弁護士 高見沢響子8 2006 TBS 脚本:石原武龍 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

腹と背中から血を流し、苦しみながら歩き倒れる女

巡査2人が駆け付ける 一人が女の名前を叫ぶ

代々木西署前にマスコミ、やってきた警察庁中央管区警察局長の澤村茂樹(榎木孝明)に群がる

巡査の石川耕平(蟹江一平)に、“奥さんとは正式に離婚していなかったのか”

ホステスの石川涼子(遊井亮子)が逮捕される 石川の別居中の妻だった

殺されたのは看護師の河合美紀子(奈良崎まどか)、石川と同居中だった 三角関係のもつれか、とマスコミははやし立てた 澤村が記者会見を行い不祥事を詫びる

高見沢響子(市原悦子)の法律事務所、助手の島野健治(岸端正浩)、事務員の田口育美は、久松啓子(あめくみちこ)の試験結果を待っている なかなか帰って来ない ビルの下にいた 響子が迎えに行く 7年目、やはりだめだった 公園のベンチで慰める そこに先輩弁護士の岩崎幸四郎(佐藤慶)がやってくる 頼み事、ある筋から頼まれた 石川涼子の弁護をやって欲しい

涼子に面会する響子、ふてくされている ある人に頼まれた、ある人って誰 言葉は乱暴だし強がっているが、無実を強く訴えている、との印象を受けた

半年前、涼子は河合美紀子の家に乱入し、騒ぎを起こしていた

響子宅、娘夫婦の夫婦喧嘩、気の強い娘 加納英美(勇静華)と夫の康彦(越村公一)、冷静な孫 真希(今泉野乃香)

涼子にとって不利な証拠があった バッグから美紀子の血痕と指紋が採取されていた

殺害現場の公園、響子と久松、澤村がいる
3人の会話を、老女が覗いていることに気付いた響子 声を掛けると、“通りすがりのものです”、と去って行く

澤村は、事件を担当している氷室(春田純一)を署の屋上に呼び尋ねる “他に容疑者はいたのか” 氷室は否定する

久松は、老女の素性を調べた 宮嶋志津枝(淡路恵子)、アパートで一人暮らし、美紀子の勤務先の病院の患者だった
島野と久松は、病院で看護師長の正子(川俣しのぶ)から話を聞く 志津枝と美紀子の関係を聞くが、看護師長は拍子抜けしている 警察から聞かれたことを聞かない しかし、その内容を話そうとはしなかった

涼子との面会、バッグに着いた血痕と指紋、実は、あの日、美紀子が倒れ苦しんでいるところを通りかかった まだ息があった 美紀子はバッグをつかみ、“助けて”と言って息絶えた 怖くなって逃げた 警察には通報しなかった

取り調べで説明したが、取り上げてもらえない

公園におでんの屋台が出ている 主人の持田(沼田爆)、客一人、そして志津枝がいた 3時間1000円、酒、おでん付きのパートだと言う 涼子は常連だった、と客
 

響子は志津枝の家を訪ねる 
志津枝は、美紀子に対してはいやな印象、涼子は犯人ではありませんよ、と言う

数日後、何かが変化した 証言を約束してくれた人々が、言質を翻し始めた 同僚のホステス、涼子の行きつけの店の店員、等々
そして、響子が夜道で襲われた
 

軽い怪我ですんだ響子、久松と島野が駆け付ける さらに澤村がやってくる タイヤ痕、殺すつもりはなかったようだ 澤村は護衛をつけると申し出るが、響子は断る

そして意外な展開、志津枝が出頭し、美紀子を殺したのは自分だ、と言い張る 背中とお腹を刺した、と、公表されていない事実を語ったが、担当の氷室は、取り合わなかった 身代わりになろうとしているのか、単に目立ちたいのか
志津枝は響子を訪ね、自分がやったが警察は取り合ってくれない、と言う
 

志津枝宅、公園に面したアパート、窓から屋台が見える 声も聞こえる
志津枝の携帯のストラップに付けているミニカーが、澤村を連想させた
澤村はミニ列車を付けている

澤村宅を訪ねる響子、ド派手な娘が出てくる 娘の佐知子(織田菜月)だった 違和感、母親の真澄(山下容莉枝)と険悪な雰囲気、澤村がいた 雑然とした部屋、ミニカーコレクション 居心地が悪そうな澤村、呆然としている真澄 病院で処方された薬の袋が目に入る 美紀子の勤務先 美紀子は婦人科勤務だった 澤村の娘が関わっているのか

久松は、佐知子の行動を調べ接触する 司法試験に落ち続けていることなど自己紹介し、事件について知っていることを話してもらう
佐知子は誰の子か分からないが子宮外妊娠し手術を受けた 佐知子は美紀子に軽蔑された、と言う

響子は、巡査の石川に話を聞く 二人は引っ越そうとしていた 美紀子はこつこつと貯金していたと言う

澤村と会い、久松が聞き出した事実をぶつける響子
澤村は語る 娘の反抗期にうまく対処できなかった

《まとめ》澤村は仙台で育った 捨て子だった 養護施設で育ったが、小学校校長の養子になった 義兄がいた 小学校の校長をしている 澤村は小5の時、1か月家出したという
一方、志津枝は仙台でホステスをしていた やさぐれた生活をしていた 家出した少年と世の中に絶望していたホステスの出会い、幸せな1か月だった 2人が再会したのは屋台だった
美紀子は、警察官僚の娘がふしだらで父親の分からない子を妊娠したことをネタに澤村を強請った 志津枝はその場面を目撃した 息子のような澤村が脅迫されている
しかし志津枝は殺していなかった 澤村も殺していない 殺したのは妻の真澄だった
真澄は絶望し、手首を切って死のうとするが、澤村、佐知子は真澄を励まし、やり直すことを決意する

響子は真澄の弁護を引き受ける 懲役5年だった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.05.11 配役名で書き換えた