タクシードライバーの推理日誌32 殺人ツアーの乗客 2013 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

不況、タクシー業界も同じ、新企画、タクシーで行く小京都二泊三日の旅
一日目は長野県松本市・安曇野観光、二日目は小布施と松代を回り上高地を経由し飛騨高山へ、三日目は高山を観光して東京に戻る


夜、1646 夜明日出夫(渡瀬恒彦)車、ガード下の近く、慌ててタクシーに乗り込んできた女性、バッグをひったくられそうになった、と怯えている 警察へはどうします、と夜明、逆恨みされたくないので届けない、と女性 料金3,500円、証言が必要な場合に備えて名刺を渡す


長野県松本市、夜、飯塚宅、立入禁止の看板がある場所で穴を掘っている人物がいる 古びた包丁を掘り出す


夜明車に連絡、速水様から指名、夕べの客だった 女子高生と二人、高校から神保町へ
車内で、娘が母親に、未婚で産んだことに不満を漏らしている
高校で降りた娘、写真を取り出し、“私にもひみつがあるんだなぁ”、と呟く 父親の写真のようだ


マンション、管理人の挨拶を無視する住人、“相沢”、新聞を取りに来ただけのようだ


女性は、旅行会社「JSツーリスト」でツアーコーディネーターをやっている速水真琴(葉月里緒奈)、「JSツーリスト」は、夜明が働く「大同交通」と提携して二泊三日の旅を企画した会社で、企画を考えたのが速水真琴だった 運転手は夜明が務めることが決まっている
縁があるようだ


相沢の部屋を水商売風の女性が訪ねる 返事がない 鍵が開いているので入る
■相沢が倒れている 死んでいる


「グリーンヒルズ藤が丘」、世田谷西署の馬場(正名僕蔵)が捜査一課の東山と国代を迎える 野次馬の中に速水真琴の娘 理沙(荒井萌)がいる


被害者は相沢孝之(大高洋夫)46歳、健康補助食品の製造販売会社「イイヅカ・フーズ」勤務 死因は脳挫傷、頭部を硬いもので殴られている 髪に付着物、塗料のようだ
10時に三橋香奈枝(澪乃せいら)が発見した
死後1-2時間、8時頃、管理人が被害者を目撃しているので、犯行時刻は8時過ぎから10時の間と言うことになる 部屋が荒らされた様子はない 財布・通帳・携帯は持ちされれていない


東山と国代は、「イイヅカ・フーズ」お客様相談センター室長の新藤久美(あめくみちこ)を訪ねる 相沢は副室長だった 仕事上のトラブルはなかったか、という問いに、職務上クレーム対応する部署なので、と新藤 最近、相沢が対応したクレームのデータを用意していた 女性3名、2名は主婦、1名は旅行会社のツアーコーディネーターだった


東山と国代は次に「JSツーリスト」を訪ねる そこでアルバイトしているあゆみ(林美穂)を見かけ驚く
“速水真琴さんに2,3確認したいことがある”、と東山

真琴の話、
クレームに対し、相沢がマンションを訪ねてきて詫びた その時、二人とも松本出身であることをしり昔話をした トラブルはなかった
相沢の部屋に、ツアーのパンフレットがあった件、飯塚社長も松本出身であることを知り、第一回のツアーに二人を誘っていた


松本市、飯塚宅の前で手を合わせる白髪の女性、庭が掘り返されているのが目に入り、中に入って確認する
“山田さん、いい加減ここに来るのやめなよ”、と隣人
“いいのよ、私は呪われてるんだから”


速水真琴が企画した小京都の旅に悪態をついている山田恵子(草笛光子)、“過去に呪われた女はバカタレ、バカタレは一人で十分なのに”


朝、夜明宅に東山と国代、馬場、「JSツーリスト」の速水真琴について聞きたい 夜明はアリバイを保証する


「イイヅカ・フーズ」飯塚社長の事情聴取、“うちはワンマン経営、争いごとのようなものはない” そこに速水真琴がやってきた 室長は社長の旅行参加に反対するが、“行くよ、私は”、と飯塚社長


