■冒頭のシーン、若くてケバい女 真紀（山口佳奈子）の後をつける自転車、金属バットで殴りつける
連続通り魔事件発生 巡査 天明寺（森雅晴） 商店街会長 瀬古（犬塚弘） 刑事 工藤（片桐竜次）
公証役場事務員 岡本麻衣（梶山妙子） 稲葉里美（竹内都子）
公正証書のエピソード：電機製作所 社長 高見（丸岡奨詞）妻 カメヨ（石井トミ子）に特許使用料請求がなされ、弁護士が乗り込んでくるが、真山壱成（渡瀬恒彦）が先使用権があることを示し、事実実験公正証書にまとめるつもりであることを告げ、追い返す
公証役場は全国に300か所、550人の公証人がいる
ホステス 水谷加奈子（沖直未）が17時、健康食品輸入会社社長 北川聡平（鶴田忍）を公証役場に連れてきて借金30万円を公正証書にする 北川は、23時頃役場に電話し翌日15時に会う約束をする 踏切の傍から
■北川が死んでいるのを巡査が発見する 近くに金属バットが落ちていた 通り魔が犯人か
葬式に債権者が押し掛け、息子の秀平（吉田智則）に迫るが、秀平は相続放棄するので関係ない、と啖呵を切る 税理士 吉澄達夫（藤田宗久）が土下座をして返済の猶予を求める
捜査一課の工藤と、元辣腕検事の真山は知り合いだった
巡査が北川を発見したのは1時、23時15分頃真山に電話した後どこで何をしていたのか 死因は後頭部の陥没骨折
北川の姉、柳瀬千代子（野村昭子）から真山に相談依頼があり、真山と稲葉里美が家を訪ねる
遺産を猫に譲りたいが猫は遺産相続できないので、猫を世話することを条件に家屋敷を甥の秀平に譲ることをヘルパー 鈴木美智子（高橋ひろ子）、銀行員 金田守（岩崎ひろし）を立会人として公正証書とする 現金・預貯金は息子の明に贈る
北川が死んでいた現場に真山と里美、さらに加奈子もやってきた
現場から北川の事務所兼自宅のマンションが見える
3人で行くと、税理士の吉澄達夫がいた 残務整理をしていると言う
里見が健康茶をもらう
北川の携帯が見つからない 女性を襲った通り魔は携帯に目もくれなかった 同僚の公証人 天野（蟹江敬三）は疑問に思う
千代子には息子 明（松澤一之）がいるが、妻 京子（上原由恵）（ハーブ栽培が趣味）ともに猫嫌いで家に寄り付かない しかし遺言の話を聞くと覆そうとする 猫がいなくなり、秀平が明を脅し怪我をさせ逮捕される 且つ、連続通り魔の疑いがかけられる
凶器の金属バットは修平が昔使っていたものだった 指紋が一致した
柳瀬千代子宅の前で、金田が真山を呼び止める 明夫婦が出てくる
先日、息子の嫁をこの辺で見た、と金田
恒彦の推理、北川は千代子の弟ではなく隠し子で、孫の秀平に遺産相続させたがっている 猫は息子の嫁 京子が、猫が好きなハーブ キャットミントを餌にして誘拐した
京子は猫を攫ったことを認め開き直るが、真山に懲役10年と言われ凍りつく
千代子は頑なに口をつぐむが、真山の推理を認め、北川は殺される前に家に来ていたこと、儲け話があるといっていたことを証言する 権利書を奪おうとする北川と争っているとき、猫がとびかかって転んで頭を打ち、手甲に引っかき傷ができた フラフラして出て行った
しかし転倒が直接の死因ではない
通り魔が捕まった 北川殺害を除く犯行を認めた
北川が言っていた儲け話とは何か
金田は、北川の貸金庫内の目録を公正証書にしようとしていた 北川の銀行の貸金庫にあった契約書に書かれた内容が事件の全貌を明らかにする 一袋2万円のティーバッグ、吉澄達夫と連名の契約書
吉澄は覚醒剤取引をやっていることを北川に知られ、もっと大々的にやろうと脅された 吉澄が北川を殺した
千代子があっさりと死んでしまい、秀平は相続を放棄する
《参考》シリーズのリスト
初版に追加の上、配役名で書き換えた