主夫刑事と猛妻鑑識官の夫婦事件簿 1999 フジTV 脚本:渡辺善則 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

ラジコンカーで遊ぶ志摩勇次(橋爪功)、そこにスポーツ新聞を持った森川警部補(竹本孝之)、張り込んでいて、今、逮捕劇が始まろうとしているようだ
二階のガラス戸が開き、外国人が飛び降りる とびかかる森川、ラジコンカーから液体噴射する志摩、銃を取り出す外国人、志摩の腹を掠った


病院、大関警部(遠藤征慈)と森川、そこに鑑識官の志摩真紀子(小柳ルミ子)、“どうして一番年配のうちの人が危険な目に”、と大関に迫る
 

3年後、娘と息子が家を出たのを契機に、33年間勤めた警視庁を、警部補で依願退職、主夫になった


朝、テレビニュース、友人の三上誠一郎(伊藤昌一)が銀行から出向しているゴンドー運輸の営業部長が贈賄で逮捕されたことを報じている 三上は副社長、志摩が電話して案じていることを伝える 三上は感謝し、明日会うことになった


■マンションで三上が死んでいる
新宿南署の五木田(土屋良太)が警視庁捜査一課の大関と森川を迎える このマンション、やくざの姿がある ある信用金庫が抱えた不良債権らしい

 

23時死体発見、死後2-3時間
鑑識の真紀子臨場、三上の死に驚く
通報した女性、隣人の小日向千明(椎名ルミ)、何故、夜遅く三上の部屋に行ったのか、はっきりしない

 

解剖の結果、死亡推定時刻は20-21時、死因は嘔吐物が喉に痞えたことによる窒息死
 

病死と聞いて納得ができない三上の妻 靖枝(泉晶子)
真紀子も、倒れている腕の向きなどから不自然さを感じているが、解剖の結果を覆すには根拠が弱い
専務の九鬼正勝(藤原喜明)は、健康診断で三上は高血圧と診断された、と言う
140-100、薬を飲むほどではないと医者には言われた、と靖枝
“お酒を飲み家庭用サウナに入った”、と大関
“主人は風呂ギライ、サウナなんか使わない”、と靖枝
九鬼は、三上が賄賂工作の責任者だった、と言う
社長の権藤公康(吉見一豊)は、私はボンボンの三代目、実権は銀行から派遣された三上が握っていた、と気弱そうに語る
権藤は、さも三上が責任を感じて悩んでいたかのような話をする

 

“金に罪はない、使う人間の問題だ”、が三上の口癖だった 志摩は、三上が賄賂工作などするはずがないと思う
あのマンションは三上の父が住んでいて、死後、三上が仕事用に使っていた
三上が志摩に話そうとしていたこと、靖枝からマンションの鍵を預かり探すことにする
真紀子は、解剖しても病死にしか見えない方法などあるのか疑問だった 志摩のアドバイスで、法医の脇田小十朗(犬塚弘)に解剖所見を見せて意見を聞くことにした

 

靖枝の話、三上は閉所恐怖症だった 狭い家庭用サウナなど入るはずがない
 

マンションで家探しする志摩のところに隣人の千明がやってきて話しかける
三上の父、そして三上とは親しくしていて、三上の父からは毎月3万円、三上からは5万円貰っていたと言う 買い物をしてあげたり、お風呂で背中を流してあげたり
驚く志摩、三上の父は元校長先生、堅物のはずだった しかし体には触れなかった、紳士だった、と千明


やくざ者が絡んできた 兄貴分の方は志摩が元刑事であることを知っていた


警察は解剖所見から三上の死を病死として捜査を打ち切った
志摩は森川をたきつける
真紀子が法医の脇田小十朗を訪ね、病死のようにして殺害する方法を聞く じわじわと酸欠状態にすれば可能なようだ

 

九鬼が靖枝のところへ退職金の小切手を持参する 6千5百万円 恩着せがましく自分が動いて実現させたことを説明する そして、三上が会社から持ち帰った書類を渡すよう求める
 

森川は、事件の夜マンション前に自転車が止められていたことが気になって探っている
さらに、権藤と九鬼が、マンションから自転車で10分しか離れていないバー「あやしげ」にいたことを調べ上げた 森川と真紀子が昼休み、弁当を食べながら情報交換している
志摩は「あやしげ」に行き、三上のボトルがあるのを発見する 事件当日の権藤と九鬼のアリバイを聞き出す そこに九鬼がやってきて、探り回る志摩をつまみ出す
志摩は秘密兵器を使い、九鬼の車のトランクの鍵を開け、中に自転車があることを確認する

 

あの日、九鬼は一歩も店を出なかった、と言う
権藤は、ママ(クノ真季子)の誕生日がその日だったことを初めて知ったふりをして、銀座にバースデーケーキを買いに行き30分で戻ったと言う それならばマンションへは行けない

 

警察に圧力がかかったようだ 真紀子も上司から、“亭主に妙な動きをさせるな”、と注意された
森川は大関に隠れて調査を続けている 権藤は、ケーキ屋で事前に予約を入れていた

 

志摩は、千明に、三上の部屋で万年筆を見なかったかを聞く 重要な書類が入っていること、開け方にコツがいることなどを話す 立ち聞きするものがいる 追いかけるが逃してしまう 近くの公園に権藤がいた “自分はサッカーボールと同じ、あっちに蹴られこっちに蹴られ”、と無力さをアピールする 志摩は、権藤が三上を殺したのではないか、と鎌をかける そこに足を引きずる九鬼がやってきた “立ち聞きしていたのはお前か”、と志摩
権藤は態度を変える 志摩に、“総務の副部長としてうちに来てくれませんか”、と言う

 

万年筆を持っている千明
 

■千明が殺された 屋上から突き落とされた
 

ケーキを取りに来たのは九鬼だった
その後「あやしげ」に行き、権藤と合流、その後、権藤は店を出て自転車で三上のマンションへ 殺害後店に戻り、九鬼の車からケーキを出し店へ入った、と言うことのようだ

 

やくざの兄貴分の名は辰巳彰(草薙良一)
昔、志摩の取り調べを受けたが、他の刑事と違って、話をよく聞き釈放してくれたため恩義を感じていた 情報を持ってきた 千明は三上の部屋から出てくると必ず誰かに電話していた 頼まれて三上に接近していたようだ

 

志摩は、窒息させる方法としてドライアイスを使う方法ではないかと考えた
 

森川は、権藤が事件の日にドライアイスを10㎏運び出したことを調べ上げた
 

権藤が、別荘に陸運局の神崎局長(清水章吾)を招く
志摩は盗聴器を使い密談の内容を探る 神崎は権藤と手を切ろうとしている
そうはさせない、と権藤 万年筆の中に覚書が入っている
千明は万年筆を持っていた 千明は権藤にお金を要求したため、殺されてしまった
しかし、千明の携帯を見つけた志摩は、そこに録音された二人の会話を聞いていた
志摩はからくり万年筆で権藤を翻弄し覚書を奪う
その覚書には権藤と神崎の両名がサイン、三上の名は無かった
権藤は、家庭用サウナにドライアイスを入れ、三上を窒息させていた