オープンカーをとばしている百瀬哲夫（北大路欣也）
6か月の孫娘に大きなぬいぐるみを買ってきた
娘の千本木穂香（新山千春）、婿の千本木久（石垣佑磨）、久の母 辰子（岡本麗）も来ている
ジュエリーに二人組の強盗、支店長が襲われる
金庫が破られ、現金1200万円、貴金属2億円相当が奪われた
プロ中のプロの仕業のようだ
【警視庁調布北署】千本木久、五十嵐淳（住田隆）、小野恵子（おのさなえ）、東秀紀（加瀬信行）、若林晃（神保悟志）（課長）
赤ちゃんの健診で病院に来ている穂香親子、同じ時期に産まれた男の子の母親の羽田由美子（原田夏希）と挨拶を交わす
帽子にサングラスの男が由美子を監視しているようだ
支店長の立花幸雄（河相我聞）が意識を取り戻した 専務の井原正彦（水橋研二）が見舞いにやってきた
前歴者から、羽田三郎（泉谷しげる）が浮かび上がった 左手の魔術師と呼ばれた男 かつて百瀬が逮捕した 課長の若林は、百瀬を捜査に加えたい 久に依頼させる
百瀬は久の依頼を断った 羽田の仕業ではない 羽田は暴力を使わない それに足を洗っている
■川端に撲殺死体 コインロッカーの鍵と目出し帽を持っていた
被害者は棚橋道也（湯沢勉）61歳、かつての羽田の相棒だった
コインロッカーから現金200万円とネックレスが出て来た
棚橋の女 原田市代（松本じゅん）がやっている居酒屋、“10日くらい前に羽田がやってきた” 不景気で、店を絞めて盛岡に帰りたいと考えていた市代、棚橋はその資金を手に入れようとして犯罪に加担したのかもしれない
百瀬は嘱託を引き受ける
羽田の娘が由美子だった 由美子を訪問する百瀬と久 由美子は語る
羽田は由美子が高2の時出所してきた 半年くらい駐車場で働いていたが、窃盗の疑いを掛けられ嫌気がさし仕事を辞め家を出て行った 母親が死んだときも顔を出さなかった もう縁を切ったと思っている
子供の父親は井原公彦（柴田明良）、ジュエリー社長 井原洋三郎（大石吾朗）の長男だった 井原は、前科者の娘との結婚を許さなかった 公彦は全てを捨て、由美子と一緒になったが山登りで雪崩に巻き込まれ死んでしまった 1年半前のことだった その後、妊娠していることを知った 籍はいれていなかった
怪しい男が由美子を見張っている 声を掛けると男は逃げ出した ふぐ割烹のライターを落としていった
井原はすっかり弱っている あと3か月 専務の正彦が退院した立花をつれて挨拶に来ている 正彦と公彦は腹違いの兄弟だった
ふぐ割烹のライターは開店10周年に150人に配られていた リストを入手し一人ずつ当たった
由美子の息子 翔太が誘拐された 帽子にマスク、見知らぬ男だったと言う
ライターを落としたのは探偵だった 依頼人を聞くが守秘義務を盾に答えない 百瀬は脅したりすかしたり、ジュエリーが依頼人だった
専務の正彦に会いに行く百瀬と久、知らぬふりをし、圧力を掛けようとする正彦
死後3年以内なら認知請求できる 遺産分与を避けるために正彦が誘拐したのではないか
百瀬に電話、羽田だった “今、人ば殺した”
■正彦が殺された 羽田は孫の翔太を抱いていた
羽田は、娘と孫を見守っていた 誘拐されるところを目撃し、車番も確認した 正彦を尾行し、タクシーで後を追った
タクシー運転手は羽田のことを覚えていた
羽田が、強盗と棚橋殺しを自供した しかし百瀬は納得しなかった
弁護士が由美子のところへやってきた 死後認知の話だった
百瀬は思う 羽田は誰を庇っているのだろう
正彦の素行を調べると悪い噂が聞こえて来た 地下カジノで2億負けた、とクラブのママ
現場100回、羽田の部屋、診察券があった 羽田の左手は麻痺していた
立花の娘が手術を受ける
《まとめ》強盗は狂言だった 正彦と立花は光と影だった 正彦が金を出し、立花は正彦の後始末をしてきた 羽田の犯行に見せるために、棚橋を引き入れたが、分け前で揉め、棚橋を殺した 正彦は翔太を殺そうとしたが立花が止めた それを知った羽田は立花を庇おうとした
《感想》羽田はいい奴だった
《参考》シリーズのリスト
2021.04.08 配役名で書き換えた