■7年前、猛スピードで建屋に入り急停車する現金輸送車
警備員が刺される
日光、男体山、中禅寺湖、鬼怒川温泉、ライン下り、観光シーズン到来 鬼怒川グランドホテル、大女将の中川政子（岡田茉莉子）が訓示する 若おかみ 中川美奈（東ちづる）
ホテルではエクササイズプランを開始する
インストラクターを務める鬼怒川クラブの一行、社長の遠藤耀子（田中美奈子）、インストラクターの水野聖子（村井美樹）らがやってくる 遅れて、エクササイズ本を出版した社長の田崎友実恵（比企理恵）も合流する
友実恵は、夕食までには帰ると言って出かける 山登りのような恰好をしている
激しい雷、友実恵が戻ってこない 連絡が取れない、と遠藤耀子
丸山の駐車場に車があった、と大女将の息子でちづるの夫の中川新太郎（羽場裕一） あの付近は三日前土砂崩れがあった、と大女将
翌朝、捜査を行う 水野聖子らも捜索に加わる
■田崎友実恵が死んでいた リュックから髑髏が出てきた
鬼怒川署：殿山警部（若林豪）、中川新太郎、亀田（篠田光亮）、
鏡（蛍雪次朗）（鑑識）
頭骨は死後7-8年、男、身元の手掛かりは無し
友実恵は3日前に予約を入れていた 耀子との打ち合わせはその後に決まっていた
死因は滑落による脳挫傷、掘り返した跡とスコップがあった
友実恵が、埋めた遺体を掘り返したものと思われる
署に電話、母親から息子ではないか しかし途中で切れてしまう
電話をしたのは八木光代（萩尾みどり）、電話を止めさせたのは息子の嫁 佳織（相田翔子）
佳織は、夫 貴文（八代真吾）は生きていると信じようとしている
電話の発信元が判明する 7年前、警備員が同僚を殺して1億円を奪い逃走したとされる事件の容疑者の家だった
頭骨は、貴文のものだった 警視庁から担当の警部 柳瀬（冨家規政）がやってくる 柳瀬は、八木貴文が、殺された警備員 緒方俊一（伊藤俊彦）の妻 マリ（黒坂真美）と共謀して起こした事件である、とみていた マリは保険金5千万円も入手している
しかし、貴文は友実恵らに殺されていたようだ
友実恵とマリが共謀して貴文を殺したのだろうか
貴文の遺族である光代、佳織、息子の春斗（田口翔太）がホテルに宿泊する
耀子は春斗を可愛がり、ラフティングを体験させることになり、二人でボートに乗る
美奈と光代はライン下りを楽しむ 佳織は体調が悪くホテルに残る
■ライン下り、盾岩に差し掛かった時、反対側で女が転落する音 全身強打、マリだった
他殺を疑う鬼怒川署員を、柳瀬は田舎警察と鼻で笑う 自殺であるとして疑わない
鑑識の鏡が怒る 柳瀬・警視庁は八木貴文主犯説をとってきた
マリまで殺されたとすれば誤捜査だったことになりかねない
佳織は、大金を隠し持っている その訳は
仲居の小百合（山村紅葉）は、佳織とマリが話している内容を聞いていた
“1千万円を送ってきたのはあなたでしょ”と、佳織はマリに言っていた、と言う
美奈は佳織を訪ねる 貴文と佳織の悲しい別れのエピソードなどについては話すものの、1千万円の話をしたことは否定した
■鑑識の鏡が滝沢橋の下で殺されていた
今回、田崎友実恵、緒方マリが死に、7年前、八木貴文と緒方俊一が殺された
怪しいのは佳織なのか、遠藤耀子なのか、それとも…
マリが盾岩の対面から転落した時、悲鳴は聞こえなかった
もしかすると、マリは死んでいたのではないか
滝沢橋は盾岩の2㎞上流、そこで鏡は殺された そこに犯人につながる物証があり、犯人と出くわして殺されたのではないか マリの遺体には、ピアスの片方がなかった
新太郎は鏡が殺された付近でピアスを見つける 滝沢橋からマリを突き落とし、盾岩の対面から再び突き落とす それができるのは誰だ
《まとめ》佳織は遠藤耀子が犯人であると思っていた しかし、あの時、春斗をボートに乗せていた 耀子はマリを殺せない 耀子の前に鬼怒川を下ったのは水野聖子だった
上流でマリを殺し、ボートに乗せて先回りし、車で運んで遺体を転落させた
７年前の事件は、夫のDVに苦しむマリ、借金に苦しむ友実恵が計画を練った
緒方俊一は二人に利用された 緒形は貴文を殺したのち、怪我を負わされることにしていたのに殺されてしまう 貴文の遺体を埋めたのは友実恵と聖子だった 友実恵は、同じく借金に苦しむ聖子を運転手として仲間に引き入れていた
1千万円を佳織に送ったのは友実恵だった 貴文が生きているように見せようとした
土砂崩れが起きたことを知り、友実恵は埋めた遺体が現れることを恐れた
マリは聖子にお金を要求してきたので殺した
《感想》悪党は弱者からすべてを奪おうとする
《参考》シリーズのリスト
2022.08.03 配役名で書き換えた
2024.04.12 佳織とマリの話を聞いていたのは仲居の桃子ではなく小百合だった