この庭はガーデナーの聖地、ホワイトガーデンで有名。リーズ城から遠くないけどバスツアーがなくて困っていたら、幸運にも親切な日本人母娘さんにコッツウォオルズから車に乗せて行ってもらった。翌年、私もレンタカーで庭巡りする決心がついた。
上の写真は入り口のアーチがある煉瓦の建物。薔薇が壁面を飾っている。下は16世紀に建てられたタワーから見た庭。ハーブガーデン、ローズガーデン、ホワイトガーデン、堀や田園地帯が見渡せる。タワーでは庭を造った夫妻の書斎を見学できる。佐久市のメアリーローズガーデンはこのタワーや、ヒドコートマナーガーデンのロングウォークのコピーがありますがなにせ規模と歴史が違うので広々として気持ちがい、夢のような時間が過ごせるレストランもあるが私は農家の人?が売りに来ていた林檎をかじった。日本と同じ島国なのに走ってみると広いくて豊か。どぎつい看板やお土産屋なんてない。目指す庭を探すのは手間かかっても回り道したら個人の素敵な庭に巡り合えるかもしれないのだ。
1930年、外交官、著述家のニコルソンと詩人、園芸家のヴィタ夫妻が荒れ果てていたこの地を買い庭を造形。ヴィタの「あなたの愛する庭に」は日本で読んだ。
かつてこの地はエリザベス1世ゆかりの一族が所有。ヴィタはエリザベス1世から譲ずられた土地を守る家系に生まれた。この夫婦は同性愛同士でお互いに恋人がいたそうだ。
タワーから見たホワイトガーデン、実際はもっともっと素晴らしい。いつまでもいたい庭だった。