夜、反対運動のたて看板に、“この女は子供を殺した” の落書き
この女とは永井美沙恵（萩尾みどり）
老人ホーム建設反対運動、“商店街を殺すつもりか”とリーダーの今里貢（石井愃一）
■料理評論家の三枝克乃（内田春菊）が殺された
殺される前、娘の茜（中山忍）と担当編集者の熊野（中原裕也）にメールを打っていた 克乃は殺人を目撃し殺されたようだ
【警視庁女性捜査班】平山優美（萬田久子）、原奈津子（高橋ひとみ）、水谷涼子（三浦理恵子）、松本桃（大和田美帆）、胡桃沢早苗（大島蓉子）、黒塚かおり（奏谷ひろみ）、小津泰子（市毛良枝）
■聞き込みをしている時、近所の永井美沙恵も殺されているのが発見された 現場には遺書のようなものが残されていた “私は殺されるでしょう、犯人を捕まえないで下さい、当然受けるべき罰なのですから”
美沙恵の身元確認に、息子の研一（西興一朗）と弁護士の吉沢（菊池隆則）がやってきた “俺には関係ない、あんたのこと母親だと思ってない”
美沙恵は住宅会社の社長、専務の山倉（大出俊）とも弁護士とも対立していたようだ 美沙恵の周りはトラブルだらけ
専務が記者会見、“故人の意思を汲んで捜査に協力しない”
反対運動のリーダーの今里が、犯行現場近くで目撃されていた
今里は、美沙恵と裏取引しようとしていたが断られたこと、美沙恵の息子 研一が看板に美沙恵を中傷する落書きを書いたところを目撃したことを告白する
美沙恵と研一の関係は複雑なようだ さらに、克乃と茜の間もうまくいっていない
克乃の担当編集者 熊野が水谷涼子に接近してくる 犯人を突き止めたらデートして欲しい 涼子は断るが、その熊野が殺されてしまう 現場から研一が逃げ出すところを目撃され逮捕される 涼子は熊野が殺されたことに責任を感じていた 研一を犯人扱いし追及する涼子
《美沙恵と研一の関係》弁護士は語る 10年前、美沙恵の夫は焼死したが女と不倫している最中だった 嫉妬に狂った美沙恵は息子の研一を殺そうとした 研一の祖母 富江（今井和子）が止め、美沙恵を海外留学に出した 研一は富江が育てた
研一の、美沙恵殺害時のアリバイが紆余曲折を経て証明された
《まとめ》茜の母 克乃は、茜から大事なものを奪った 童話のキャラクターを奪い、恋人の熊野を奪った 娘の苦しみなど気にしない女だった 茜は耐えきれなくなり克乃を灰皿で殴り殺した 部屋から出る時、美沙恵に目撃された 興奮状態の茜を美沙恵が部屋に招き入れた 親子の間が上手くいっていないことを知る美沙恵を、茜は絞殺してしまう 美沙恵が書いた便箋を見て利用することにした 美沙恵が何者かに殺され、それを目撃した克乃が殺された、という筋書きを書いた
しかし熊野は茜が克乃を殺したことに気付いた 研一に教えてお金を貰おうともした
結局、茜は克乃、美沙恵、熊野の3人を殺した 研一は母を恨んでいたが、10年間、自分を責め、息子に謝り続けて来たことを知った
《感想》専務や弁護士についてのフォローが不十分で尻すぼみの感もあった
《参考》シリーズのリスト
2022.01.17 配役名で書き換えた