pixivFACTORYとSUZURIでTシャツを作ってみた話 | もりた毬太の 漫画家の雑記帳

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漫画家・もりた毬太(まりた)が他愛のない日常をつづったり弱音を吐いたり色々したりしなかったりしております

 

自作デザインのTシャツを販売してみようと、pixivFACTORYSUZURIの2つのサイトを触ってみたので、僕なりに比較しました。

 

 

前回の記事に書いた、モッコメリアン企画のTシャツデザインコンテスト

100名のデザインから投票で1位になった作品は実際にTシャツにしてもらえるという企画だったのですが、ありがたいことに6位タイに選んでいただきました!!

 

正直、集まったデザインを見て、「2~3票入れば御の字かなぁ」なんて思ってたので、とても嬉しかったです。

(参加者にはデザイナーさんやイラストレーターさんも多く、単行本の表紙などでデザイナーさんと仕事をすることはあってもデザインの勉強なんてしたこともない身としては望外の結果と言えます)

さらに嬉しいことに、「着たい」「欲しい」と言う声までいただき、それではと調子に乗って、自分で作って販売してみることにしたわけです。

 

どこで作ればいいの?

さて、それではどこで作ればいいのか。

そう思っていたところ、他のコンテスト参加の皆さんが続々と自作の販売を始めていました。

そして、そこで皆が使っていたのが冒頭に上げた2つのサービスだったわけです。

もちろん、他にもたくさんあるんでしょうけど、とりあえずこのどちらかで作ってみることにしました。

 

ざっと調べたところ、アカウントを作って画像をアップロードするだけで元手は一切かからず1点から商品を受注販売できるという点は、ほぼ一緒。

いやぁ、すごい時代になったもんです。

まったく売れなかったとしても、懐が痛むこともなくせいぜい傷つくのは自尊心くらい(それはそれで辛いっすけどねww)って、これホントに凄いことだよなぁ。

(まあ、逆に言えば利益を出そうと思ったらリスクを取って大量発注して原価を抑えたりってことが必要になったりもするんだろうけど、それはまた別の議論ですね)

 

と、少々横道にそれました。

それでは、以下に2つのサービスの概要をざっとまとめてみます。

 

pixivFACTORY

 

言わずと知れた最大手イラスト系SNSであるpixivと連携した、グッズ制作サービス。制作したグッズは、やはりpixiv連携のサービスであるBOOTHにてオンデマンド販売することができます。

アニメや漫画の二次創作がホットなpixivが母体であることが、出品のラインナップにも反映されています。

すでにpixiv上でファンのついている人や、人気ジャンルのグッズを作るなら、メリットは大きいかも。

BOOTHでの購入にアカウント作成が必要なことは、購入者側のハードルとなる可能性が考えられます。

販売者側のメリットとして大きいのは、購入価格に上乗せをして作り手を応援できる「BOOST」という仕組みがあることでしょうか。

神のような買い手が現れて、設定価格を遥か上回る金額で購入してくれるかも…という夢を見ることができます。

 

SUZURI

 

運営は株式会社GMOペパボ。

直感的で分かりやすく、オシャレなインターフェースが特徴。

出品のラインナップも、デザイナー系というかイラストレーター系というか、オシャレだったりかわいいものが多い印象です。

pixivFACTORYが販売はBOOTHという別サイトになっているのと比べ、こちらはウェブショップ一体型なので、出品側としての手間が若干少なくなっています。

また、ログインなしで購入できるのが、購入側にとっては利点となるかも知れません。

 

価格を比較

さて、Tシャツを一枚だけ販売した場合の値段を比較してみましょう。

白地のTシャツにデザインをプリント、一枚あたり100円の利益を得る場合で計算してみます。

pixivFACTORY >

Tシャツ原価2000円+販売手数料100円+利益100円

販売価格2200円+320円(送料)=購入者支払額2520円

 

SUZURI >

Tシャツ原価2080円+利益100円

販売価格2180円+174円(消費税)+500円(送料)=購入者支払額2854円

※ pixivFACTORYの販売手数料は、計算がややこしいのでざっくりした数字です。

(SUZURIに販売手数料がないのは、原価に含まれているからとのこと)

 

見ての通り、「販売価格」はほぼ同じになりますが、価格表示が外税なのと送料の差で、SUZURIのほうがやや高いという結果に。

 

ただ、Tシャツに関して言うと、SUZURIでは購入時にシャツの色を自由に選ぶことができます。

一方でpixivFACTORYでは、カラーTシャツの原価が淡色2380円・濃色2980円と、白地に比べて高い設定。

さらに、作り手側が色を選んでいちいち設定しなければならず、好きな色選んでねって形にするにはかなりの手間がかかるんですよね。

なので、作りたいTシャツによっては、一概にpixivFACTORYのほうが安いとは言えなかったりします。

 

以上、オリジナルTシャツを作る際にみなさんの検討材料にしていただければ幸いです。

 

で、結局どっちで作ったの?

結論から言うと、僕は両方で作っちゃいました(笑)

いやだって、実際作ってみないと比較検討のしようがないじゃないですか。

そして、作ったからには両方で販売します。どのみち費用はかからないわけだしね。

 

https://moritamarita.booth.pm/

 

https://suzuri.jp/moritamarita

 

そんなわけで、お好きな方をご利用いただければ!

(いやもう、♡だけでも付けにいってくれたなら、それだけで感謝感激です!!)