NAOYA PRODUCE『わが家 -或る作家とその妻そして女中の記-』を見てきた! | 徒然森沢屋

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向かうはBOX in BOX THEATER。

石橋直也さんプロデュースの『わが家 -或る作家とその妻そして女中の記-』を見てきました。



舞台は昭和25年、金沢にある、とある作家の自宅。
とはいえ、そこにいるのは女性が2人。
一人は作家の親戚、もう一人は作家の「最後の女中」。
家を残し将来的には記念館にすべく、新聞広告の呼びかけで集めたファンに出資をお願いするべく、作家の過去を女中に語らせるが…という導入ですが、明日まで公演があるので、ネタバレしない方向で。

Twitterにも書いたけど、人の愛の形とか想いの形って、本当にそれぞれだよな、と。
大事だからそばで見守りたい、助けたい。
大事だから苦労をかけたくない。
大事だから心配して、怒って、泣いて、託して。
いろんな大事が詰まった2時間15分でした。

女性陣、とにかく所作が美しかったです。和装組は特に。
桂さん、相変わらずチャーミングな役柄でした(*´ω`*)

お目当てのおのさん、出番は少ないけれど一石を投じる大事な役どころ。
ちょっと皮肉が入った感じ、好きだなぁ。

初めましての役者さんが半分くらいかな?
不思議と皆さん、肩の力がふっと抜けたような演技をされているように感じました。
こういう舞台だと、見てる側も変に力まないからいいなーって。

石橋直也さんの作る世界を見るのは何度目だったかな。
割とダークな作風なんですけど、作りが丁寧で無理矢理感がないところと、当たり前の人間がそこにいると思えるところが好きです。

虚構と現実がない混ぜになった世界は明日まで。