夏樹静子サスペンス 黒い帽子の女 2009 フジTV | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
船越寿子(床嶋佳子)…生花講師、倉敷在住、先妻
船越玲美(国生さゆり)…ブティック経営、宝塚在住、後妻
高木洋平(筧利夫)…週刊誌記者
船越広勝(羽場裕一)…不動産経営、鬼畜
槙原シズ(岩本多代)…寿子の母、寝たきり
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夜、家が燃えているのを見ている母と娘


夢から覚める寿子、母親の苦しそうな呼吸が聞こえる


倉敷、3月4日8時、船越宅、広勝が車で出勤するのを寿子が見送る 大阪に出張する 寿子は家で生け花教室を開いている


大阪梅田、3月4日17時、週刊誌の編集部、高木が編集長の島崎(徳井優)に不平、フェリーの乗船ルポなどやりたくない、ジャーナリストの仕事じゃない 編集長は担当を変えようとする やりたい奴はいくらでもいる 高木は諦めて引き受ける


18時、船越が事務所で若い男を殴る 金をせびりに来たようだ


大阪南港、3月4日20時、フェリー受付で船越に声をかける高木、高木は以前船越を取材したことがあった 船越は黒い帽子の女を同伴している お忍び旅行か、と高木


21時、フェリー 「さんふらわあ・あいぼり」出港 松山港、3月5日6:55


宝塚、3月5日10:00、ブティックに船越玲美


フェリー、別府港入港、3月5日10:25
フェリーを降りる高木、黒い帽子の女が一人でタクシーに乗り込むのを目撃する


■フェリー船内、デラックスルーム、乗務員が、ベッドの中で死んでいる船越を発見する
別府署の刑事臨場、喉をかきむしった痕跡 乗船名簿に、船越広勝43歳・船越玲美36歳


ブティックにいる玲美に別府署の刑事から電話
玲美は別府署で身元を確認する
刑事は、乗船名簿に玲美の名前が載っていたことを告げ、アリバイを確認する 玲美は、ずっとお店にいたこと、スタッフと一緒だったこと、営業時間は10時から19時であることを説明する
黒い帽子・黒いコートの女と一緒に乗船していたという目撃証言がある、と刑事 心当たりはありません、と玲美
警察は、船越広勝の女関係を調べることに


テレビでニュースが流れる 倉敷で寿子が、別府で高木が見る
高木は編集長に、犯人らしき黒い帽子の女を目撃したことを報告し取材の許可を取る


葬儀に寿子が現れた 玲美は寿子に罵声を浴びせ追い帰そうとする
静かに去る寿子に同情する女性がいた 目撃していた高木が女性に声をかける 道頓堀で小料理屋を経営する女性 高木は名刺をもらう 阿部利枝(宮下順子)だった 
黄色い服を着た女が葬儀に遅れてやってきた 写真の前で泣き崩れる 激しい女関係に特ダネの予感、高木は張り切って記事をものにする 週刊誌が売れ、編集長の機嫌が良い


玲美のブティックに若い娘がやってきた 道頓堀で露店をやっていると言う 遊ばれちゃった、と呟く お腹を押さえ、産めないわ 妊娠しているようだ 玲美は、身に付けているアクセサリーを娘に渡す “出産費用になるわ”
娘を車の中で待っていたのは、船越に殴られた若い男だった 娘は玲美を騙したようだ


寿子宅に刑事、3月4日5日の所在を確認に来た 寿子は戸籍上船越の先妻になっている 寿子は、離婚はしていない、と言う 刑事は驚く


船越は2年前に勝手に離婚届を出した それを知ったのは半年前 夫は謝り、籍はすぐ戻す、と言った 実際、4日の朝もここから出勤した


道頓堀、小料理屋に高木が現れた 女将から、船越は月の半分ずつ倉敷と宝塚で暮らしていたことを聞かされる


編集部で、編集長から、先妻も後妻もアリバイが確認されたことを聞かされる高木は葬儀で泣いていた女について調べる クラブホステスの水上桃子だった 支配人の話では、3日まで働いていたが、4日の朝、電話で突然辞めさせてくれ、と言ってきた 船越さんと結婚するからその準備で田舎に帰る、と言っていた


