■5年前、2月14日、若い女がマフラーで絞殺される
男は包丁で自分を刺したのか、それとも刺されたのか
現在、片岡家に警視庁特命捜査対策室メンバーが集まっている
片岡悠介（寺島進）、奥村澪（原沙知絵）、浅野直樹（金子貴俊）
そして悠介の母 美知恵（吉行和子）
浅野が20万円の指輪をプレゼントした女に逃げられた話、悠介は浅野をからかうが、母の美知恵は、悠介が2004年に妻の智子（床嶋佳子）に逃げられた話をする 美知恵は悠介の年表を皆に見せる
■夜、人けのない港の公園、派手なアクセサリーをつけた男が、ハンマーで殴り殺される
朝、警視庁捜査一課、本田（不破万作）、館山（國本鍾建）矢杉（戸井勝海）らが臨場
被害者は、「さゆりウエディング」専務 井出文雄（ガンビーノ小林）
“派手なの、つけてんな”、と館山
さゆりウエディングで事情聴取、社長の磯部小百合（渡辺梓）から話を聞く
井出については、真面目な勤務態度、などと当たり障りのない話に終始、私生活、結婚予定だったが相手が誰かは明かさなかった、という 部下の竹之内（河相我聞）にも同意を求める
“とても美しい女性、とだけ聞かされていた”、と竹之内
昼ご飯を食べた悠介が、店を出たところで美しい女性に会い一目惚れする 自転車を避けて転んだようだ 悠介が刑事であることを明かすと関心を示す 自己紹介、女性は関川朋美（星野真里）、ジャーナリスト、再捜査班のことを知っていた 話したいことがあると言う 舞い上がる悠介、カフェへ、
5年前に起きた殺人事件、同棲中の男女が亡くなった 男が女を絞殺し後を追うように死んだ 被疑者死亡で幕を閉じた事件、調べれば調べるほど腑に落ちない点が出てくる
悠介は喜び勇んで、朋美をメンバーそして班長の姉川恵津子（あめくみちこ）に紹介する
無理心中として処理された事件だが、女を殺した後自殺したとされる椿山太（福島彰吾）は、凶暴で自己中心的な男、自殺するような人物ではない さらに、二人は前日に旅行の予約を入れていた
班長の姉川は、浮かれた態度の悠介を叱りながらも、捜査を許す
殺害現場、殺された落合久瑠実（佐藤詩子）、写真、首の扼痕に特徴
悠介は、科捜研に朋美を連れて行き、一二三祐希（吉田羊）に紹介する
😠部外者を分析室に入れるありえない行動・ばかばかしさ、鑑賞をやめようかと思ったほどだったが、我慢して見続けた😠
ここで、扼痕の謎、ネックレスの上からマフラーで絞められればこのような痕がつく、との一二三の見解
3日前殺された男が右手首に付けていたブレスレット、扼痕の模様と似ている 二つの事件何らかのつながりがあるのか
悠介は捜査一課の本田に捜査状況を聞く
井出が結婚を考えていたと言う女が名乗り出てこない、正体がつかめない 結婚詐欺では、と悠介
井出は5年前、宝ジュエリーと言う宝飾店から、磯部小百合が立ち上げたさゆりウエディングに転職していた
悠介は、5年前の事件の第一発見者から話を聞く あの子はアクセサリーを沢山持っていた 宝石屋さんの知り合いがいる、と言っていた その男は井出なのか
勇んで戻る悠介、メンバーの沈んだ雰囲気、捜査一課が追っている女の似顔絵、関川朋美に瓜二つだった
居酒屋「おぼろ月夜」、椿山と久瑠実が通っていた店、“よくつまらない痴話げんかをしていた”、と店長の二瓶（大鶴義丹） 井出の写真には反応しない
店員の石塚（ラッシャー板前）、5年前の事件、3か月前にも聞きに来た人がいる、という 朋美だった 店長に色目を使っていろいろ聞き出そうとしていた “みきこ”と名乗っていた、と店長
悠介は二人目の騙された男、ということか
一二三は、朋美がどこにも触ろうとしないことに気付いていた ボールペンをわざと落として拾わせていた 片鱗指紋を採取していた それが井出のカバンから採取された指紋と一致した
片岡宅、“利用されているとも知らずに浮かれているなんて馬鹿な子だね”、と美知恵 年表に書き込んでいる “2016年3月12日、またまた失恋” 今日も澪と浅野が来ている 美知恵は呟く “朋美さんが殺人犯ならわざわざ刑事に近づくかしら”
“さすが年の功”、と悠介 元気を取り戻す
