警視庁捜査一課：北見志穂（松下由樹）、袴田俊郎（蟹江敬三）、三上勉（半田健人）、井原也寸志（小木茂光）（主任）
ツイッターをフォローしている男が、居酒屋でアルバイトしていたかつての同僚の女子大生を襲い絞殺した 帰宅が深夜になることを知り犯行に及んだ
北見志穂に女が声をかける 転職斡旋会社TAの矢口冴子（須藤理彩）、警備保障会社への転職、2倍の報酬を保証すると言う “私が適任だなんて、どうして”
女の写真を切り裂く何者かの存在
数日後
■女が殺されている 胸を一突きされ、口に粘着テープが貼られている おろしたてのハイヒールを履いていた
被害者は吉川弥生（大竹一重）、品川のマンションで一人暮らし、銀行から外資系の投資会社にヘッドハンティングされ成功している 粘着テープは死後貼られていた
弥生のマンションにはハイヒールが一足もないのに死体はハイヒールを履いていた訳は
弥生は週末、ホテルで過ごすことがあった 男と居るところを目撃されていた
弥生をヘッドハンティングしたのはTAだった 志穂と袴田はTAの責任者に会いに行く
矢口冴子が女性といる 喜ぶ冴子、志穂が転職を決意したと思い込んでいる 一緒にいた女性は小野寺奈美（杵鞭麻衣）、転職の成功者だと言う 奈美も弥生も冴子が転職の世話をしていた
弥生が殺された理由に思い当たることはないと言う
佳代（赤座美代子）の小料理屋、袴田は語る 昔、14年前、似たような事件があった
犯人は柳本宏（真島公平）、リハビリ療法士、被害者は資産家の佐竹則子（長谷部香苗）、整形外科医の加藤正俊（榎木孝明）に則子がクレームをつけ訴えた 柳本は則子を殺し、口に絆創膏を貼った
柳本は追い詰められて海に飛び込んだ 遺体は上がらなかった
加藤の整形外科のあった場所に、現在は内科が開業していた 加藤は医者を辞めたようだ
ホテルに弥生といた男が現れた、という情報が入った
志穂はおとりになってラウンジへ、男が志穂に声をかけ一緒に食事する 外に出た二人、志穂が倒れる 薬を盛られたようだ そこに袴田が現れる
男は江崎康一郎（草野康太）、常習犯のようだ “警察も卑怯なことをするよな”と江崎 しかし、殺人の証拠不十分で釈放する
■2日後、再び女が殺される 被害者は小野寺奈美、TAで会った女性だった
胸に鋭利なナイフで一突き、口には粘着テープ、同一犯による連続殺人のようだ 同じくハイヒールを履いているが、メーカーは違う 江崎にはアリバイがあった
矢口冴子に事情聴取する志穂、就職情報誌が目に入る 転職の成功者として二人が紹介されていた
通販会社社長の坂井江津子（秋本奈緒美）が拉致されたが逃げ出し入院した
江津子も転職の勝ち組だった 警護しようとするが、警護などいらない、と言う 何か隠しているようだ 二人は病院を監視することにした
加藤が病院にやってきた 袴田が声をかける 加藤は1年前から江津子の会社で働いていると言う 外反母趾用サポーターを開発し販売している 加藤は袴田を見て昔を思い出し吐きそうになる
江津子が初老の男に呼び出され拉致されそうになる 男は鈴木修造（沼田爆）62歳、江津子が鈴木のアイデアを商品化したのに金を払わないため揉めていた 殺人事件とは関係ないようだ
通販会社の購入者リストを調べると、弥生と奈美は外反母趾用サポーターを購入していることが判明した 冴子が紹介したようだ
転職斡旋会社TAのオーナーは植草竜司（鶴見辰吾）、植草は江津子の通販会社の株主でもあった
弥生と奈美はクレーマーだったことがわかる 二人を懲らしめるために、死後、ハイヒールを履かせたのかもしれない しかし加藤にはアリバイがあった バーで酒を飲んでいた
マスター（並樹史朗）が証言した このバーのオーナーは植草だった しかし植草と加藤にはほとんど接点がないと言う
志穂はおとりになる 警備会社に転職したことにし、サポーターを買ってクレームをつけた
ネットには、実名を挙げて、志穂がクレームをつけたことがアップされ、二人が書き込んでいた 一人は冴子、もう一人いる
《まとめ》植草は、14年前に死んだはずの柳本宏だった 整形し声も変えていた
柳本は加藤が好きだった 加藤を苦しめるものを許せなかった 柳本のために加藤は医者を辞める羽目に陥った 加藤はクレーマーを実名を挙げて非難した 柳本が、加藤の苦痛の種を取り除いていた 志穂も殺されようとするが、袴田が救助する
《参考》シリーズのリスト
2021.09.01 配役名で書き換えた