ジ~パンズデニム公演 『さらば、愛しの映画ホテル』感想 | 徒然森沢屋

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【10/31(水) 銀座みゆき館劇場】

出演者の西脇さんからチラシをいただく機会があったので、見に行ってきました。
初日のスターバージョン。
この劇団のお芝居を見るのも初めてだし、劇場も初めて。
当日まで行けるかどうか分からなかったので、受付で当日券があるかどうか聞いたら大丈夫とのこと。
…あ、そういえばチラシに当日3800円って書いてあったのに、その場で言われた金額が4000円で、あれ?って思ったり。
直後、受付の方が誰かから聞いてきたのか訪ねてきたので、咄嗟に西脇さんのお名前を出してしまいました…チラシもらった時に自己紹介した記憶がないので、誰だコイツって話になってなきゃいいんですが…

劇場は、小規模というか、狭いという印象。
客席数が100くらいかな。
舞台も決して広くないのに、一目でホテルのフロントと分かるセットがしっかり組まれてる。
それだけで舞台がいっぱいになっちゃってるくらいにリアルなセット。
うーん…この狭さで、それなりに出演者もいるのに(全員乗れば11人)、こんなに精巧なセットを置いとく必要があるのかなぁ…なんて余計な心配をしてるうちに開演。

***

舞台はとあるホテル。
その日はオーナーが直々に、今後どうするかを言いに来る予定。
翌日から改装になるか取り壊しになるかという状態のフロントに、電話がかかってくる。
ホテルで映画のロケをしたいとのこと。
これは起死回生のチャンスと期待したのに、何とそれがAVの撮影。
ホテルのオーナーは超潔癖症で、過去に同じような撮影隊を受け入れたマネージャーをクビにしたこともある。
そして、主演女優はフロントマンの元カノだった!
何とかオーナーを誤魔化さなければと慌てふためくホテルスタッフ。
最終的にはたまたまその日に宿泊していた一般客も巻き込んで、撮影もホテルもどうなっちゃうんでしょう?…というお話。

***

撮影隊が来たあたりからエンジンがかかってきたかなーって印象でした。
それまでのテンポがいまいち…あ、でも、だらけてる感が出たから良かったと言えば良かったのかなぁ。
女性スタッフが早く帰るとか何とかごちゃごちゃしてるのがしつこすぎたのかな。
撮影隊が出て来て、AVだって分かってドタバタして…エンジンはかかってきたけど、ちょっと締まらない。
何でかなぁって考えてみたんですが、声が聞き取りにくかったというのが一つの要因かなと。
劇場の構造上の問題なんでしょうけど、特に男性陣の声がこもっちゃうんです。
序盤から中盤にかけては説明的なセリフも多いわけで、そこで声がこもって言葉が伝わってこないと、舞台の世界に入りにくくなるというか。
ちょっともったいないなぁと思いました。
要所要所に笑いをちりばめてくれてるから、尚更。
でも、オーナーが出て来て引き締まりましたね。
それまでぼんやりしてた色んなイメージがまとまった感じ。

AV女優役の方が2人出てきますが(そのうちの1人が西脇さん)、二人とも足が綺麗で鼻血吹きそう(笑)
でも、一番思い切りがよかったのは宿泊客役の方ですかね(^^;
舞台上であそこまで自分で脱ぐって、結構すごいことだと思うので。

と書いたものの、別にお色気満載18禁な舞台ではなかったです。
エロくならないセクシーさとか、冗談で済む程度の下ネタとか。
健康的で、見る側が気まずさを覚えなくて済むレベル。

で、最後まで気になってたリアルなセットですが、最後に奥の「EV」の表示を「AV」に変えてしまったことで、見事に役割果たしたなと思いました。
物凄い台無し感!(※注:褒めてます)
きっちり作ったセットじゃないと、この台無し感は出せないし、ここまで笑いも起きないわ…やられたなぁ。

全体的に、コメディとしての質はいいなぁと感じました。
変に下ネタに走り過ぎることもなく、言葉遊びに終始するようなこともなく、内輪ネタが出るわけでもなく。
見る側が深く考えることなく素直に笑える、そんな舞台。
楽しい時間を過ごさせていただきました(^^)
ありがとうございました。