科捜研の女Season19 最終話 20年目の榊マリコ 2020 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

公判、被告人最終陳述、“キレイは汚い、汚いはキレイ、私は狩野篤文を殺していない”
裁判員協議の前にお伝えしたいことがある、榊マリコが法廷にやってきて裁判長に訴える “20年前の事件の真相です”


二か月前、20年前の殺人の指名手配犯、芳賀悦郎(田中要次)が逮捕された
神戸で起きた事件だが、科警研の橘つかさ(檀れい)が再鑑定に榊マリコ(沢口靖子)を指名した
橘つかさの代理で説明に来たのがマリコの父で科学鑑定監察所の監察官 榊伊知郎(小野武彦)だった
“加美鳴沢写真家殺人事件”、被告人は犯行を100%否定しており、弁護士も20年前の鑑定の証拠能力に疑義を抱いている


事件は、2000年3月5日、被害者 狩野篤文(比留間由哲)の別荘「雷冥荘」で起きた 兵庫県ではあるが、京都府との県境に近い「津炭山加美鳴沢別荘地」


科捜研の榊マリコ、橋口呂太(渡部秀)、涌田亜美(山本ひかる)、捜査一課の蒲原勇樹(石井一彰)の四人が現地確認にやってきた
管理人の猿渡一造(多賀勝一)から話を聞く
事件当日、パーティーがあった 別荘地に入る車は、都度管理人がゲートを開けて出入りできるが、最後にゲートを閉めたのは18時、管理人は帰った


別荘は売りに出されたが、事故物件のため売れずそのままになっている


捜査資料の確認、
当日別荘にいたのは狩野の他、元妻で元女優の篠崎市香(河井青葉)、小説家の芳賀悦郎、バイオリニストの山木弾正(東根作寿英)、元グラビアアイドルの江草薫子(宮地真緒)、狩野のアシスタント 森月孝也(岡嶋秀昭)の六人の男女
19時から夕食を兼ねたパーティー、そこで狩野と芳賀が揉めた 小競り合いもあり芳賀は左手親指に傷を負った その後、狩野はアトリエに籠り現像を行った
翌朝9時、狩野が朝食に現れないため妻の市香がアトリエに行き、猟銃で腹を撃たれた狩野を発見した 死亡推定時刻は1-3時 その時、芳賀の姿は消えていた


別荘から持ち帰った証拠品の分析を、所長の日野和正(斉藤暁)、宇佐見裕也(風間トオル)も加え手分けして行う 猟銃の指紋鑑定(日野)、防犯カメラ映像解析(亜美)、ショベルに付着した土の成分分析(宇佐見)、銃弾の線条痕鑑定(橋口)、付着血液鑑定(マリコ)


ゲートの映像、11時12分、山木の車in、芳賀同乗、30分後、江草薫子の車in、16時過ぎ雑貨店の軽トラックin、18時2分out、これ以外の車の出入りは無かった


血痕は全て被害者のものだった


ショベルの土は一般的な腐葉土、血液等は検出されず ヤマトカズラとワザクラソウの種子が含まれていた


猟銃の指紋は狩野と芳賀のもののみ 芳賀の指紋は食事で使ったグラスの指紋と照合していた


神戸地方裁判所で行われた「公判前整理手続」に出席するマリコ、他の出席者は、裁判長の根本佳枝(まつむら眞弓)、弁護士の高西直人(谷口高史)、検察官の城崎修(平野潤也)、そして被告人の芳賀悦郎
再鑑定の結果を報告するマリコ、“芳賀が狩野を射殺したとする証拠は見つからなかった”
理由、猟銃から検出された左第一指の指紋には傷が無かった コップからは、傷を負った左第一指の指紋が採取されている 従って、銃の指紋は、怪我をする前に付着した
即ち、芳賀が狩野を銃撃したという証拠にはならない


真犯人を見つけるまでは再鑑定は終わりじゃない、とマリコ


第一回公判では、検察側の証人として他の四人が呼ばれた
《証人1:篠崎市香》狩野と芳賀の間で起こった言い争いの原因、薫子を巡って、三流小説家、エロ写真家、と罵り合いを始め、エスカレートしていった


《証人2:江草薫子》被害者とは割り切った関係だった 芳賀にも言い寄られたがタイプじゃないので断った


《証人3:森月孝也》写真以外の雑用にこき使われていたが、先生を尊敬していた


《証人4:山木弾正》狩野とは高校・大学と一緒に過ごした 大学では芳賀と3人がつるんでいた


芳賀は山木を、狩野の腰巾着、と罵る 山木は市香に横恋慕していた、とも 山木はアリバイを聞かれ、1-3時、自分の客室に市香といた、と証言する


当時の鑑定、四人から火薬残渣は出なかった しかし、入浴したり着替えれば証拠隠滅は可能であり絶対ではない


土門薫(内藤剛志)がマリコを訪ねて来た 事件の話、芳賀は何故20年も逃げ続けていたのか、逃亡中も逃亡をテーマにした小説を書き続け、編集者は別名義で発表していた
マリコは気になっていることがある 父が、裁判員の一人と顔見知りであること 土門が調べることになった


