成功者は人格者か? | テンポス森下 商狂老人 百姓経営者 蒲田のドラッカー

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商売道を求めて、さまよい続け、77歳やっと面白くなってきた。
今に見てろと激流に身を投じ50年!
故郷の村は寂れ、田畑荒れ、茶摘み、草刈りに帰るのみ。

成功するには、

金メダルを取るためには、人格者になる必要はない。

横綱50人の中で、人格者は何人いるというのだ!出来の悪い白鵬、朝青龍を始めとして、北尾ってお粗末なのも横綱になった。

事業、会社経営者として、成功するために、人格者になる必要はあるか?ない!

金メダルを取るための効果的トレーニングには、人格者になるトレーニングはあっても順位は低い。

横綱だろうが、経営者だろうが、同じ事だ。

成功するには、ドラッカーのいう、ゴールに向かって最短で行き着くような「成果を上げる行動を取れるかどうか」である。人格なんか作ってたら、いつまで経っても上場出来ないぞ。

ところが経営の本をよむと、成功するために売り上を上げる、利益を増やす。のハウツー本をクリアすると、徳を積むとか、人に尽くすとかに行きつく。

何故規模拡大に役にも立たない「徳を積む、人の役に立つ、利他の心」に行きつくのか。

それは、二つの理由がある。

一つはお前の作った会社が社会的存在であって、お前個人のものではないという事

儲けるだけでなく、社会の役に立ってるか、国の役に立ってるかを問われる存在なんだ。

てめいで稼いだんだから、自分でどう使おうが構わないだろうという答えが、ちがうんだよ、社会的存在なんだから、なるほどなぁと思ってもらうために、人間教育が必要なんだ。

もう一つが、我々人間の自然界に於ける立ち位置が特殊だからだ。

人間というものは、生物のなかでは「特殊な生き物」

会社に来るまでに、服着て、朝飯食って、電車乗って来た。すべて人のが作った物世話になっている。

人の世話にならないと生きられない生物である。

当たり前に動物を殺して食っている。

鶏の一生を考えてみろ。

生まれついたら小さな後ろを向けないような、ゲージに入って、人間が食うために身体を大きくして、

大きくなったら、熱湯かけられて羽をむしられて、焼かれておしまい。

それが許されるのは、鶏が我々の命を提供する代わりに、次の世代に良い地球を渡してくれよ!

だから世話になった分恩返しをするのは当たり前だ。

親に恩返ししない奴は獣だ、恩師って言うだろ。国の役に立つと思えるようになれば合格だ。

自分勝手に生きられない人間という生物は、一人でなく社会生活をする事が条件だ。

「人の輪」である。

人間社会で生きていくには、自分を作る必要がある。

「人間性、徳を積む、人の役に立つ」を体得しなければならない。

「人に迷惑をかけなければいい」なんてことは、論外だ。役に立たないければいけない。

個性を発揮して成功して、「人間性を高める」事をしなくてはならぬ。

まず 素直、気配り、ひたむき 、恩返し(人の役に立つ)

これらは、キリストの教え、釈迦の教え、孔子の教え、に共通するものだ。