旅行の出発日、速水真琴のマンション前で待っていたのはあゆみだった 真琴はここで初めて夜明とあゆみが親子であることを知る


殺された相沢のPC、消去されていたデータの復元、ここ半年で寄せられたクレーム7件、どれも製品を摂取して健康被害を起こした、というもの めまい、嘔吐、発疹、ひどいものは嘔吐が三日以上続いた
しかし、相沢の携帯には、事件の第一発見者 三橋香奈枝から、事前にクレーマーの名前と連絡先が送られていた=二人でクレームを偽装して見舞金を横領していたようだ


タクシーで三人の旅、飯塚社長、真琴、そしてドライバーの夜明
長野県、穂高駅、穂高神社観光、飯塚が真琴に、自分は入り婿であることを明かしている
飯塚家は元庄屋、名家の娘だった妻は亡くなっている 今日は十七回忌 法要の後の会食、“むごい死に方だった”、とひそひそ話


山田恵子がやってきて飯塚に挨拶する 供物を持ってきたがすぐ帰る 恵子と真琴の目が合う 帰る恵子を追いかける真琴、“私はあなたにここに来て欲しくなかった”、と恵子 娘の理沙が来ている 驚く真琴 “この子とはメールで連絡を取り合っているの”、と恵子 “この子は私の孫、来年から松本で二人で暮らす”


男がやってきて飯塚が迎える 漬物屋、トラックにシャベル


真琴は飯塚と夜明に、夜は別行動で明日朝8時集合と告げる


飯塚が真琴に、山田恵子との関係を聞く “近所に住んでいた知り合いです”、と真琴


真琴は夜明に声をかけ、時間を貰う 事情を説明する
=理沙の父親は山田隼人(出合正幸)、松本北署に勤務する警察官だった 16年前に起きた事件で失態を犯しそれを苦にして自殺した その時妊娠二か月だった 迷った末、松本を出て東京で出産した 失態とは、通報があり出動しようとしたがパトカーのキーを失くし出動が遅れた、と上司Aは言った 山田君は婚約者に子供が出来たということで気持ちが上ずっていたのではないか、と上司B
妊娠したせいで息子が死んだ、と恵子は言った 恵子は私の所為で息子が死んだと思っている=


松本にやってきた東山と国代が夜明を起こす 真琴から電話
■“飯塚の死体が穂高川の川原で見つかった”


松本北署の辰巳刑事(梨本謙次郎)に挨拶する東山と国代
鋭利な刃物で腹部を刺されたことによる失血死、死亡推定時刻は0-2時、財布などは奪われていない “奥さんと同じ死に方をするとは”、と辰巳 辰巳の話、
=飯塚の妻 飯塚真由美(江口ナオ)は16年前の昨日、強盗殺人犯に殺害された
犯人は強盗目的で飯塚家の庭に侵入、交番に連絡したがパトカー出動が遅れ殺されてしまった 山田隼人は先輩警官の相沢孝之と出動し、殺されている真由美を発見した=


飯塚は、妻を死なせた側の相沢を雇い、会社の金を横領しても首にしなかった、と東山 夜明は、真琴が、失態を犯して自殺した警察官の婚約者だったことを教える
そこに真琴、ツアー中止を伝える 東山は真琴を疑っている、と言い、アリバイを聞く 夜明が真琴を庇う


辰巳から東山に電話、“ガイシャが女と会っていた”
山田恵子だった 22時頃会って、生涯学習プログラム支援のお礼を言った、と説明する


山田恵子が東京に向かう それを監視する人物がいる


交番に、古新聞(1996.11.11)でくるんだ錆びた包丁を置いたものがいる
「JSツーリスト」に、請求書を持ってきた夜明、そこに東山と国代
包丁から飯塚の指紋と身元不明の指紋が検出された
夜明は神谷警部(平田満)に電話する 交番に包丁を持ち込んだ人物ではないか、として漬物屋のトラックに乗っていた男を指摘する 荷台にシャベルがあった
その男は守屋紀彦(大鶴義丹)41歳、三立漬物の店長、16年前は飯塚飲料の社員だった 今朝から行方を晦ませている


