再捜査刑事・片岡悠介3 ワイナリー連続殺人 2012 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■1981年冬、穂高岳、山小屋 女性の死


■30年後、2011年、東京都品川区御殿山、香の会、女が侵入し、“人殺し”、と叫びながら主人役の男性をナイフで繰り返し刺す 女は庭に凶器を投げ捨て逃げる


警視庁捜査一課、バタバタしている
手塚高志(杉本哲太)が管理官として警視庁に戻り、片岡悠介(寺島進)が特命捜査対策室に配置換えされた すれ違いざま、手塚が片岡に説明する 部下は一人 奥村澪(原沙知絵)だった


被害者は樋口常雄(陰山泰)51歳、黒いドレス、喪服の女が刺して逃げた 被害者は病院で死亡が確認された 霊安室、妻の貴代(寺田千穂)が嘆き悲しむ
そこに本田勇蔵(不破万作)と榎本香織(南果歩)、犯人の心当たりを尋ねる 全く見たことがない “主人は清廉潔白な人、愛人なんて絶対いません”


北品川署、凶器に残された指紋、犯人は須田さとみ(芳本美代子)39歳、5年前万引きの前科 夫の昭文(宮川一朗太)は、12年前、あきる野市の秋川渓谷で殺害され、まだ犯人は挙がっていない
手塚は、片岡に、12年前の事件の再捜査を命じる


片岡と奥村はあきる野署へ、浅野直樹(金子貴俊)が二人を迎える 3人は秋川渓谷へ


遺体は、平成11年12月14日の朝、釣り人が発見した 頭から血を流していた 死因は頭蓋骨陥没、他殺、身元を示すものは何一つ持っていなかった 2日後、福生市のホテルから連絡、駐車場に置き去りにされた車あり、残留指紋が一致した


須田は地上げのブローカーのような違法すれすれのことをやっていた
須田は携帯用の懐炉を持っていた 死亡推定時刻は13日の15-17時
第一発見者の川上澄男(なべおさみ)に会い、話を聞く
“朝6時頃、抱き起すと香水のようないい匂いがした しかし、駆け付けて来た駐在に言ったが。その時は匂いが消えていた”


須田さとみのアパート、本田と榎本、“きちんとしてひっそりと生きている人だった”、と管理人 さとみは池袋のビジネスホテルの清掃員をやっていたが、4-5日前、花束を抱えた喪服姿の若い女が訪ねて来たと言う
ビジネスホテル従業員の話、その日はさとみも喪服す姿で出勤してきた 防犯ビデオに、作業服に着替えたさとみと喪服姿の若い女が話している姿が記録されていた


片岡は、須田の靴族のシミに着目した 分析結果はぶどうの果汁
渓谷に繁っている山葡萄であろう、と推定が書かれている 片岡は奥村に再鑑定を命じる


須田は当日、朝4時半に家を出ている
ブドウ果汁の再鑑定、種類は、甲州ブドウ 須田は山梨にリゾート計画を進めていた 事件は山梨で起きた可能性が出て来た 秋川渓谷は死体遺棄現場なのか


片岡と奥村は山梨県勝沼へ
須田は、藤原ワイナリーを買収しようとしていた 藤原(國本鐘建)が借金漬けだったところを付け込まれた 藤原は須田を殴って留置されたこともある、と、藤原の友人で、同じくワイナリーを経営する今村(丹古母鬼馬二) 藤原は夜逃げ同然で、長野県塩尻桔梗が原の兵藤ワイナリーを頼って行った


片岡と奥村は桔梗が原の兵藤ワイナリーへ
“藤原は10年前、肝硬変で亡くなった”、と兵藤みどり(金沢碧)
売店に、あの若い女がいた 今は、兵藤の娘、養女になっている 藤原の娘、瑠璃子(三津谷葉子)だった
何故、花束を持ってさとみを訪ねたのか、しかし瑠璃子は警察への敵意をむき出しにする 藤原は須田殺しの容疑者、瑠璃子はひどいいじめに遭った 今は、ソムリエの資格を取り、ワイナリーのために働いている


さとみの足取り、潜伏先は、12年前、須田が車を停めていたホテル、HOTEL SUNLINEだった しかし、さとみは再び姿を消した


樋口貴代の話、樋口は歴史ある大病院の院長、樋口家では、貴重な香木の香りを楽しむ会を12年に一度、卯年に開催する習わしがある 12年前は主人の生家がある安曇野で開いたが、その時、招待していない男が訪ねて来た 学生時代、時たま山登りをした仲間と言っていたが、その男は再三お金の無心をしていたようだ 

 

榎本は何枚かの写真を貴代見せた 貴代は、須田の写真を選んだ 須田が現れたのが12月13日、須田が殺された日だった


片岡と奥村は、樋口の同期だった大学教授を訪ねる 樋口は、複数の大学の学生が所属するサークル、「アルプス一万尺の会」に入っていた すでに解散しているが、その訳は、我々が4年の時、30年前、女子大生が遭難死したためだった


片岡と奥村は松本署へ、死亡したのは吉野真知子、原因はリングワンデルング、環形彷徨
穂高岳、日帰りの予定だったが天候が急変し一泊、3人連れだったのに、真知子は一人で下山しようとして遭難した その連れが、樋口常雄と須田昭文だった 大学は別々だったため、これまでつながりが浮かんでこなかった


■須田さとみが死体で見つかった 夫が死んでいた場所で


さとみは、夫の死後12年、樋口が犯人だとどのようにして確信するに至ったのか


片岡と奥村は貴代に会う 家宝の香木、3本あったのが2本になっている 須田が持っていったのかもしれない 香箱ごと借り受け科捜研で分析する


匂いが消える話、香木の種類にもよるが、甘松、伽羅などは、熱が加わると匂い、冷めると消える、と一二三祐希(吉田羊)、樋口家の家宝は伽羅だった 香箱から須田の指紋が出た プルースト効果、「失われた時を求めて」の逸話


塩尻署へ榎本と本田、瑠璃子の事情聴取、勝沼へ片岡と奥村、今村夫婦から瑠璃子の話を聞く


《まとめ》兵藤耕作(益岡徹)は「アルプス一万尺の会」の一員だった あの日、兵藤も登山予定だったが、急用で行けなくなった 真知子を止めなかったことを後悔し続けている 何故真知子は一人で下山したのか、慎重な性格だった真知子 真相は12年前、須田が白状した 若い男、仕方がない、と開き直った お前が悪いとも言われた 思わず殺してしまった その時、須田は、安曇野で樋口に会い、お金の代わりに香木を奪ってきていた
兵藤は、藤原が疑われたのに、黙っていた 瑠璃子は真相を知り、兵藤を殺そうとするが、“宿命”、と納得する 瑠璃子は容疑者の娘、さとみは被害者の妻、瑠璃子はさとみを焚きつけた さとみは、容疑者の娘の苦悩を知り犯人捜しに目覚めたのだった

 

《参考》シリーズのリスト