高木は船越の不動産屋のオフィスへ、桃子の話を聞いているところに玲美がやってきた さらに桃子がやってきて、船越の2億円の生命保険は私名義に書き換えると言っていた、と騒ぐ 玲美を罵る桃子


桃子を車で待っていたのは、またしても、あの殴られた若い男だった


道頓堀の小料理屋で高木と寿子が出会う 何故、理不尽な玲美の仕打ちに黙って耐えているのか、に対して、“愛した人ですから”、と寿子 店を出る


高木は、不動産屋オフィスで放火騒ぎがあったことを聞きこむ
安田工務店の妻が船越を恨んでいた 役に立たない土地をつかまされひと月前に首を吊った安田 高木はこれも記事にする
週刊誌を読んだ寿子が安田の妻を見舞い、お金を渡す 唯一手を差し伸べてくれた寿子に感謝する安田の妻


ヤクザが、寿子を襲い、倉敷の家を手放すよう脅迫する 船越は方々で借金があるようだ


玲美も道頓堀の小料理屋の馴染みだった 寿子も玲美も船越に連れられて来ていた
玲美は酔っている 高木もいた そこに、あの若い男が迎えに来た 桃子とも、露店の女とも関係のある男 女将に男の正体を聞く 桑野卓也(滝直希)、デザイナーだった


高木が、露店を開いている娘の帽子に目が留まる 黒い帽子

“私の彼氏が作った”、と娘 “桑野さん”、と高木 

“私の彼氏知ってんの”、と娘 高木は、桑野のことも記事にする

 

玲美と桑野が組んで船越を殺した、高木は推理する

実行犯は桑野の女だろう


道頓堀、小料理屋、寿子がいた 高木は推理を披露する

そこに玲美、寿子に掴みかかる 寿子は去る 玲美は高木をハイエナと罵る


玲美はブティックを閉じようとしている 店員に話を聞く高木
毎年、3月4日は船越と玲美が旅行に行くことになっていた 今年は忙しくて諦めたのに船越は別の女と行った きっと罰が当たったのでしょう 別府は玲美の故郷だった


桑野は、寿子の血のつながらない弟だった 父の連れ子が桑野、母の連れ子が寿子だった 桑野は今でも寿子に甘えている お金をせびる


高木は別府で玲美の友人を取材する ホテルの女将をやっている 彼女は、玲美と桑野の関係を否定する 

玲美は潔癖な女性だった、という
寿子の母 シズは、酔って連れ子の寿子を犯そうとする夫を焼き殺した 冒頭のシーン
玲美の友人の女将がアルバムを見せる 同じ演劇部だった
そこに玲美と並ぶ親友の槙原寿子の姿があった ダブルキャスト
寿子は卒業前に倉敷に引っ越した 父親が焼死し家を失ったたために


玲美がシズを見舞いに来た “私には帰る家がない”、と玲美
玲美の父はけだものだった 娘を襲った わかってくれたのは寿子だけだった
玲美の場合も結婚して1年もたたないうちに船越の浮気が始まった
寿子は語る 始めは妻の機嫌をとろうとするがしまいには暴力をふるう
籍を抜かれた時、ブティックに会いに行った寿子は、それが玲美であることを知った


船越は誰も愛さない お金と一時的快楽だけだった
玲美が妊娠を告げた時、家族などいらないと言って、玲美を殴る蹴るして流産させた
寿子の母 シズをも殺そうとしていた 二人はダブルキャストで船越殺害を決行することにした
3月4日は玲美、松山港で寿子と入れ替わった 別府で降りたのは寿子だった
二人は高木に見抜かれたことを知る 思い出の地、別府の志高湖で二人は死を選ぶ