真琴の家に恵子が来ていた 真琴は驚く
理沙は、父親が自殺したことを知っていた 即ち二人はラブラブではなかった、と理沙は考えている “私は望まれて産まれた子ではないんだ”、と苦しんでいることを母親に伝える


1646 夜明車に真琴から、よろこぶ夜明
元気がない 皇居の周りをぐるぐる走って欲しい、と真琴

車中で、隼人との出会い、妊娠を告げた時のこと、そして亡くなった、と聞いた時のことを思い起こしている
バーで一杯飲んで帰る、という真琴を、夜明が自宅アパートに誘う


あけぼの荘、父親が自殺したことを理沙はずっと昔に知り、私が話すのを待っていた 気付かなかった あの子は一人で苦しんでいた
“私は母親失格”、という真琴に、夜明、“結論は急がない方がいい”


アパートに泊ってしまった真琴、理沙が心配して電話をかけてきた そしてあゆみ登場、誤解する


漬物屋の倉庫で発見された絵は、16年前、飯塚宅から盗まれたものだった 包丁のもう一つの指紋は守屋のものであることもわかった


恵子が大同交通へ、夜明に本心を明かす
真琴には今を生きて欲しい、今を、未来を、なのに過去を引きずっている 自由な時間を与えてあげたかった


守屋が恵子を監視している 一人になった恵子に守屋が襲い掛かり、夜明が取り押さえる しかし守屋は16年前の犯人ではなかった
あの日の夜、言い争う飯塚と恵子を見たので、恵子が飯塚を殺したと思い問いただしに来た


16年前、生命保険金一億円と美術品の保険金五百万円が支払われた 飯塚家の財産は全て飯塚のものになった その金で東京に出て事業を成功させた


飯塚は妻の真由美に電話させた後、飯塚が真由美を殺した 相沢はその片棒を担いだ 山田隼人は二人に嵌められた


理沙が相沢のマンションを訪ねていたことがわかった
事情聴取される理沙、相沢に父の写真を見せてもらった 写真をコピーして返しに行こうとしたらパトカーと人だかり、相沢が殺され返せなかった


恵子は、掘り返された飯塚の庭を見て考えた 盗まれた20号の絵が入る大きさだった 守屋のトラックとシャベルを見て守屋を疑い、店員に聞いて、守屋が大きなものを運び入れたことを知った そこに、絵と包丁があった 包丁を交番に届けた
恵子は飯塚を殺した、と供述する 神谷は恵子が真琴を庇っている、とみている


同僚の野村(鶴田忍)と飲んでいる時、野村が、“三日遅れの筋肉痛”の話をする 閃いた夜明、真琴を初めて乗せた場所、ガード下の近くへ カーブミラー、オレンジの塗料に傷があった


夜明は神谷に二点依頼する 確認してほしいこと、恵子に聞いてほしいこと


夜明が真琴を山田隼人の墓参りに誘う
相沢の死因は脳挫傷とされたが、そうではなく、急性硬膜下血腫だったら、その夜は無事だったが朝になって病状が悪化して死に至った
カーブミラーの塗料と相沢の髪に付着していた塗料が一致した


真琴が相沢と出会ったのは偶然だった クレーム対応に来たのが相沢だった 相沢が隼人の先輩だったことに気付きツアーに誘った
二人が16年前のことを話しているのが聞こえて来た 相沢に確認しようとしたら相沢が襲ってきたので突き飛ばしたら頭をカーブミラーにぶつけて倒れた
飯塚は真琴が隼人の婚約者であることを知らなかった
飯塚に疑惑をぶつけると、飯塚は金で話をつけようとしたので刺してしまった
恵子がやってきた 恵子は漬物屋でもう一つ発見していた
隼人が真琴に贈ろうとしていた指輪だった そこには次のように刻印されていた
Hayato to Makoto & Baby 

隼人は自殺ではなく、真相に気付いたため殺されたことは明らかだった
 

《参考》シリーズのリスト