狩野の遺作の写真集が出た、と、蒲原が持ってきた
「追憶の雷冥荘」、あの夜現像していた写真も含まれている
窓の外、心霊写真のようだ しかし画像が粗い


土門が榊伊知郎を誘う 単刀直入に聞く 何故再鑑定を娘に持ってきたのか、裁判員の一人と会っているのをマリコは見ていた
実は、矢部晋平(六角慎司)といって私が科捜研の所長時代良く通っていた定食屋の店員だった 顔なじみになり釣りに連れて行ってもらうようになった その後神戸の実家に帰った 先週突然電話がかかってきた 裁判員になったが、あの事件現場近くに住んでいてあの写真家を見たこともある 裁判所の問いに事件関係者と関わりはないと答えたが良かったんだろうか しかし、事件には興味がある 捜査では何か見逃しているのではないかと思っている、と言っていた


蒲原の調査結果、矢部は当日、食料品を運んだ雑貨屋の店員だった 窓の外に写っていたのは矢部だったのではないか


■京都市内、変死体発見 矢部だった
後頭部に裂傷、頭蓋骨陥没、レンガに血液、毛髪、微物
死因は脳挫傷で間違いない、と風丘早月(若村麻由美)
成傷器照合、付着物、赤キビ。オート麦、ニガシード


矢部は実家の工場を手伝っていた
矢部の部屋の家宅捜索、事件のことが載った週刊誌があった
矢部は頻繫に京都に行っていたようだ 山木、市香、薫子は京都にいる
亜美が男子のお宝を見つけた 江草薫子のグッズ、そして生写真


窓の外の人物、雑誌社から取り寄せた写真、矢部ではなかった


「期日間整理手続」、出席者は「公判前整理手続」と同じ
マリコが矢部の話をする 雑貨屋の車、入り16時8分、出18時2分
後輪と荷台の隙間、サスペンションの沈む深さ、90㎏減っていた
男一人を乗せて入り、中で降ろした


矢部の自宅から江草薫子の盗撮写真、配達当日に盗撮していた
マリコは窓の外にいた男の写真を示す


再度、雷冥荘へ 男が撮影された場所、近くに物置、事件当時は捜査対象外だった
中に一斗缶、燃やした跡、35㎜フィルム、一斗缶の下に鳥の羽毛


アトリエ、血が飛び散ったはずの場所にはオームの鳥かごがあったはずなのに鳥かごは押収されていなかった ということは、犯行時、鳥かごは無かった オームが鳴くと犯行に気付かれるので持ち出しておいた オームの世話はアシスタントの森月がやっていた


森月に確認、森月は否定、事件後、オームは市香が引き取ったと言う
蒲原の調査、狩野の学生時代、ロック喫茶の屋根裏部屋、芳賀と山木の三人で闇カジノを開き、新入生などから金を巻き上げるなどあくどいことをやっていた
そのロック喫茶は一度潰れかけた 20年前、春休み、マスターが夜逃げした


仙道重則(山口竜央)、前歴は無かった 免許証のデータベース、写真、窓の外にいた男だった
焼け残っていた35㎜フィルム、仙道が殺されようとしている写真、オームも写っている


仙道は埋められているに違いない ショベルに付着していたヤマトカズラとワザクラソウの植生場所
地中探査レーダーを使い白骨遺体発見 その場所は兵庫ではなく京都だった
40代男性、身長180㎝前後、舌骨が折れている 絞殺の可能性
頭蓋骨、スーパーインポーズ、仙道と一致


矢部の解剖結果、気管と肺の病変、
35㎜フィルム、コンパクトカメラに残っっていた指紋、焼け残りフィルムの復元


マリコは神戸地裁へ、冒頭のシーンに続く


芳賀悦郎は狩野篤文を殺害していないが、仙道を殺そうとしている男の左第一指に傷、芳賀と一致
“小さな傷が一度は俺を救い、今度は奈落の底に突き落とす”、と、芳賀
狩野、芳賀、山木は仙道に脅されていた
三人は、仙道を別荘に呼び込み殺害しようとした 金を渡すから別荘に来い 但し、人目に付かないように
仙道は、矢部にお金を渡し、軽トラックに乗せてもらい別荘に入りm、物置に隠れた
深夜、三人は物置で仙道を殺したが、狩野は芳賀が船頭の首を絞めるところを撮影した
最初から芳賀一人に殺人の罪を着せようとしていた


コンパクトカメラから採取された指紋は市香のものだった
矢部はプシタコシス(オーム病)に感染していた 凶器のブロックには赤キビ、オート麦、ニガシード、ヨーロッパ製鳥類の餌、日本に輸入したのは市香だけ
矢部は、市香がオームを運び出しているのを目撃していたことを、店に来て話した


市香が狩野を殺した訳、山木は関係ない 狩野の目が薫子に向いた 彼の目を永遠に自分に止めておきたかった

 

《参考》シリーズのリスト