理由はわからないけど、

 

その音に魅了されて、

夢中で練習してきたマントラ。

=ヴェーディックチャンティング。

 

もう10年以上経つ。

 

 

まだまだ出会っていない音が山ほどあって。

 

これから出会う音に、

めちゃくちゃときめいている。

 

 

 

 

「今の音」を残しておきたいなーと思って、

 

最近になって、YouTubeにアップしている。

 

 

 

でも、本当は以前から

 

そうしたいと思っていたのに、できないでいた。

 

 

理由は、

 

ヴェーダはインドのもので、

長い間シークレットで伝わってきたもの。

YouTubeで公開するなんて不謹慎。

 

もし、うっかりブラーミン(マントラを代々伝えていてる聖職者階級の人)が見てしまって、

外国人の女(アウトカースト)がマントラを公開していると知ったら不快に思うかもしれない。

 

そもそも、日本人が完璧なサンスクリット語を発音することは無理だ(と言われたことがある)から、

「そんなのマントラじゃねぇ」と怒られるかもしれない。。(自意識過剰すぎる・笑)

 

言語化していなかったけど、

なんとなくそんな風に感じて、

 

なかなか踏み切れなかった。

 

 

 

 

 

 

数年前、インドでマントラトレーニングに参加していた仲間の外国人女性が、

 

同じ参加者のインド人男性(聖職者階級)に、

 

「外国人の女がマントラなんてするな」と言った事件があったり・・

(その男性は破門になりました)

 

 

昔は、うっかり下の階級の人間がマントラを聴いてしまったら、

殺された(耳を潰された)なんてこともあったという話を聞いていたり。。

 

なんというか、インドにいると、

マントラ、ヴェーダに対して、

ものすごい「重み」を感じるんです。

数千年の歴史分・・

 

 

 

 

なんてモヤモヤと思ってたら…

 

私が教わってる先生が、

さっさとYouTubeにマントラの動画あげてたり…

 

 

 

 

 

 

今年インドでプージャ(ヒンドゥーの儀式)に出た時、

 

その神事を扱っていた人(その階級の人)のすぐ後ろに座らせてもらって、

 

一緒にチャンティングをしたんだけど、

 

いちいち振り返って「次のマントラこれね」と教えてくれたり、

 

「一緒にチャンティングできて嬉しかったよ!

と後で言ってくれたり、

 

 

とても軽やかでハッピーな人だったニコニコ

 

 

 

勝手に感じていた、

「重み」から少しずつ解放されていった。

 

 

ブラーミンたちは本当に純粋で、

なんのこだわりもなく自由。

 

ただ儀式を一生懸命していて、

役割を全うしているだけ。

 

なんの堅苦しさもない。

 

 

マントラを聴いた下の階級の人が殺されたとか。。

「本当かなー」と疑うようになった。

 

 

 

 

 

 

 

でもやはり初めて「公開」のボタンを押す時はそれなりに緊張したりして・・

 

「どうか、ブラーミンが見ませんように!」とか願いながら(笑)・・・

 

 

 

そうしてやっと、マントラの動画をアップしたら、

 

まず生徒さんが喜んでくれて。

 

 

「毎朝聞くと、今日も頑張ろうと思える」とか、

 

「辛いことがあったけど、優しく包み込まれる感覚がして涙が出た。大丈夫と思えた」とか、

 

たくさん感想をいただいて。

 

 

もうこれからは、

そうやって見てくださる方だけに向けて、

YouTubeアップすることに決めた。

 

というか、そもそも、ぜんぜん、

私のチャンネル、世界規模で見られてないし!笑

 

今では、

自意識過剰すぎた自分が、笑える!

 

 

カメラの前で話すのがどうも苦手で、

でも頑張ってあげてる「話す系」の動画はそんなに見られていなくて(切ないわ・泣)

 

もう幸せな気持ちいっぱいで一発撮りで、

編集も必要ない楽チンなマントラの動画は、

アクセスが伸びるという・・

 

 

あと、ヨーガとか全然関係ない、

何の気なしにあげた、

 

ダイビング用のフィンをただ組み立てるだけの動画とかがアクセス伸びてて。笑

 

 

 

よくわかんないけど、笑

 

 

もうYouTubeは、

楽しくできることしかしないと決めた。

 

 

YouTubeって、

そういうものなのかもしれないなー。

奥深し。

 

 

というわけで、マントラとの向き合い方が変わって、

 

軽やかになったのでした。

 

 

 

おこがましいですけど、

 

クリシュナマチャリア先生が、

マントラをカースト関係なく、

 

誰でも(外国人でも女性でも)できるようオープンにしてくださったから、

 

 

 

 

 

私は、そのスピリットを引き継いで、

 

外国人の女性が、YouTubeでさらにオープンにした。

 

ということにする。笑

 

 

本質が大事。

 

世界中に、ヴェーダの音が広がっていきますように。

 

必要な人に届きますように。

 

 

 

 

そういえば、去年。

 

こんな記事を書いてた。


この時は、ヨーガについての記事だけど、

 

 

今回は、これのマントラバージョンでした。

 

でもまだ、この執着があることに最近気付いたのよね。

 

 

根深い!

 

続く・・

 

 

 

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