東山、プレオープン、サスカッチお供えとリアン | 猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

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闘病中、18才、16才の母娘猫と暮らし美術や動物、演劇、旅、ガーデンが好きです

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サスカッチさんがついになくなりました。野生由来の貴重な血統で繁殖望まれましたが。

最初に動物園に通い始めたころはメスと同居していました。

今時の白熊舎は泳ぐのが観られるガラスですが、東山はもう。

こありくいの赤ちゃんにもサーバル仲良しペアにも会えない。

https://www.youtube.com/watch?v=IAKuNbxWtC8&feature=share

じゃれ合うサスカッチ、メスと

 

 

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サスカッチは国内最高齢のオスだったようです、野生由来で貴重でしたが子孫に恵まれませんでした。

ポリタンクに入った魚をカラスに奪われつつ、気にしないでゲットしていました。

 

 

ホッキョクグマのサスカッチ(オス)が30歳で亡くなりました。今年1月から急激に体調が悪くなり、この頃から屋内のみでの生活となり観覧も中止としました。多くの方から愛されたサスカッチ。今まで話してこなかった、その後のサスカッチの頑張りについて書きたいと思います。当初、食欲不振・動作が悪くなるなどの症状が現れ、大事を取り屋内での生活を送っていました。その後、陰部からの出血もあり痛みもある様子。肥大していた陰嚢(いんのう)を摘出手術し精巣腫瘍であることを確認しました。また、検査により基礎疾患もいくつか認められました。大手術でしたが、獣医師により無事終了しました。サスカッチは偏食になりましたが食事量も回復してきました。我々も彼が「今日はどんな嗜好なのか?」日々、様々な食事を提供して食べる姿を見て、さらなる回復を期待しました。

 

術後、少しずつ動作も増えてきました。
しかし、3月に入ると食欲にもムラが出はじめ、毎日の中で体調の変化がみられるようになってきました。
3月末。少しでも回復に向けての刺激になればと一時的にガラス越しの展示を再開しましたが、やはり高齢であることや疾患があることなどにより、体力の低下も見えてきたので再び観覧中止としました。

サスカッチの体調を心配くださる方々には姿をお見せできず申し訳なく思いましたが、担当者・獣医はじめスタッフ一同、彼の回復を信じ、治療とケアに集中するための判断でした。

その後、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時閉園。
皆様に心配な気持ちを残したままとなってしまいました。

4月中旬頃には終日寝ていることが多くなり、日に日に食欲も減少してきました。

5月6日 朝。サスカッチは本当に眠っているかのように亡くなっていました。

今回、サスカッチの闘病を通し多くのことを学びなおしました。
歩き回ることすら辛かったはずなのに彼は諦めることなく頑張っていました。
水を飲み、少しずつでも食事を口にし我々が様子を見に行くと顔を持ち上げ挨拶してくれる...。
時には無理してでも立ち上がってくれる。

我々、飼育員は食事を提供し、声をかけ様子を見てあげることしかできない歯がゆさがあります。
足を運べば起きようとするサスカッチ。静かに寝かせてあげようと入室を遠慮する時さえありました。

亡くなったサスカッチに会った時、お疲れ様の気持ちと共に命をあきらめなかった彼のすごさを感じました。
最後の最後まで懸命に生きていました。
 

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この文章と共に載せましたサスカッチの画像は、応援してくださった全ての人に現状をお伝えしようと5月1日に撮影したものです。
これが、我々が彼を撮影した最後の写真になってしまいました。
白かった被毛は茶色く変色し、丸かった顔も肉が落ち細くなってしまいました。
しかし、彼はこの段階でも懸命に生きていました。

彼を大好きでいてくださった方々、本当にありがとうございました。

最後になりますが、サスカッチ!!ありがとう!!
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動物園飼育第1係1班 野村 勇治
           渡邉 友治
           君島 久恵
           原  真実

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今日は東山動植物園プレオープン初日、9時少し前に動物園に着きました。

 

のんほいパークのような検温はなく、氏名と電話番号を書くだけでスムーズに入れました。

テレビ局もきていました。

 

ユリの花束を持った女性がいました。サスカッチさんへのお供えです。

皆さんのお手紙を読んでると、うるっときます。

もう運動場は水が抜かれ綺麗になっていました。

サスカッチさんは暑い名古屋の夏に慣れたのか、寒いときは水にあまり入らなかったとか。

サスカッチさん、有難う。

最後に療養中に寝ている姿も見ることが出来ました。

 

 

 

リアンの変顔ですいません。

 

 

ユキチと仲良くしていたり、

同じ高さの左右で寝ていたり。

このあくびの後、いつもの台で寝てしまいました。

帰宅したら例の嫌がらせマスクが届いていました。

 

追記

動物園でお子さんが動物に会え泣きたいぐらい嬉しいと。ラブ

 

アフリカ、インド、アマゾンの人々も心配

 

“コロナショック”で政治・経済・教育など社会システムの大転換期を迎えつつある今、誰もがこれからの時代をどう生きるべきか、不安を抱えている。そこで、人類学者・山極寿一、哲学者・國分功一郎、「疾病史」を専門とする歴史学者・飯島渉の3人が“アフター・コロナ”を生き抜く指針を語る。新型コロナ問題によって浮かび上がる「人間とは何か?」という根本的な問い。彼らが考える、コロナ時代の人間や社会のあり方とは?BS1スペシャル

 

人間は経済活動のために動植物の生息地を奪い収奪、それがコロナにつながった。

菌には有益な物もある。

 

山極総長の言葉は以下の憲法前文の崇高な理念に通じると思います。

われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視し

われらは
全世界の国民が
ひとしく恐怖と欠乏から免れ
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは
いづれの国家も
自国のことのみに専念して
他国を無視してはならないのであって
政治道徳の法則は
普遍的なものであり
この法則に従ふことは
自国の主権を維持し
他国と対等関係に立たうとする
各国の責務であると信ずる。

日本国民は
国家の名誉にかけ
全力をあげて
この崇高な理想と目的を
達成することを誓ふ。

てはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。

われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。