日本の難点」から、


『心底スゴイと思える人に出会い、思わず「この人のようになりたい」と感じる「感染」によって、

初めて理屈でなく気持ちが動くのです。


想像してほしい。利己的な奴が本当にすごい奴だなんてあり得るでしょうか。「感染」を引き

起こせるでしょうか。あり得ない。周囲に感染を繰り広げる本当にすごい奴は、なぜか必ず利他的です。

人間は、理由はわからないけど、そういう人間にしか「感染」を起こさないのです。

人間は、なぜか、利他的な人間の「本気」に「感染」します。それにつけても、最近の子ども達は、「本気」

で話されたことを「本気」で聞く経験、あるいはそれをベースにして自ら「本気」で聞く経験、あるいは

それをベースにして自ら「本気」で話した経験を、どれだけ持っているのでしょうか。それこそが「感染」の

土台であるのに。』


大手町の地下鉄乗り換え時の小さな本屋さんで見つけた本です。

品ぞろえが、私好みです。