悠介の別れた妻が律儀に送ってくるお茶、缶に貼られている布地、遠州綿紬、浜松の名産品だった 澪が気付く 朋美が遠州綿紬のノートカバーをつけていた
浜松で捜査、朋美は浜名湖ロイヤルホテルにいたことがわかる
ホテルで悠介らを待ち受けていたのは悠介の別れた妻 智子だった 田所智子、おもてなし担当をやっていた 11年3か月ぶりの再会
朋美は7年前からここのフロントで働いていたが、半年前、突然辞めた
きっかけは、東京にいた頃の知り合いが訪ねて来たことかも、と智子
宿泊者名簿、秋野繭子、浅野はすぐ東京に戻り調べることに
他に何か気付いたこと、一度指輪を見て泣いていた 変わったロゴの箱に入っていた ロゴを描いてもらう
従業員の怒鳴り声、板長のようだ 智子が仕切っている
悠介と澪を見送る智子を、板長が見ている
秋野繭子（大河内奈々子）は雑誌の編集者だった 朋美は編集アシスタントとして働いていた 朋美には原口和也（渡辺吾郎）という恋人がいた ハネムーンブライダルという会社に勤めていたが事件に巻き込まれた 女性を拉致して暴行した疑い 原口は、何者かに襲われ、気が付いたら傍らに女がいて騒ぎ出した、と主張したが、女を拉致するところを見たという目撃者が出て信じてもらえなかった 原口は釈放されたが失意のうちに事故で死んでしまった
2年後、殺人事件が起こり、その襲われたと言う女が落合久瑠実、目撃者が椿山太であることがわかったため、朋美に告げに言った、という
これまで、朋美のことは捜査一課に伝えていなかったが、姉川班長は、この時点で報告を決意する
再びさゆりウエディングを訪ねる3人、原口は磯部の部下だった 即ち、磯部小百合もハネムーンブライダルにいた 竹之内は磯部に従った 竹之内は原口が事件に巻き込まれた日、一緒に飲んでいたと言う
磯部は、朋美も久瑠実も椿山も知らないと言うが、何かを隠しているようだ
会社の外で竹之内を待つ3人、竹之内の話
2か月前、朋美が偽名を使って訪ねて来た 原口は井出のことを調べていたことを伝えた 原口が何を調べていたかは知らない
■竹之内が神社で撲殺された 凶器はハンマー、井出と同じ
近くで関川朋美が目撃されていた
朋美から悠介に電話、“もう一度だけ信じてもらえませんか”
朋美との再会、朋美が居酒屋の店長 二瓶、竹之内、井出に近づいて分かったこと、井出は5年前、強引にさゆりウエディングの専務になった “やり手の女社長もも俺には頭が上がらない”、と井出は言っていた 朋美は井出も竹之内も殺していない、と訴える
朋美は、原口を信じてやれなかったことを悔やんでいる
悠介が朋美に出頭を促している時、警官がやってきて朋美は逮捕されてしまう
《まとめ》朋美が見て泣いていたという指輪、あれは、井出が勤めていた宝ジュエリーのロゴだった 原口は死の直前に朋美に送っていた 井出と磯部小百合は、共謀して、偽の宝石を売りつけていた その資金を元に磯部小百合は独立した 原口は不正を知り告発しようとした 井出と小百合は原口の信用を貶めるために、久瑠実と椿山を使って事件を仕組んだ
2年後、久瑠実と椿山は金をせびってきた 井出は、二人に二瓶の居酒屋で、磯部小百合を強請って金を引き出す算段を語った 二瓶はそれを聞いた
二瓶と磯部小百合は、20年前、二瓶が出していた屋台で出会った 失意の小百合を二瓶は励ました 10年前、二瓶は店を出した 小百合は喜んでくれた 二瓶は小百合が生きがいになった 井出は邪魔になった久瑠実と椿山を殺した そして、小百合に恩を売り専務になった
小百合は二瓶にこぼした 井出がいなければ… 殺してくれとは言わなかった
竹之内は小百合の悪事を知ったが、それだけでなく小百合を否定した これも二瓶が意を組んで殺した
小百合は二瓶を殺してすべての罪を二瓶に着せようとする そこに悠介他再捜査班、そして捜査一課
事件が解決したら来てくれと言う元妻 智子、復縁を期待して浜松に向かうが、智子は板長と結婚しようとしていることを告げる
悠介の年表に、美知恵は、悠介がダブル失恋した日を書き込む
《参考》シリーズのリスト