法医学教室の事件ファイル21 2005 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■赤いバラ、裸の女、泣いている男、メスを入れる


空港、横浜東署の水村透(西村和彦)と二宮早紀(名取裕子)が慌ててやってくる
息子の愛介(佐野和真)が一年間の留学を終えて帰ってくる
水村は地元のサッカーチームの先輩
外人が早紀に声をかけ、自分が愛介だ、と言い張る 愛介のいたずらだった


廃墟、割れたガラスが散らばっている 蝋燭の火
女二人と男一人、七輪、薬を飲む 集団自殺のようだ
“これで全てから解放されるんだ”、と男 順に薬を飲む


二宮家、三人で食事、一馬(宅麻伸)に電話、集団自殺、一人は助かったが一人は駄目だった 一人が逃げ出して助けを求めてきたようだ 助かった女は港南医大に運んだ
一馬、続いて早紀も臨場しようとすると愛介がアメリカ仕込みの合理主義で、早紀は明日でいいのに、と意見する


男は、七輪のある死のうとした部屋とは違う部屋で死んでいた
早紀が検視、瞳孔拡大、いけすて?無し 
皮膚が赤くなっていない=一酸化炭素をあまり吸っていない


解剖、亀井幸雄(小野寺拓海)
肺の重量:280、肺も赤くない=一酸化炭素中毒じゃない
肺水腫も見られない 死因は大腿部の傷、大腿動脈に廃材の釘が突き刺さっていた


釘の長さは6㎝なのに傷は7㎝まで達していた、あり得ない、偽装殺人の可能性あり
早紀は主張するが、一馬は、“自殺しようとして睡眠薬を飲み錯乱して廃材の釘が刺さった、事故死で決まり”、と受け付けない


早紀は、神奈川医大から講義に来ている解剖学教授の五十畑崇彦(田中健)に意見を請う
傷は遺体保存のために大腿動脈からホルマリンを注入するときの傷に似ている、と早紀
“確かにそうだね”、と五十畑 しかし、釘の長さより傷の深さが1㎝長いことについては力が加わったと考えれば説明できる、と言う 人間の体には弾力性がある


早紀は教室のメンバーと現場で再現実験を行う 


《港南医科大学法医学教室》
二宮早紀、笹本未奈(藤井聖子)、永岡洋一郎(本村健太郎)、桑田良介(石橋篤史)


睡眠薬を飲み、錯乱して廊下に出る演技をする永岡、素足、廊下にガラスが散乱している しかし、亀井幸雄の足裏に傷は無かった


横浜東署、一馬が部下に殺人の疑いが濃くなった、と告げる


《横浜東署》
二宮一馬警部、水村透、有田刑事(及川いぞう)、大石刑事(浜博文)、小池刑事(川口勝也)、芝山刑事(橋本裕介)、岩本刑事(玉山博之)


入院中の田村麻里(持田真樹)、通報してきた女性、亀井を恨んでいる人物等の捜査、聞き込みを行う


水村と大石が病院で田村麻里の事情聴取
麻里は、逃げた女性について、サングラスや鬘で変装しており、顔も見せまいとしていたようだ、と証言するが、突然、“何で死なせてくれなかったんです”、と泣き出す 水村が必死でなだめる


通報者の声、録音の分析、ハンカチで口を覆いながら話しているが、20代後半から30代前半の女性のようだ


亀井の友人、ミュージシャンの村瀬健太(大橋智和)とそのマネージャーの佐々木淳(隈部洋平)、亀井は昔、バンド仲間だった 村瀬はメジャーデビューしようとしているのでやっかんでいた、と佐々木
そこに佐々木の義理の兄で音楽事務所社長の大木敏夫(西岡徳馬)、“あいつは仕事もしないでプラプラしていた、あちこち借金もあったようだ、警察には届けていないが先週、うちの金庫が破られた、亀井がやったんじゃないかとと思っていた” 村瀬が噴水傍で路上ライブをやっている


麻里が廊下に出て庭を見ている時、ひとりの女性に見覚え、首にホクロ、そこに水村、“君のことが心配で”、そして亀井が殺された可能性が出て来たことを告げる “大丈夫だから”、と励ます水村、早紀が見ていた 早紀は知っている、水村が自殺に特別の思いを持っていることを


早紀が麻里に声をかける 水村刑事が心配していたことを告げる 麻里は突然、“あの人が犯人なのかな”、と庭にいる女性を指さす “あの人が集団自殺に参加していた”


早紀はその女性に声を掛ける 神奈川医大で解剖学教室の助手をしている津田玲子(中山忍)と名乗る 五十畑の助手だった 早紀は、集団自殺の事、110番したのはあなた、と直撃する そこに五十畑、五十畑は笑い飛ばす


一馬は早紀の訴えに耳を貸そうとしない
早紀は五十畑の部屋を訪ねる 娘と二人の写真、バイオリンで留学していると言う 五十畑は津田玲子が自殺を考えるようなことは絶対ない、と言い切る


