しけたロックにゃ飽きちまって
ちっぽけな金を
稼ぐ為にここにいるのさ…
中略
そのままの俺で
のんだくれて
ギターを抱いて
消えて行きたい…
ギターのアルペジオとハープで始まる
この曲は
沢田周二そのものだったように思う
本田恭章氏似の(褒め過ぎか…?)
痩せっぽちのあいつの歌う歌は決して
技巧的ではなかったけど
心に引っかかる何かがあって
人を惹きつけて離さなかった
90年代の初頭だったと思う
当時人気のあったテレビ番組”イカ天”
にあいつのバンドLAZY BLUEが出演
”のんだくれ''を演奏した
辛口の審査員の方が、珍しく
音楽的な視点ではなく
『この曲は彼の人生そのものなのかも知れない』
というニュアンスの神妙な意見を述べられた
事を覚えている
その後、自分でバンドもやりながら
BOROさんのバンドでギターを弾いてるって聞いて
嬉しかったっけ
カセットテープ
伸びてなくて聴けたよ
良い曲がたくさんあるね
ロックンロールだからさ
ちょっと斜に構えて
無頼ではなく
負け犬を気取るんだ
ジョニーの映画を観たら
どこか周二とダブって見えた
ALL OR NOTHING
さよならも言わずにわかれてから
17年位になるのかな
こんな暑い日だったんだろうか
相変わらず
俺の中でお前の歌は生きてるよ