京都祇園入り婿刑事事件簿 1997 フジTV 脚本:石原武龍 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

 祇園、芸妓が歩いている

三村加代子(中村玉緒)が走る 娘を呼んでいる
15歳も年上の刑事と結婚しようとしている娘 冴子(藤谷美紀)と言い争う

結婚式、招待客に婿 邦夫(三田村邦彦)を紹介する加代子

 

H織物社長夫人の早川玲子(野川由美子)とその息子夫婦と孫アヤメ、二寧坂で土産物喫茶を経営する橋本克江(片岡静香)、久美(若林しほ)親子

教会で大きなくしゃみをする加代子、前途多難

朝食、刑事を辞めろ、と口うるさい加代子、そこに電話、早川玲子の孫 アヤメが誘拐された

変装して玲子の家に集まる京都府警捜査一課の面々、
三村邦夫、久保田(中倉健太郎)、山下涼子(美栞了)ら

犯人から、“玲子がお金を持って出ろ”、との指示 京都タワーの展望台から三条大橋へ

橋の上で男が近づきお金を奪って逃げようとするが、刑事が捕まえようと飛び出す

犯人は大橋から飛び降り、バイクに乗って逃げる 追跡するパトカー

バイクは橋の上で車に衝突し、男は橋から転落して死んでしまう
免許証を持っていた 男はシミズカツアキ、住居を捜査するがアヤメはいなかった

H織物は社長が脳梗塞で倒れ後継者問題が起きている 社長夫人の玲子は元芸妓、社内抗争が絡んでいるのかもしれない
警察は公開捜査に踏み切る

加代子は、つい最近のこととして、前妻の百合絵(ひろみどり)と当時2歳のシノブちゃんが25年前、川に落ちて死んだことを口にする

結局、シノブちゃんは見つからなかった

後妻に入ったのが玲子だった

当時、玲子が容疑者として取り調べを受けたが、現常務の鈴木利一(左右田一平)のアリバイ証言で疑いは晴れた

玲子の息子が橋本久美を呼び出す 息子は久美に疑いを持ち、直接確かめようとした
二人が会っているところを目撃した邦夫は、冴子に二人の関係を確認する
“二人は結婚を約束していたが、親の反対で別れた”、と冴子

玲子が久美の母 克江を呼び出す 南禅寺で、息子が久美を疑ったことを詫びる
克江は、“二人でいるところを誰にも見られたくない”と言い別れる

犯人のシミズが持っていた鍵の一つはH商会で作られたものだった
H商会の主人は服部(ベンガル)、前科5犯、邦夫も良く知る人物だった
貸別荘の鍵であることが分かった アヤメはそこに監禁されていた 無事救出した

■克江が南禅寺の水路閣付近で殺されていた 死亡推定時刻は前夜22時頃 石に血痕が付着していた 凶器のようだ

芸妓の鶴千代(栗田ようこ)が、克江が玲子の車に乗り込むところを目撃していた 冴子に伝え、邦夫に伝えられた

玲子は、克江と水路閣で会っていたことを認める

邦夫と冴子は弔問に久美を訪ねる そこで、克江は実母ではなく、養護施設に居た久美を引き取って育ててくれたことを明かす

克江の神戸時代の知り合いである宮村良枝(絵沢萌子)が訪ねてきた 邦夫は良枝を出待ちし、茶店に誘って話を聞く
良枝が持っていた写真には、玲子、克江、良枝の三人が仲良さそうに写っていた

良枝の話、“28年前、三人は同じ店で働く芸妓だった 当時玲子は妊娠しており、丹後の実家に帰って出産したが死産のようだった 玲子と克江は実の姉妹のように仲が良かった”

玲子は嘘を言っている 玲子が前妻の百合絵を殺し、娘のシノブちゃんを克江に預けたのだろうか

邦夫は玲子の実家、丹後半島の間人を訪ねる 冴子が新婚旅行と言ってついてくる
玲子の実家は廃墟になっていたが、隣人は、玲子は女の子を産んだ、と証言する

シノブちゃんが久美なら、玲子の子はどうなったのだろうか

久美は手作りの人形を大事にしているが、その着物は玲子が着ていた着物の柄と同じだった 久美は玲子の子供なのだろうか

邦夫は、加代子に教えを乞う


“百合絵は死産した 社長は玲子に乞い、娘を貰い受け、百合絵に育てさせようとした しかし精神を病んだ百合絵は、娘をいじめた それを知った玲子は娘を取り戻そうとした”

常務の鈴木は、久美に嘘を教え、久美に玲子を殺させようとする 

“久美は百合絵の子で、百合絵は玲子に殺された 玲子は克江も殺した”

《まとめ》百合絵から娘を取り戻そうとした玲子は百合絵と揉み合いになり、百合絵は誤って川に落ちてしまう

鈴木が目撃し、嘘の証言もしてくれた 鈴木は、次期社長を狙っていた そうなるものと思っていたが、玲子から見て、鈴木は社長の器ではなかった 期待を裏切られ、誘拐事件を起こし、久美に玲子を殺させようとした
久美は玲子を殺そうとするが、間一髪、邦夫が現れ、真実を伝える


《感想》おちゃらけた導入部から、一転、シリアスな物語へ 藤谷美紀の魅力があふれる物語

 

2023.07.26 配役名で書き換えた