早紀はマンションの管理人にも話を聞きに行く 玲子を誉める管理人
たまに教授が車で送ってくることがあるが、中に入ることはない
ただ、玲子はずっと教授の車を見ていると言う
“あの教授は独身、結婚すればいいのに”、と管理人


村瀬の路上ライブ、玲子が見ている そこに水村、早紀から聞いて監視していた
水村が集団自殺で通報した女性ではないか、と直撃する “女の子の見間違い”、に食いつく水村、女性とは言っていないのに何故知っている 声を録音させてくれ、と食い下がる

犯人扱いに怒る礼子、“名誉棄損で訴える” 

それを佐々木が見ている


佐々木が電話しているところに後ろから忍び込んで薬を嗅がせる何者か 佐々木はナイフで反撃するが意識を失う

アイスピックが刺し込まれる


■亀井幸雄の友人、佐々木淳が殺された
発見者は村瀬健太、亀井と同じ手口で殺されていた
解剖、“間違いない、大腿動脈をキリのようなもので刺されている”、と早紀 “つまり連続殺人”、と桑田


現場から被害者とは別の血痕が発見された、犯人は怪我をしている
血液型はB型、津田玲子はA型、犯人ではない しかし、津田玲子には死んだ妹がいた


今日退院する田村麻里、早紀が見舞いに来る 麻里は早紀に打ち明ける 集団自殺を、レイプ目的で持ち掛ける者がいる 亀井と佐々木はレイプ仲間だった


玲子に近づく水村、玲子の妹は集団自殺を装いレイプされて死んだ、玲子はその復讐をしている、とみている 水村は玲子に、実行犯は怪我をしている、と吹き込む


マンションを監視する水村、玲子は誰かに連絡を取ろうとしているが電源が切られている
翌朝、玲子が赤い車で出掛ける 追う水村、さらに水村を追うものがいる 玲子が水村の追跡に気付く 踏切でまかれる水村


玲子は山荘へ、そこに覆面の人物、逃げる玲子


水村が山荘脇に停車している赤い車を発見し中に入る
地下室への隠し戸、中に入る 水槽に女の死体
女の悲鳴、玲子に銃を突き付けている覆面の人物、水村が庇い肩を撃たれる 反撃するがさらに一発、二発…
■必死で一馬に電話、息絶える


撃たれた玲子が病院に運ばれてきた 何者かが運んできた


翌朝、一馬に電話、水村の遺体が発見された
臨場、悲しみで検視ができない早紀、 “右肩に銃創”、あとは嗚咽
“泣くのは解剖を終えてからにしろ”、と一馬
手がふやけている 雨の所為か、少し爛れている
胸部に銃創が四つ、二つは背中から撃たれている 二つは正面から撃たれているが貫通していない


横浜東署、部下5人が落ち込んでいる 思い出話をしている暇はない、一馬が叱咤する


早紀は、刑事、検事を集めて解剖結果を説明する
銃弾は津田玲子を狙った 即ち、水村を殺したのは集団レイプへの復讐者ではない


大木は元暴力団関係者、銃も入手できる 事情聴取するがはぐらかされる 監視継続
愛介が輸入木材を触って手がふやけたと言うのを聞いて早紀は水村の指先を分析する ホルムアルデヒドが検出された あの日は豪雨で臭いが消されていたが、指に痕跡が残されていた

 

早紀は現場の山荘へ、そして気付く、五十畑の部屋にあった娘と撮った写真の背景だった 中に入る 臭気、地下室、水槽に入った女性の遺体
五十畑が現れた 娘の詩織(比嘉愛)は二か月前に自殺した バイオリンが弾けなくなり悲観して集団自殺に応募しレイプされた 全てを遺書に認め自殺した 津田にも協力してもらい犯人を突き止めた
“まさか釘の長さまで調べるとは思わなかった”、と五十畑
佐々木を殺したことも認める 復讐を終えるまで詩織を葬ることはできなかった “もう一人いる、そいつが津田君を狙った、悪いが君には眠っていてもらう”


意識を取り戻した早紀、ガムテープでぐるぐる巻きされた手足を自由にする
水村の顔にあった線状の圧迫痕、自分の腕にも似たような痕 バイオリンの絃だった
早紀は楽器を集め調べる バイオリン、クラッシックギター、ビオラ…
違う フォークギターが一致した 最後の一人は村瀬


五十畑がライブ会場で村瀬を探す 気付いて逃げる村瀬 五十畑は猟銃を持っている 倉庫に逃げ込む村瀬 拳銃を取り出す
反撃、五十畑が撃たれる 止めを刺そうとする村瀬、そこに一馬
村瀬を捕らえ首を絞める 部下を殺された怒り そこに早紀、止めさせる
津田玲子は命を取り留めた 田村麻里は水村の遺影に立ち直ったことを報告する

 

《参考》シリーズのリスト