登場人物
千鳥朱子（高島礼子）…東京地検検事
千鳥鮎子（森迫永依）…朱子の娘、JK
郷原武彦（森岡豊）…朱子の元彼、寝たきりの妻がありながら復縁を迫っている
北沢昌代（山口紗弥加）…スクールカウンセラー
豊松加奈（山谷花純）、野中由香（小松美月）…鮎子のクラスメイト
奥平誠次（稲葉友）…殺人被疑者
中尾弘吉（浅見小四郎）…WEB制作会社社長、被害者
有恒芳昭（宇梶剛士）…堀之内中央署警部補
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山の中、元彼の郷原と会っている朱子、“もう、会わない”、と朱子
肩を抱きよせる郷原、悲鳴が聞こえる
立ち入り禁止の吊り橋、JK二人と女性、動けなくなっている
郷原が助ける 曰くありげな表情の女性
悲鳴、庭で事件
奥平誠次が、中尾弘吉を鎌で切りつけた
北沢昌代の家、庭にいた昌代に声をかけた奥平、昌代は鎌を持っていた 鎌を振りかざした昌代から鎌を取り上げた奥平が、後ろにいた中尾を切りつけてしまったという 偶然が重なって発生した、と奥平は主張 昌代も認める 中尾は死んだ
奥平と昌代は口をきいたのは初めてという 昌代と中尾はお茶を通じた知り合い 奥平と中尾は初対面 目撃者もいない
娘の鮎子の部屋、友人の妊娠、カンパの文字
反抗的な鮎子、朱子が妻帯者の郷原と会っていることを非難する
昌代の隣人 赤司晴江の事情聴取をする有恒、中尾は昌代宅を週一で訪ねてきていたこと、奥平は毎日バイクで前を通り庭をのぞき込んでいたこと、事件があった時も目撃していたことを語る 二人は揉み合っていた、と言う
しかし、晴江の証言は信頼性が低いようだ 事件が起こった時間、晴江は外でもめ事を起こしていた 事件を目撃していない可能性が高い 奥平は釈放される
郷原が再び朱子に迫る “妻は意識を失って5年、浮気相手と会った後に交通事故に遭った、愛情は残っていない” しかし朱子ははねつける
繁華街、鮎子がうろついている 後を追う朱子 鮎子の友人 豊松加奈が警官に尋問されている 傍に奥平、朱子を見て気まずそうにしている
警官の話では、援助交際が行われているとの情報を掴んでいるため調べていると言う
朱子に学校から電話、担任の林（伊藤正之）からだった 鮎子がクラスメイトの野中由香を殴った 由香は成績優秀だった 嫉妬して殴ったのでは、と由香は言っている、と林 鮎子は何も語らない
豊松加奈の両親が訪ねて来た 加奈が家に帰らないので友人の鮎子に聞きに来た
援助交際の話をすると、加奈の父 元雄（田中隆三）は、かつて得意先の接待で女子中学生をあてがわれたことがあることを明かす 面倒なことに巻き込まれたくなかったので警察には届けなかったと言う
朱子は、加奈が奥平といたことを伝え、母親の久仁子（三浦理恵子）を奥平の部屋に案内する
奥平は、加奈の居場所を知らないと言う
野中由香が援助交際の斡旋をしていると言う情報があった
由香に話を聞く朱子 由香は、奥平が加奈にお金が必要なので援助交際してほしいと持ち掛けていた、と言う
鮎子が走っている 追いかける朱子 見失った
血まみれで倒れている加奈を発見した鮎子、母からの電話を受け助けを求める
■病院、加奈は子宮外妊娠していた 手遅れで助からなかった
奥平の部屋を訪ねる朱子 返事がない 鍵が開いている
■奥平が死んでいる 毒物による中毒死 有機リン系化合物 風邪薬と一緒に飲んだようだ 自殺ではない、何者かが飲ませたようだ 死亡推定時刻は9-10時
朱子は女学院で昌代と会う 9時に出勤した アリバイを主張する
鮎子が欠席している 家にいたが何も話さない
豊松久仁子が任意同行を求められ、犯行を自供する
鮎子がついに口を開いた “野中由香が私を援助交際に引き入れようとしたが断ったらいじめが始まった 加奈は私を庇った すると、いじめが加奈に向けられるようになった 加奈は奥平にのめり込んだ 私の所為で加奈は死んだ”
朱子は由香と対決する 由香は、ネットで、ナイトと言う人物と連絡をとっていたことを認める ナイトが援助交際を取り仕切っていた しかし、2か月前から連絡が取れなくなった、と言う
久仁子が、朱子に犯行を否認する 現場に夫の万年筆があったので夫がやったと思っていたが夫にはアリバイがあった
朱子は、奥平の隣人に話を聞く あの日、鮎子も奥平を訪ねて来たようだ
加奈の父が中学生をあてがわれた事件、手配したのはあの中尾だった
中尾のPCには、中尾がナイトだったことを示す証拠が残っていた
かつて警察に通報があり内偵していたが、事情を聞こうとした女子中学生 山根瑞希が自殺すると言う事件があった
《まとめ》山根瑞希のカウンセリングをしたのが昌代だった 警察に通報したが、その結果、瑞希を自殺に追い込んでしまう結果になった 昌代は、中尾と奥平が許せなかった
子供を産めない身体の昌代、子供を食い物にするワルを許せなかった
《感想》朱子と郷原の恋バナ、邪魔だったがこれも現実なのだろう
《参考》初版