おとり捜査官・北見志穂3 1999 テレ朝 原作:山田正紀 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

エリート銀行マン正岡則夫とカメラマン志望の男 瓶厚志、10年前、岩槻の写真同好会で知り合った 瓶は正岡より2歳年上、人形作家の息子だった 瓶は誤って東南アジア出身の女性を交通事故で殺してしまった 正岡は、その女性を、正岡宅の庭に埋めるようアドバイスした 以降、瓶は正岡の言いなりになった


正岡は、大学で、憧れの女性 小室京子と知り合い、北見志穂のアドバイスをもらって付き合い始めた 銀行に就職した正岡は忙しかった 会う時間も制限された 京子は暇を持て余し、銀座のバーで働くようになった そして人前で売春する、という刺激に嵌った 京子を売春に誘ったのは同じバーで働く高野朋子だった


瓶は倉庫を借りて撮影スタジオにしていた 瓶は、売春のギャラリーだった 場所を変えながら行われる公開売春、ギャラリーは車の中から見物する 見る側も見られる側も大興奮のイベント、主催者の一人がバー「まりも」のママ 如月敏江だった


瓶は、見られる側の女 ホステスの高野朋子をスタジオに誘い撮影した 腕フェチの瓶、特徴は赤目の女 自分の名を表現した A. Kame


正岡は、スタジオで朋子に会い、京子を売春に誘ったことを非難した 正岡は鼻で笑った朋子を殺してしまう 後始末は瓶がやった

右腕を電動のこぎりで切断して戦利品とし、残りは庭に埋めた

腕を持ってドライブ中、北池袋パーキングエリア(PA)でスリップ事故を起こし、右腕を持ったまま赤いセダンを盗んで逃亡するところを目撃された 深夜の2時だった 瓶は特徴的な白髪だった


翌日、首都高の数か所のPAで、切断された遺体が次々と発見された その遺体は、豊胸手術の跡から小室京子であることが判明した 但し右腕だけが見つからなかった


警察は、京子と付き合っていた正岡を容疑者として逮捕する
京子の死亡推定時刻は前夜の19時から5時の間、右腕を持った男が目撃されたのが2時、ということは1時頃からPAを回ってバラバラ死体を遺棄していったのだろう
正岡は2時に自宅マンションにいなかった、という証言があった 電話が鳴りやまなかった、という 正岡は、13時半にコンビニで弁当を買った、とアリバイを主張したが、コンビニの記録になかった しかし、これは志穂が謎を解き明かした 商品入れ替え配達員が絡んでいた 正岡は釈放された


班長の井原は、志穂に、「まりも」の潜入捜査を命じた ママの敏江の面接をパスした志穂は、バーで、“あの娘もそうなのか”、という会話を聞いた 送迎タクシーの運転手も同じようなことを言った “君もそうなのか” そして、同僚から、行方不明となっているホステスがいることを聞いた 出入りの激しいこの世界、いろいろ口にできないこともあるようだ


釈放された正岡は、志穂に、写真投稿誌を見せる 京子の、エロティックなポーズの写真が載っている 雑誌は出版社から京子宅に送られてきていた
袴田は雑誌社を訪ね、京子の写真がどのような経緯で投稿されたのかを編集長の清水典子に聞く 郵送ではなく、ポストに直接投函されていたと言う
証拠品提出を渋る編集長を説き伏せ、写真とその包装紙を入手する
その和紙から、岩槻の人形作家に辿り着いた 袴田が向かう しかし、留守だった 近所の写真屋で、その人形作家は1か月前に死んだことを聞く さらに、30前後の息子が降り、髪の毛が真っ白だった、という 瓶厚志だった


人形作家宅の庭、歯が1本落ちていた
庭から、10年以上前に死んだ女性の白骨遺体と、右腕を切り取られた高野朋子の遺体が発見された


盗難車の赤いセダンが発見された 倉庫内、白髪の男が首を吊っていた 高野朋子の右腕も発見された 警察は、被疑者死亡で幕引きを図った しかし志穂は納得できない 京子の右腕が見つからない


