ヨガインストラクター（指導者）の仕事とは何でしょうか？
「ヨーガの素晴らしさを伝える」
「正しいポーズの取り方を教える」
「怪我をしないように安全にクラスをする」
「リラックスしていただく」
もちろん、そうでしょう。
もし私が、
「インストラクターにとって最も大切な仕事とは？」と聞かれたら、
迷わずこう答えます。
特にグループクラスの場合、
生徒さん（参加者）全員が、
居心地良いと感じる環境をつくること
です。
クラスにはいろいろな人が来ます。
年齢
性別
未経験者〜長くヨーガを実践している人
運動の習慣のある・なし
健康な人、腰痛など体を動きに制限がある人
体力のある人、ない人
集中力のある人、ない人
あげればキリがありません。
生徒さんはお一人お一人、
全員違います。
クラスの人全員に「居心地がよい」と感じていただくのは、
簡単なことではないかもしれません。
私についてきて。
できない人は、休んでていい。
こういったクラスが好きな人もいますので、それは自由ですが、
私個人的には、クラスとして機能していない。
先生としての役割を果たしていないと思います。
良い先生は、
生徒全員が、
私はここにいていいんだと、
安心してヨーガに集中できるよう、環境づくりをする人です。
「できない人は〜」ではなく、、
「こうしたら、このポーズの効果を受け取れますよ」と、
ポーズの本質を理解した上で、
どんな人もそのポーズを楽しめるようにアレンジすることができる。
アジャストすべきは、生徒の体ではない。
先生が生徒に合わせて、
ポーズをいかようにも変形させていくことです。
それをヨーガでは、
ユクティと言います。
ユクティとは、
適切に当てはめる。という意味ですが、
1人1人の体や呼吸、集中力などのマインドに合わせて、
ポーズや呼吸法などのツールを生徒に当てはめていく。
それができるだけの知識を持っている。
ということです。
どんな人もクラスの中で、
居心地よく、
楽しい。と感じること。
それが先生の一番大事な仕事です。
そのようなクラスには、
「また来たい！」と、
長く通ってくださるようになるでしょう。
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