フェリーのデッキで新聞を読む男
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パティシエの中沢真央（酒井美紀）を取材する千秋（菊池麻衣子）、兄の青柳誠（村上弘明）を連れてきている
はしゃぐ千秋にひく青柳 千秋は青柳を“公務員”と紹介する
レストラン、菓子店を経営し馬主でもある桐谷草介（原田大二郎）の家に、新作のケーキ“タルトプランタン”を持参し味見を依頼する真央 ご機嫌な桐谷 しかし、桐谷の申し入れを断る真央に激怒する
■桐谷が殺される トロフィーで殴られたようだ 部屋は荒らされているが、盗られたものはないようだ 現場には何かの留め金が落ちていた
第一発見者は桐谷の息子 淳史（湯江健幸）、“朝6時過ぎに帰ってきたら鍵が開いていた 友人と徹夜で麻雀していた”
桐谷の弟は啓介（中島久之）、“昔は自分で会社を経営していたが倒産し兄に拾ってもらった 厄介者に見られている
しかし”、と啓介、“淳史も桐谷を恨んでいる 淳史は愛人が産んだ子で、桐谷は愛人から淳史を取り上げていた”
家政婦の米倉千恵（服部妙子）の話、“18時半頃、真央さんから電話があった それ以降のことは知らない”
青柳と後輩の刑事 永瀬（大柴隼人）は真央を訪ねる
真央の話、“19時半頃、新作の味見をしてもらうためにオーナー宅に行った 淳史さんとの結婚を断り、自分の店を持ちたい、と話したところ、”私に逆らって店を持てると思うなよ“と脅された“
桐谷の死亡推定時刻は21-23時だった 胃からはケーキの食材が検出されたが、ケーキの箱は残っていなかった
淳史のアリバイは証明された 啓介も家族の証言が得られている 真央のアリバイは確認できない
真央を尾行する青柳と永瀬、真央が路上で男と話をしている 刑事の姿を見て逃げる男 青柳の問いに、“ストーカーです”と逃げる真央
桐谷が馘にした社員4人にはアリバイがあった
青柳は、淳史に、現場に落ちていた留め金を見せた時の反応が気になっていた
■ホテルの駐車場の車内で、淳史が毒殺された 口元からアーモンド臭がする 車内にはパティシエのリボンが落ちていた 現場に真央がいた 理由を聞く青柳
“淳史が、「とんでもないものを拾った」と言ってきた このホテルに呼び出されたが時間を過ぎても現れなかったところに騒ぎが起こった”
解剖結果、死亡推定時刻は12:30-13:15、青酸ソーダと睡眠薬が検出された
現場から逃げ去る男が目撃されていた
車から指紋が出た 前科者の指紋だった 中沢真彦（大鶴義丹）、真央の兄だった
真央を問い詰める青柳、“犯罪を繰り返し迷惑をかける、私の中で兄は死んでいる”
浅虫温泉に知人がいることも明かす 中沢が連行される
中沢は犯行を否定するが、妹が疑われていることを知り、“自分がやった”と言を翻す
二人が死んで利益を受ける男、桐谷啓介、青柳に言う “私はやっていませんよ 3人連続の葬儀で疲れている”
先月、事務員の真鍋優子（有森也実）の弟 俊（國分淳史）が死んでいた
俊は調教助手をやっていたが、3年前落馬事故で植物人間状態となっていた 優子はパティシエをやっていたが、看病のために事務員になった
あの留め金は、パティシエのコンクール入賞者に与えられるネックレスの一部だった
淳史は、真央だけが持っていると思っていた 優子も持っていた
優子のアリバイ、桐谷の時は家にいたと言い、淳史の時はフェリーに乗っていたと言う
青柳は、元調教師の羽村（沼田爆）に会いに行く
《まとめ》優子の弟 俊は、桐谷所有馬の調教を担当していた 俊が将来を期待する馬を桐谷が手放そうとした 俊は必死に桐谷にすがった しつこい俊を桐谷は蹴り倒す 俊は打ち所が悪く寝たきりになってしまった 調教師に言い含め、金の力で落馬事故の所為にした 優子は弟の復讐を遂げる 淳史は真央がやったと思い、証拠隠滅しようとした 真央を呼び出し自分の思いを遂げようとした 優子は淳史が勘違いしていることを知り、罪を真央に着せようとした リボンを盗み、飴に毒物を仕込んでアリバイ作りをした 優子は飴細工が得意だった
2組の兄と妹、1組の姉と弟、三者三様の絆の物語
《参考》シリーズのリスト
2023.02.08 配役名で書き換えた