刑事 吉永誠一 涙の事件簿12 親しい敵 2013 テレ東 原作:黒川博行 | moris11のブログ

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フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

吉永誠一(船越英一郎)一家の幸せエピソード
娘の菜摘(須藤菜々子)が、レンコンカレーを作る

伊勢佐木町、刃物店で鯛を下ろす包丁を買う若い女性 店員からついでに勧められた鱗落としも買う

■血まみれの女が歩いて交番へ、“人を殺しました”

非番の吉永に、あの小沢(林泰文)から電話、事件発生

マンション、捜査一課メンバーが臨場している 
被害者は清川由紀(一戸奈美)、住人ではない レシート、今日、包丁と鱗落としを買っている 住人の田代恭子(遠藤久美子)は自首している 包丁が、生け垣に落ちていた

警察病院に収容された田代恭子、掌の傷が深い 防御創か 父親がやってくる

刃物屋は、清川由紀が包丁を買ったことを証言した

恭子の話、由紀が突然切りつけてきた その後のことは覚えていない
由紀は35歳、醤油醸造会社オーナーの一人娘、夫は建築家の清川幹雄(野村宏伸)43歳

鯛は、現場にはなかった 醤油醸造会社は既に畳んでマンション経営をやっている

恭子は由紀が包丁を出して襲ってきたところまでは覚えているが、以降の記憶はない 右腕に3か所、右掌に1か所、傷があった 包丁から2人以外の指紋や血液は出ていない

事件は19時10分頃起きた 住人が争っている音を聴いている

疑問点、何故恭子は包丁を外へ投げ捨てたのか、何故防御なのに包丁が心臓に深く刺さったのか

吉永と小沢が、由紀の夫 幹雄を訪ねる 幹雄の話、
由紀と恭子、二人は幼馴染、付き合いは30年になる 中学から大学まで学校も同じだった 由紀の父親は、恭子の学費まで面倒を見ていた 恭子の父親 義一(鶴田忍)は醤油醸造会社で働いていた そういえば2週間ぐらい前、由紀がひどく怒って帰ってきたことがあった “あんな嘘つきはいない”

玉田(山田純大)と木島(松尾諭)が、添田真奈美(伊佐美紀)の事情聴取
“清川由紀、田代恭子、村尾淳子(佐藤仁美)、そして私の4人は、学生時代いつも一緒だった 恭子は由紀のお守役のような感じだった”
“由紀が居ない時、恭子は一度だけ愚痴ったことがある 本当は音大に行きたかったが、父親から由紀と同じ大学へ行け、と言われた”
“大学を出てからも、由紀は恭子のことを都合よく使っていた 例えば、由紀は不倫していたが、恭子にアリバイ作りをさせていた”

村尾淳子の事情聴取を同じく玉田と木島
“由紀から見たら私と真奈美は平民、恭子は奴隷だった 最近の恭子は由紀どころではなかった ストーカーに付き纏われていた 相当悩まされていた 牧野春樹(永沢たかし)という男”
“真奈美はこのことを知らない 恭子と私は親友、由紀と真奈美は仲が良かった 真奈美はストーカーのことを知らない”


幹雄は昔、村尾淳子と付き合っていた、と、真奈美は言っていた、と玉田 “後悔していたと思いますよ、由紀なんかと結婚して”、と淳子 “外面はいいが浪費家で男にだらしがない もっとも幹雄さんも由紀の外面と財力に惹かれたのだからどっちもどっちですね”

捜査会議で事件発生までの経緯が整理される
5月30日、恭子は由紀に呼び出されレストランへ、テニス合宿に参加する恭子、由紀は不倫、アリバイ作りを依頼 不倫相手は獣医の島本友哉(湯江健幸)
6月1日、恭子は具合が悪くなり合宿に参加できなくなった 幹雄は合宿へ電話した
6月5日、由紀は恭子を再び呼び出す 大喧嘩になる 生まれて初めて由紀に逆らった
6月15日、由紀から恭子に仲直りしたいとの連絡があった
6月16日、実際は仲直りではなく、由紀から、告げ口した、と詰られた 恩知らずと言われた

班長の片山桐子(眞野あずさ)は、フレネミーね、と言う
Friend + Enemy = Frenemy 友達の顔をした敵

6月9日の夜、島本が別れを切り出した
幹雄が怒鳴りこんできて、慰謝料500万円を要求されたことがその理由だった

■牧野春樹33歳が、自宅アパートで殺されているのが発見された
壁に恭子の写真がびっしり貼られている
死後3日、凶器は鋭利な刃物、死亡推定時刻は6月16日の17-21時
恭子のストーカーだった

恭子は、ストーカー被害を警察に告訴したが、1週間後に取り下げている その理由を、父親の義一に聞く 義一の話、
港署の刑事に騙された 訴えると逆にエスカレートする またいつでも告訴できるので一旦取り下げた方がいい、と言われたが全く嘘だった アパートを移っても直ぐ現れた

父から言われるままに生きて来た恭子、“異常だ”、と吉永

牧野のアパートの住人は、あの日20時頃、警察のものだ、という声を聴いていた さらに22時頃、部屋から走りさる男を目撃している 60代、170cm、小太り
そして牧野の部屋から、義一の複数の指紋が検出された

“父が殺すはずがない”、と恭子は叫ぶ

牧野が握っていた髪の毛は恭子のものだった
義一は、娘が牧野を殺した、と思っているようだ
吉永は、義一に、牧野の部屋に行った時感じたことを教えて欲しい、という “寒かった、あいつの部屋、ぶるっとするほど寒かった”

牧野の遺体が発見された時、エアコンはついていなかったが、リモコン設定は16℃になっていた タイマーを使ったようだ ということは、牧野が殺されたのは、もっと遅い時間だった 

義一が牧野の部屋に行った訳、見舞いに行った時、娘から、牧野のニュースをやっていないか、と聞かれたからだと言う
さらに、牧野は19時56分にレンタルDVDを返却したことが確認された 即ち、恭子に牧野は殺せない

原点に帰る 何故、由紀は鯛を下ろすと言ったのか、何故、恭子は包丁を窓の外に投げ捨てたのか

《まとめ》清川幹雄はお金に困っていた 妻は離婚しようとしていた 幹雄は病床の由紀の父親に取り入り、養子縁組していた これで由紀が死んでも安心だ 恭子が由紀にひどい扱いを受けていること、ストーカーに悩まされていることを知っていた幹雄は、恭子を利用しようとした ストーカーに情報を流し恭子を追い詰めた そして交換殺人を持ち掛けた 恭子に由紀を殺させ、自分は牧野を殺す しかし、牧野に、集めておいた恭子の髪の毛を握らせ、全てを恭子の犯行に見せようとした
恭子は最後まで悩んでいた しかし、由紀から、“飼い犬に手を噛まれるってこのことね”、と言われ、殺意を抑えられなくなった
義一が娘を押さえつけて来たことが悲劇の始まりだった たまりにたまったものが爆発してしまった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.04.15 配役名で書き換えた