仙台市、病院、夜、警備隊員 江川栄二（佐々木和也）が巡回している
■壁に落書きがある部屋、パイプレンチで殴られ殺される 現場には黒面が残されていた
五十嵐杜夫（小林稔侍）が仙台の警備隊長に任命される 後を黒崎主税（小泉孝太郎）に託す
職場の病院で横山ユメ（国分佐智子）が杜夫を迎える 病院の地下室で着替える 杜夫を迎える仙台のメンバー、態度が悪い
元隊長の朝津（梨本謙次郎）、目つきが悪く反抗的な徳永（波岡一喜）、岩寺（大河内浩）、池澤淳子（大沢さやか）
患者まで態度が悪い 挨拶も返さない芦田祐介（清水紘治）
売店の西山澄子（田根楽子）は愛想よく杜夫に話しかける
総務部長の佐々木仁美（遠野舞子）、朝津とアイコンタクトする 仁美は事務長 佐々木高志（奥田達士）の妻だった
殺風景な従業員寮に帰る杜夫、自宅アパートに帰るユメ
ストーカーがユメ宅に電話してくる
朝礼、杜夫は徳永の髭を剃ろうとして反感を買う 売店の西山澄子が見かねて意見する
車椅子の芦田が暴走し、杜夫が止める 芦田は転げ落ちる
事務長と総務部長が杜夫を注意する それみたことかと徳永と岩寺
芦田は考古学者として有名だったが、末期がんで苦しんでいる、と澄子が杜夫に教える
事務長が、朝津とアイコンタクトする妻の仁美に、“あの男との関係は”と問い詰める
国分町を歩く杜夫、クラブで働く警備隊員の池澤淳子と、客として来ていた朝津を目撃する
クラブで淳子の話を聞く杜夫、副業禁止であることを伝える
子供を職場に連れてこないよう注意する
朝津、岩寺、徳永の三人が飲んでいる 殺された江川は朝津に反抗していた 朝津は二人に、俺に付けば面倒を見る、と親分風をふかしている
■マットレス置き場が放火され、仁美が死んでいる 黒面があった
仁美は青酸ガス中毒で死んだ アクリルのマットレスが燃えて青酸ガスが発生して死んだようにも思われる
隊長が苦戦している 黒崎が仙台に派遣される 本社に、クライアントと癒着している警備隊員がいる、との密告がなされていた
ユメに再びストーカーから電話、“江川は仁美を脅していた”と言う
ユメはストーカーがいること、ストーカーが言っていたことを杜夫に伝える 警備隊員室に盗聴器が仕掛けられていた ユメの部屋にも仕掛けられていた
杜夫のところに仙台西署の刑事がやってくる 任意同行を求められる 杜夫のキーが現場に落ちていたこと、火災があった時のアリバイがないことが疑われる原因となっている 杜夫は黙秘する 罠にかけられたのだろうか
朝津を尾行する黒崎、朝津は天守台で男と会う 仁美と朝津が組んでブツを横流ししていたこと、仁美が死んで横流しが難しくなったことなどが話題となっていた
杜夫が釈放される 芦田及び子供たちの証言でアリバイが証明された 火事があった時、芦田は前途を悲観し屋上から飛び降りようとしていた 声をかける杜夫、芦田は杜夫に、私を止める言葉があるかを尋ねる 杜夫は語った “若い部下を死なせたことがある自分に、あなたを止める言葉などない” その後、部屋まで送った後に火災現場に向かった 芦田の尊厳を守るため、黙秘していた 鍵は子供たちが拾って現場に落としたようだ
黒崎が本社に報告し、本社は全員を解雇しようとするが、杜夫は止める
《まとめ》ユメのストーカーは麻酔医の大瀬（佐々木嵩雄）だった
拉致されたユメを徳永が助ける
江川を殺し黒面を残したのは研修医の近見（斉藤悠）だった 子供のオペ明けの時、興奮してやってしまったと言う 子供に代わって病院に復讐した
仁美を殺したのは、警備隊員池澤淳子の夫で、元仁美の愛人だった池澤文男（累央）の母 西山澄子だった
池澤文男は仁美に捨てられて自殺した 金の切れ目が縁の切れ目だった その仁美が病院の総務部長をし、不倫もしている 可愛い息子を殺した女 許せなかった
《感想》仁美殺害の動機はよくわかるが、江川殺害の動機がよくわからなかった 子供のオペに耐えられない、のか
盗聴器を仕掛けたのは誰なのかもわからなかった ストーカーの麻酔医なのか
見どころは、杜夫に反抗する面々 ここは見応えがあった ラスト、杜夫を見直し職場の雰囲気も一変する
《参考》シリーズのリスト
2021.09.15 配役名で書き換えた