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患者 世の中には小食なのに太る人と、たくさん食べてもスリムな人がいます。同じ人間なのにどこが違うのですか?

 最近、その答えが明らかになってきました。それは、腸内にいる「ヤセ菌」と「デブ菌」のバランスの違いです。「デブ菌」はその名のとおり、食べたものを脂肪としてため込む菌。

 一方「ヤセ菌」は脂肪の取り込みを抑え、太りにくい体質をつくります。

 近年「ヤセ菌」が多い人の便を移植するという驚きの治療法が話題ですがこれはまだ研究段階です。

患者 そうですか、だめですか。

 移植はまだ先の話ですが、自分で「ヤセ菌」を増やす方法はあります。

患者 それをぜひ教えてください。

 「ヤセ菌」は善玉菌が優勢になると活性化する日和見菌です。ですから善玉菌を増やす生活を送れば「ヤセ菌」もおのずと増えてきます。

患者 具体的にどうするのですか。

 食物繊維、酵素が豊富な発酵食品、バナナやリンゴに含まれるオリゴ糖などを積極的にとれば「ヤセ菌」が多い腸になります。
 
反対に、「デブ菌」は高カロリー・低食物繊維の食事が大好物です。
 実際、ピザやパスタが主食のイタリア人は「デブ菌」が多く、野菜や豆をよく食べるアフリカ圏の人は「ヤセ菌」が多いという興味深い研究結果があります。

大切なのは「どれだけ食べるか」ではなく、「なにを食べるか」です。
 
「ダイエットのため」と食事制限をすると、一時的に体重は減りますが、腸の働きが衰えて、「デブ菌」が増えてしまいます。「ヤセ菌」がよろこぶ食事をとること、これが太りにくい体を作る秘訣です。