志穂は正岡を疑い出した 京子は2時の段階では生きていた あの後に殺された とすれば正岡のアリバイは崩れる


岩槻の写真屋が瓶厚志の写真を送ってきた 写真同好会の集合写真だった 瓶の隣にいる男、正岡則夫だった 袴田らは正岡のマンションへ、冷蔵庫には京子の右腕が入っていた
正岡は志穂を、瓶が借りていた倉庫に誘いだす そこで志穂を殺そうとするが、間一髪、袴田が間に合う

正岡は、全てを瓶の犯行に見せかけようとしていた

瓶を絞殺して吊るした


《配役》
警視庁捜査一課:

・北見志穂(松下由樹)

・袴田俊郎(蟹江敬三)

・井原也寸志(小木利光)…班長
正岡則夫(坂上忍)…京子の恋人・銀行員 
小室京子(葉山レイコ)…「まりも」ホステス・志穂の大学の同級生 
高野朋子(諸江みなこ)…「まりも」元ホステス・行方不明中 
瓶厚志(藤井雅樹)…人形作家の息子・カメラマン志望 
如月敏江(結城しのぶ)…「まりも」ママ 
河野(六平直政)…タクシードライバー 
清水典子(内田春菊)…雑誌編集長 

 

《参考》シリーズのリスト

 

《メモ》

夜、雨、猛スピードで走る車、パーキングエリア(PA)でスリップ、中から切断された腕を持った30前後の白髪の男が出てきて、赤いセダンを奪い逃走する 北池袋PA、2時頃だった
家で寝ている北見志穂に袴田から電話、バラバラの遺体が発見された
高嶋平PAで左足、扇大橋PAで首、向島PAで左腕と右足、入谷PAで胴体、首都高のPAで分散して置かれている 女性のものだった
いずれも電動のこぎりで切断されている O型、身長160cm、20代後半の女性と思われる
死亡推定時刻は、前日の19時から5時、班長の井原が報告している
事故を起こしたグレーの車はレンタカーだった 偽造した免許証、偽名を使っていた
豊胸手術の跡から、被害者は小室京子28歳であることが判明した
志穂は京子を知っていた 大学の同級生だった
京子の部屋、男と二人の写真、その男も志穂は知っていた 正岡則夫、同級生だった 真面目で成績優秀、確か銀行に勤めている
井原は志穂に、正岡との接触を命じる
6年ぶりの再会、実は、志穂は正岡と京子のキューピッド役だった正岡の相談に乗っていた
“あいつとは最近上手くいっていない”、と正岡、彼女は銀座でホステスをしている アルバイトのつもりがそうでなくなってきた 最近は別れ話ばかり 最後に会ったのは先週
そういえば、その時、“すごいものを見た”、と言っていた
突然刑事たちが入ってきて正岡は逮捕された 井原に抗議する志穂 
バラバラ死体をPAに置いて行った犯人、2時に右腕を持っているところを目撃されている
従って1時頃からPAを回ったのだろう
正岡は1時半にコンビニで弁当を買った、100円値引きしてもらった、と言っているが、そのような事実は確認されていなかった
志穂は、同じ時間帯にそのコンビニで弁当を買う からくりがわかった 入れ替えの弁当を持ってきた配達員から、本来処分すべき弁当を買っていた 配達員の小遣い稼ぎのため記録には残らない 正岡は釈放される
京子が勤めていた銀座のバー「まりも」への潜入捜査、井原が志穂に命じる
ママの如月敏江による面接、採用される
正岡は、疑惑を晴らしてくれた志穂に感謝し、鮨屋に誘う
正岡は写真投稿誌を持ってきた 京子の写真 赤い目をした妖艶な姿
どのような経緯で掲載されたのか 袴田が雑誌社へ