第10回 意味を明確にすること
こんにちは。
情熱精神科医 森田 慶介です。
現在私は
現役精神科医が考える【今すぐ使えるコミュニケーションスキル】
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●本日のポイント:意味を明確にすること
●解説:
私たちは意味が明確でないまま、勝手に自分の解釈が相手にも通じるだろうと考えて、話し合いを進め、結論を出してしまうことがよくあります。
特に以下のような言葉が出てきたら要注意です。
「絶対~です。」「~しかない」「みんな~している。」「誰も~ない」「~すぎる」等
このような言葉は非常に誤解を生みます。
「これは高すぎるよ。」
「みんなこのようにしています。」
よくこのような発言は聞かれますが、実はこれだけでは何も明らかになっていません。
相手は何と比較して「高すぎる」と言っているのでしょうか?
誰のことを指して「みんな」と言っているのでしょうか?
病院の外来にも、患者さんが眠れなくなったと訴えて来院することはよくあります。眠れなくなったと聞くとなんとなくわかった気になるのですが、ある人は寝つきが悪くなったことを眠れなくなったと訴えたり、またある人は寝つきは比較的いいが、途中で夜中に起きてしまうことを眠れなくなったと訴えていたり、人それぞれで眠れなくなったという意味が違っていることがよくあります。
ですから上記のような発言や、物を断定するような発言を聞いたときには、今一度良く考えてみて、わからないところがあれば、必ず相手に聞き返すようにしましょう。
例えば、
「何と比較して高すぎるのですか?」
「みんなというと具体的には?」
等と聞き返してみましょう。
ここで私が診察中よく使う便利な言葉をご紹介します。
それは「~というと?」という言葉です。
「高すぎるというと?」「みんなというと?」「眠れないというと?」
いずれの場合でも、聞き返せば相手はより詳しく教えてくれ、より正確なコミュニケーションが取れるかと思います。
それでは今日はこの辺で。
次回もお楽しみに。
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