ほっとくと潰れてしまう飲食店をすくう方法があるか? | テンポス森下 商狂老人 百姓経営者 蒲田のドラッカー

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商売道を求めて、さまよい続け、77歳やっと面白くなってきた。
今に見てろと激流に身を投じ50年!
故郷の村は寂れ、田畑荒れ、茶摘み、草刈りに帰るのみ。

 

飲食店は5年で58%がつぶれている。

70%の飲食店のオープン予定客に、無料でオープンのお知らせのポスターを配ろうとしたが、30%の人しか受け取らないと言う事は、昨日の投稿で分かった。

何故だを考えるのは社会経済学者。

実業家はその人相手にどうやって仕事をするかだ。

普通の人達の「行動経済学的考察」

インセンティブ、報奨金の効果は有るか?

テンポスで「もっと給」制度を実行した。

こうすればもっと良くなる提案をすれば、一件800円、

白いポスターに書くよりも、赤いポスターに書いた方が目につきやすい、はい800円

食器は、ガラスと陶器を分けて並べたらどうか、はい800円

なんでもいいから、提案すれば、はい800円

なかなか良い提案があるから審査して1〜5万出すことにした。

審査員4人が、週一集まって報奨金をばら撒いた。

この制度半年で辞めた。

提案が少なくなって審査員4人集まって4〜5位しか提案がこなくなった。

パートにも社員にも、残業で1000円稼ぐのに1時間かかる、何でも良いから提案してくれと催促しても「ふぁーい」なんて気のない返事。

止めだやめだ!

似たような事は幾らでもある。

あさくまでは毎月全店の推奨販売実績のデータを取っていた。

調べてみるとその月の上位20人は、毎月入れ替わりながらいつも40〜50人の人達で占めている。

報奨金も無くて頑張ってくれているのだから、1位3万 2~5位2万 6位~20位5000円払うことにした。

20万/月の経費

50人に報奨金を話をしたら、大喜び!やる気満々。

それまで毎月1000個売れていた。

さあどうでるか楽しみだ。

やってみた7月の実績は1006個、報奨金の効果は無いのかよ。

6増えたなんて誤差だよ誤差。

翌8月は、毎週目標を発表させた、その結果678個

お盆で客が多くてそんな推奨品の話なんてしてられません!だって。

効果なしだが決めたから払うものは払った。

9月は、成績の良い100人に、毎週目標と実績を報告させた。結果987個

色んなことをやって10月以降1000〜1100を、行ったり来たり。

一年240万払ったが、効果なし!

こんな例は枚挙にいとまがない。

この人達は金に無頓着かと言うとそうでもない、ある月2〜5位の人に二万払うところを間違えて1万払ったら、

即日1人もかけずに4人からクレームが入った。

目標に向かって努力しないが貰えるはずの物が足りないと、直ぐにクレーム!

そうかと言ってこの人達は常時実績を上げてくれている。挑戦しないが、働き者たちだって事。

お礼金であって、刺激策にはならない。

自分の周りを見てみれば分かる

人生の成功者になろうと挑戦している人が何人いる?

この1ヶ月挑戦した事はなんですか?と聞いてみなさい。

経営者に聞いても同じ事。

なになにをしたと答えたら、その事を続けていると成功に近づきますか?と聞いてみてください。

みんな真面目に働いていて、怠け者は少ない。

ただ目標がないか、有っても目標に向かっての挑戦をやったりやらなかったりで、10年経っても現状維持してれば良い方で、下手をすると、誠実にやっていて衰退に向かっている。

飲食店を救う方法がないのか!ある!ある!