登場人物
信誠警備保障：五十嵐杜夫（小林稔侍）、黒崎主税（小泉孝太郎）、中島秀雄（小林健）、小松仁（六角慎司）、御子柴守（増田修一朗）
杜夫の娘 雅子（加藤貴子）
暁署 太田刑事（金田明夫） 捜査一課 水島警部（日野陽仁）
太田航平（山口賢貴）…太田刑事の息子
高橋千晶（雛形あきこ） 夫 公彦（松永博史）…代議士
仙道孝夫（中丸新将）…千晶の父
田村久実（寺田千穂）…千晶の隣人 夫 誠司（長棟嘉道）
《裏サイトで誹謗中傷に明け暮れる主婦》
・原口美紀子（比企理恵）
・杉村多恵子（渚あき）
いじめ被害者 井上照美（大島蓉子）
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東京、暁台、巡回中の黒崎と御子柴
顧客の井上照美の引っ越しを目撃する “こんなところ嫌だ”
解約手続きさえしていない
主婦で写真家の高橋千晶が封筒に札束３つを入れている
来客、田村久実に封筒を渡す
その場面を、原口美紀子と杉村多恵子が好奇の目で見ている
警備保障モニタールーム、警報が鳴る
五十嵐杜夫と黒崎が田村宅に急行する途中、若い男が車の前にとびだす
田村宅、照明はついているが応答がない 玄関の鍵が開いている
■中で女性が刺殺されているのを目撃し警察に通報する
暁署の太田刑事、さらに捜査一課の水島警部臨場
被害者は田村久実36歳、ガラス戸が割られ、破断面に繊維屑
代議士の高橋公彦宅、公彦の両親 文明と富美子、妻 千晶の父親 仙道孝夫が来ている
今日は、文明の叙勲パーティーがあり、仙道も山梨から駆け付けた
写真家として評価されている千晶を文明が誉める 喜ぶ仙道
太田刑事は暁台に住んでいる 息子の航平は父親を恨んでいる 顔を合わせようとしない 父親がいない時を見計らって家に帰ってくるようだ
暁台で、警備保障に対する悪い噂が流れている 解約が4軒発生した
先日引っ越した井上照美が原口宅の玄関先にゴミをばらまいている
黒崎らが目撃し、訳を聞く 訳も分からないままに村八分に遭い、挙句は庭にゴミを投げ込まれるようになった、という
杜夫が、聞き込みをする太田刑事の姿を目撃する そこで、太田が息子を探していること、太田の妻は3年前に首を吊ったことなどを聞く 杜夫は航平の写真を借りる
捜査本部、水島警部が得た情報、田村久実が若い男と親しそうにしていた
田村宅に、太田航平が乗り込んで騒ぎを起こした 田村は、妻が死んだばかりなのに若い女を連れ込んでいた
杜夫が、太田刑事に息子が騒ぎを起こしたことを告げる 太田は、杜夫の行動を訝る
■神社で原口美紀子が刺殺された 現場に、太田の妻の形見が落ちていた 航平が肌身離さず持っていたものだった 太田は、息子のものであることを告げた
黒崎が、警備保障の悪口を広めている裏サイトを突き止めた
そこには、田村久実が高橋千晶から3百万円受け取ったこと、3年前、太田の妻が首吊り自殺したことなどが悪意を持って書かれていた 杜夫は、太田に、裏サイトのことを教える
太田は捜査から外された 太田は息子が犯人だ、と思い込んでいる 杜夫は太田を説得する 父親が信じてやれないでどうする 太田は、息子の嫌疑を晴らそうと決意する
殺された田村久実、旧姓鏑木は甲府出身、高橋千晶と同郷だった
千晶の父親 仙道は、甲府でブドウ農園をやっている しかし、久実と千晶の関係ははっきりしない
甲府南署、久実は、14年前に発生した、連続婦女暴行犯殺しの目撃者だった 被害者の女性が、男を殺害したようで、久実は逃げ去る女の姿を目撃した、と証言した 30歳前後の茶色の髪の女 現場は、千晶の実家の近くだった
《推理》千晶が男を殺し、久実が目撃したが、嘘の証言をして千晶を庇った
《まとめ》田村久実が殺された日の警備システムの記録は、久実が家に帰り、施錠して、在宅モードに切り替えた直後に殺されたことを示している 久実が家に入るまでの記録、2011年当時、防犯ビデオが普及していない時代、玄関のモニターの記録を調べた結果、久実が、蛍光塗料の線が引かれたウインドブレーカーの人物と歩いている姿が残されていた 杜夫はそのウインドブレーカーに見覚えがあった 千晶の父 仙道はブドウのネット販売を行っている ネットに詳しい 裏サイトを見て、娘のことを見守っていた
原口が殺された、ということは杉村も狙われる
やはり仙道が杉村宅を襲う 待ち構えていた杜夫ら隊員と太田刑事
あの日、仙道は、自首しようとする娘を止めた しかし庇いきれなかった
太田は、息子の航平と和解する
エンディング、黒崎は裏サイトに書き込む こんなことやめましょう
《参考》シリーズのリスト