十津川警部シリーズ27 九州特急つばめ殺人事件 2003 原作:西村京太郎 | moris11のブログ

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フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

外国人労働者の犯罪、同郷同族で固め、裏社会に根を張りつつある

中国人の女に金を貢いだ石田純(江端英久)、金は組織に吸い上げられた その額、4億5千万円

女 黄レイラ(IVY)の兄 黄小元(菊原祐太朗)は、その一部 3,000万円を掠めたため組織に追われる身となった 妹に、“逃げろ”、と電話した後、“竜の爪”に刺殺される 新宿歌舞伎町、捜査一課の面々が現場に駆け付ける

【警視庁捜査一課】十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井(伊東四朗)、西本(堤大二郎)、安原(山村紅葉)、小西(中西良太)、村川(古川りか)、山下(山田アキラ)、三田村(三田村周三)

“竜のイアリングをしていた”、と客引きの証言、“風林会館の方へ逃げ去った”

黄の持っていたパスポートは偽造だった 福建省出身、手配師をやっていたようだ 妹のレイラは行方不明となっている

中国からの密航者は九州から入国する
毛老人(麿赤児)の屋台でラーメンを食べる亀井、“竜の爪”の話を聞く
そこに可愛い娘、毛老人の親戚 美梅(小島可奈子) “竜の爪、こわいね”

ガード下、チンピラに絡まれる亀井、男が助ける

翌日、“竜の爪”が肩に赤い竜のタトゥーをしていることを聞いた十津川、“8年前、横浜の埠頭で張り込んでいる時、会っている”

警視庁に、昨夜亀井を助けた男がやってくる 上海警察の孫(黄帝実)だった

国際組織犯罪特別捜査課の船木(西村和彦)から密入国の実情を聞く十津川、蛇頭は、密航ビジネスから組織犯罪に移行しつつある

レイラが、鹿児島の新聞記者 香川美子(名取裕子)に電話し助けを求める
中州から西鹿児島へ、つばめ号に乗るが、“竜の爪”が狙っている
つばめ号添乗員の山本宏子(遊井亮子)は、怯えた表情で座っている二人、レイラと石田が、串木野で降りたことを知る

“竜の爪”の姿を見たレイラが列車から降りることは計算済み、一味が待ち構えていた タクシーの運転手、石田、レイラが殺される 石田とレイラの遺体は指宿の海岸で発見される

連絡を受けた十津川、村川、船木が鹿児島へ 鹿児島県警の高田(新納敏正)が迎える

霊安室へ、そこに香川美子がいる 十津川と美子は10年ぶりの再会、訳ありだった

開聞岳、長崎鼻に十津川を連れだす美子 “一昨日、助けを求める電話があった” 美子は語る “5年前、1997年10月2日、この浜に2人の女性の溺死体があがった 別の海岸でさらに2人、ずぶ濡れの5人の少女が助かり、新宿を目指した 皆きれいな娘だった” “4年前、彼女たちを見つけた その一人がレイラだった 父親を助けるために日本に来たが、いやらしい仕事ばかりさせられた それなのに父親は死んでしまった 何のために日本に来たのか” 泣くレイラを慰めた

山本宏子は、同僚の木原由美(建みさと)とルームシェアしている レイラと石田が死んだ、というニュースを見て、警察に連絡した
宏子は、あの時、見てはいけないものを見ていた ひとりで夜道を歩く宏子を尾行する何者かがいる 逃げる宏子 二人の男が待ち伏せる 悲鳴をあげる宏子、十津川と船木だった 宏子は狙われている 船木が寝ずの番をすることになった

一方、亀井は、残りの4人の中国人女性を監視する手配をした

宏子が添乗するつばめ号に十津川、船木、村川達が乗車する 電話している船木を見て思い出す宏子 竜のイアリングの男と義足の男と濃厚接触していた

新聞に、自殺と考えられていたレイラと石田の死が、目撃情報により、他殺であった可能性が高まった、という記事が載った

香川美子は十津川と会い、5人の娘の一人 馮ユーリン(観月ゆう)と警視監の後藤雄一郎(黒部進)が寄り添う写真を見せる

徹夜で宏子を警護する船木に恋心を抱く宏子 ホテルに戻った船木に、監視の目をすり抜けてプレゼントを買い、ホテルに向かう宏子 尾行する“竜の爪”、ナイフを持って襲い掛かる 船木は負傷する

警視監の後藤が、十津川のあるまじき行動を刑事部長の三上(小野武彦)に伝える 美子に捜査情報を漏らしたこと、お金を受け取ったこと
4人の中国人娘の情報、3人は公社の役人に取り入り、馮ユーリンの相手はわからない

上海警察の孫から連絡、“竜の爪”の隠れ家を見つけた 馬泰明(比留間由哲)、大家には留学生と名乗っている 馬の母親は人質に取られ、殺し屋の道を歩まざるを得なかったようだ さらに、馬は、毛老人の親戚 美梅の恋人だったことがわかる

馮ユーリンとホテルで密会しているのが後藤であることが特定できた 写真も撮れた
後藤は十津川を呼びつけ、懲戒処分をちらつかせる 1週間の猶予を求める
宏子は、義足の男の特定に協力していた 多数の写真を見るが見つからない 偶然、船木のデスクの写真、船木と並ぶ男に目が留まる
警備会社顧問・元警視庁射撃教官の白崎京助(佐々木勝彦)だった 白崎は事故で義足をつけていた

十津川は白崎を訪ね、証拠をつかみ必ず逮捕してやる、と警告する

亀井は、十津川を中華料理店に招き、老板の毛老人を紹介する ラーメン屋台の親父、実は親分だった 真面目に働く中国人、マフィア撲滅に協力を申し出た

真相に迫る美子が狙撃され、美梅が拉致される
美子は命を取りとめるが意識が戻らない 深夜、見舞いに来た十津川、怪しい影に気付き美子を病室から間一髪移動させる

《まとめ》上海、香港、日本の三者が構成していた組織、日本のボスが代議士の鬼島専太郎(久富惟晴)、元警視総監だった 組織は日本のボスを排除しようとしていた 鬼島が開く新年会で、鬼島を暗殺しようとする馬、動かしているのが白崎だった
母親と恋人を人質にされている馬、しかし、十津川が、母親も美梅も救出したことを伝えると、白崎が十津川を撃つ 馬は身を挺して十津川を庇う
命がけで家族を守ろうとする中国人が主役の物語 後藤は辞任に追い込まれる

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.04.01 配役名で書き換えた