十津川警部シリーズ14 海を渡った愛と殺意 1997 TBS 原作:西村京太郎・山村美紗 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

台北、老人から銃を奪い2発撃ちこむ
倒れている老人、銃声を聞いて駆け付けた希麻倫子(かたせ梨乃)、“日本人にやられた”

被害者は黄世昌(天本英世)、拳銃のバイヤー、台北市警の周(木村元)が担当する 倫子と周は顔なじみ

1か月後、東京銀座、閉店間際の宝石店を目出し帽を被った二人組が襲う 社長の前原真一郎(三浦浩一)と秘書の林麗子(床嶋佳子)が後頭部を殴られ昏倒する 意識を取り戻した前原が被害届

警視庁捜査一課 十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井刑事(伊東四朗)、清水刑事(田中実)、安原刑事(山村紅葉)らが臨場

被害額2億5千万円、犯人は防犯ビデオを持ち去っている 内情に詳しいようだ

二人とも拳銃を持っていた 中肉中背、目出し帽を被っていたので人相・年齢などはわからない 麗子は、意識を失いかけた時、“ミヤ、そっちもだ”と聞こえたと言う

仙台市、質店に盗品が持ち込まれた 店主から通報があり、持ち込んだ男が逮捕された 男は宮川三郎(小宮孝泰)、黙秘している
亀井と清水が東京へ移送することになった

新幹線、宮川を挟んで亀井と清水、共犯者の名前を聞き出す 倉田雄介(石橋保)
倉田が銃を持っていたと言う 清水が席を外した時、宮川がトイレを要求 大だという 手錠を外し、外で待つ亀井 太股を銃撃される
亀井は、宮川にドアを開けるな、と言って意識を失う

悲鳴を聞いて清水が駆け付ける 亀井が倒れ、宮川がうつ伏せで便器を抱えている “倉田、貸金庫” ダイイングメッセージだった

亀井は郡山中央病院に搬送される 十津川が駆け付ける 意識を取り戻す亀井、“ドアを開けるなと言ったのに宮川はドアを開け殺されてしまった”
何故宮川はドアを開けたのか、宮川はうつ伏せで倒れていた 背中から撃たれた 救いの手が差し伸べられたと思ったのに裏切られたのか
襲撃犯は何故移送される列車を知ったのだろう 何者かが宮城県警に十津川の名を語って聞き出していたことがわかる

倉田は父親から引き継いだレストランを経営していたが、借金のかたにとられてしまった しかし、まだ住み続けることを許されていた 妹の真知子(中山忍)がいた 真知子は商社勤務
真知子は語る “兄は、共同経営者が現れた、と言っていた 兄は優しすぎる性格、強盗などするはずがない 兄は台湾に行った”

倉田の取引銀行、貸金庫、指輪が一つ入っていた その指輪は盗品だった 宮川が死んだ翌日、倉田は貸金庫に来ている

一見、倉田が宮川宮を殺して盗品を独り占めしたように見えるが、何故新幹線車内で宮川を殺し、何故指輪一つを貸金庫に残し、何故捕まる可能性が高いのに宮川は質入れしようとしたのか、十津川は釈然としなかった

■台湾、野柳(イエリュウ)海岸、焼殺死体、身元が全く分からないくらい黒焦げ
しかし、近くにパスポート 倉田雄介 十津川は真知子を連れて台湾で身元確認することに
周と倫子が二人を迎える 十津川と周は顔見知り、捜査協力の実績がある
遺体は胸と腹を撃ち抜かれていた 歯も潰され真っ黒こげ、しかし真知子は“この死体は兄です”と主張する

倫子は十津川に推理を語るが、お答えできません、と素っ気ない十津川

DNA鑑定には1か月かかるが、真知子は遺骨を持ち帰る、と言う

周と倫子の関係、倫子の父親と周は知り合いだったこと、カメラマンの倫子は宝石密売のルートを追っていることで情報提供していたことで信頼されているようだ

日本では、銀行の不祥事が報道されている

倫子は、ヒスイの産地、太魯閣峡谷 アミ族の台地を訪れ、長老の劉成貴(田村高廣)から話を聞く
ヒスイはアミ族の財産であるが、最近、盗掘されだした
長老は倫子に依頼する “私の一人娘を東京へ留学させたが、2年前戻ってきて大事なヒスイを盗んだ 大事な人ができた 日本人だと言って去った” 写真を取り出し、“これが娘です 探してくれませんか”

長老は密売グループのアジトを掴んでいた 倫子に教える長老
その時、銃声、長老が銃撃された “娘はヒスイの密売団に利用されているのでは” 長老は息絶える

警視庁を真知子が訪れ十津川に会う 兄の無実を訴える しかし、貸金庫に現れたのは倉田であることが確認されている DNA鑑定の結果が全てを明らかにするだろう、と十津川

台北の倉庫街、警官隊がアジトを急襲、倫子の情報に基づく

十津川は、前原、麗子を連れて台北へ 盗品を確認する

倫子は、麗子が長老の娘であることに気付き、麗子に直撃する

黒焦げ死体の遺留品、招き猫のアクセサリーは、身に着けていたものが落ちたようだ これが倉田のものであることがわかれば、重要な情報となる 真知子は証拠を掴んだようだ 写真を送って欲しい、と台北市警に連絡

帰国した十津川に真知子から前日連絡があった 十津川は電話する 出ない
急行する十津川と清水 真知子は扼殺され、部屋が荒されていた アルバムから2枚、写真が抜き取られている しかし真知子は用心して写真をトイレットペーパーに隠していた

麗子は前原を疑い出した 宮川を殺し、倉田を殺し、長老の父を殺し、そして真知子を殺した、と “今度は私を殺すのでしょう”

《まとめ》前原が狂言強盗を仕組んだ 宮川と倉田を使った 宮川が逮捕されるようにし、主犯が倉田であるかのように言わせた 逮捕されても救い出す、と伝えていた 倉田が消えれば分け前が増えるとでも言ったのだろう 焼死体は、倉田が身代わりを使ったように思わせるためだった 犯行の動機は経営不振、そして銀行幹部である前原の父親の不正流用の尻拭い 

エンディング、長老の墓前に前原と麗子、麗子を殺そうとする前原、そこに周、十津川、倫子、安原らが現れる

《感想》2時間半ドラマだった、長かった 山村美紗のキャラクターが2名登場 1名はほんの少し

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.02.24 配役名で書き換えた