横山秀夫サスペンス 陰の季節5 事故 2003 TBS | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜、雨、ひき逃げ事件発生 被害者は手配中の強盗殺人犯だった

県会議員の鵜飼一郎(長門裕之)が爆弾質問するとの噂が流れる
質問の内容が知らされていない 本部長が答えられないと大問題になる 質問内容を把握し、答弁案を作るのは秘書室の仕事だが、本部長が謝罪に追い込まれれば組織は大きな打撃を受ける
警務部にとっても重要な問題である

【神奈川県警本部警務部】警務課:二渡真治(上川隆也)、七尾友子(麻木久仁子)、上原徹(近江谷太朗)、斉藤香澄(内田量子)白田課長(市川勇)、大黒部長(高田純次)

議会担当の秘書官 柘植正樹(津田寛治)は上原の同期だが、出世欲に取りつかれており、二渡に対してもライバル心を隠さない

柘植は交番勤務時代、現秘書室長の坂庭昭一(河西健司)の交通違反を見逃した過去があり、半年前、秘書室に取り立てられた

質問内容は警察関係者の不祥事の可能性があり、なんとしても知る必要がある タイムリミットはあと3日 二渡も調査を始める
質問者の鵜飼は65歳、5期連続当選の大物だが、選挙違反の過去があった
津田は頭を下げて質問内容を知ろうとするが答えようとしない
弱みを掴んで質問を取り下げようと考える

柘植は、選挙違反を担当した、同期の港署刑事 黛(村木仁)に、鵜飼の弱みについて聞きに行く 黛は、腹を割って話そうとしない柘植に怒りを覚えるが、元警察官で、鵜飼の元支援者 瀬島達彦(野添義弘)の名前を書いて渡す

監察官の新堂(原田大二郎)が、港署刑事課長の前島(清水宏次朗)を呼び出し、前島は二渡を食事に誘う

柘植の妻 美鈴(中村綾)は元 二渡の部下だった 美鈴は二渡が好きだった 息子が学校でいじめに遭い、登校拒否している 美鈴は柘植に相談するが疲れていることを理由に向き合おうとしない “柘植は自分のことしか興味がない” 美鈴、泣く

前島は二渡に、監察官からの伝言を伝える 明日会いたい

【監察官の話】強盗殺人犯をひき逃げしたのは息子の悟史(山口翔悟)の車で、友人の酒井真人(吉永雄紀)に貸していた 息子は、友人を自首させたいと言っているので逮捕を待って欲しい、と刑事課長に頼んだ 監察官たるものが、父親として行動してしまった

おそらく、これが爆弾質問の内容だろう 解決策は犯人逮捕
しかし、鵜飼の爆弾質問はこれではない、と言う

議会前日、柘植は、愛人と過ごす鵜飼を訪ねる 土下座して質問内容を聞き出そうとする そこに二渡も現れる 二人は追い返される

そして議会、質問に立つ鵜飼、しかし爆弾質問は無かった

《まとめ》秘書室長の坂庭は、自分の弱みを握る柘植の弱みを握りたかった 議員の鵜飼は警察に貸しを作りたかった 本部長側近の坂庭からの申し入れを受け、爆弾質問騒ぎを起こした 愛人といるマンションを訪ねて来た柘植を招き入れ、質問書を入れたカバンを置き、柘植一人にする時間を作る 柘植はカバンを探り質問書を読む カバンに指紋が付く
その後、カバンの紛失届を出す 発見されれば警察は付着した指紋を調べるだろう 柘植は決定的な弱みを握られる
柘植は、人を信じない自分が足元を掬われたことを知る 家族にも見放された
監察官に全てを話し、交番の巡査に戻った 妻子も戻り、息子は、私立から公立の小学校に移った
新堂は責任を取って辞職し、第二の人生を始めた

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.03.20 配役名で書き換えた