肺炎 | まてばカイロのたよりのブログ

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私 最近、肺炎で亡くなる人が増えていると思いませんか?

患者 そうですね、がんで入院した人が肺炎で亡くなったという話も、よく聞きます。

 日本人の死亡原因は、つい最近まで、一位がガン、二位が心臓疾患、三位が脳血管性疾患でしたが、2011年から肺炎が三位になっています。

患者 それは一体、どういうことですか?

 肺炎で死亡する人のほとんどが、75歳以上の高齢者です。その肺炎の70%以上が誤嚥性肺炎です。

患者 平均寿命が延びて、喉の具合が悪くなったということですか。

 そうです。寿命が短かった昔の人は、たいてい飲み込む力が低下する前に死んでしまっていたのです。だから昔は「嚥下機能」なんて、ほとんど問題になりませんでした。2011年には、「誤嚥による窒息事故」の死者数が「交通事故」による死者数を超えました。肺炎が原因の死者数ではありませんが、高齢化したことで、お餅などの誤嚥による事故が増えています。

患者 嚥下機能が落ちているか、わかる方法はありますか?

私 たとえば、食事中にムセたりしますし、見た目にも「のど仏」の位置が下がってきます。

患者 年だからどうしようもないのですか?

私 大丈夫です。のどの筋肉は鍛えることが出来ます。ごっくんと食べ物を飲み込むときに、のど仏が上下するのを感じますよね。試しに一度、唾液をごっくんと飲み込んで確かめてみてください。

患者 はい、わかります。

私 この引っ張り上げる力が飲み込む力です。のどに指をあてて、ごっくんとのど仏を上げた状態を10秒キープしてください。これを一日に数セットやります。