夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子4 「誤認逮捕」 2013 フジTV | moris11のブログ

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2015.12.10改訂

招き猫が多数奉納されているお寺に霞夕子(沢口靖子)、願をかけているのか、お礼に来たのか 事件は一年前から始まっていた


女が救急車に収容されている 専門学校生の風間輝樹(白倉裕二)が悲鳴を聞き、犯人を目撃して通報した 500万円を夜間金庫に運ぶところを襲われたOLの杉田智穂(山口あゆみ)、防犯ビデオで男が智穂の後ろを歩いているところが記録されていた 写真を見て、智穂はこの男が犯人であることを証言した
 

男は商社マンの田処真也(林泰文)、エリート商社マンが強盗傷害の罪で逮捕されたことが大々的に報道され、田処の妹の真理子(佐古麻由美)は結婚式が取りやめになった
担当の刑事は渋谷北署の佐伯徳馬(名高達郎)、警視庁への異動も予定されていた
 

被害者の杉田智穂がホストクラブで豪遊していることが分かった
目撃証言した風間は智穂とネットで知り合い、色香に惑わされて偽証させられていた 署長と佐伯は田処に謝るが・・・
 

《一年後》
事務官の桜木(西村和彦)と母親の栄子(藤田弓子)が、寺で33回忌法要を終えた 夕子とその夫で住職の友行(ダンカン)、夕子の母 彩子(松原智恵子)、娘の夏子(鍋本凪々美)が桜木の縁談の話をしているところに電話、事件発生で二人は現場へ
 

■被害者は金井美奈子(寺田千穂)、絞殺されていた

第一発見者は同じ会社の派遣社員 宇沢弥生(吉村涼)、玄関の鍵は開いていた
現場には世田谷中央署の佐伯、小川(山口翔悟)、警視庁捜査一課の占部(神保悟志)、梅野(清水伸)らが来ている 佐伯は本庁へ異動予定だったが、誤認逮捕で所轄間の異動となっていた
そこに美奈子の上司 加藤義晴(神尾佑)が慌ててやってくる 何か書類を探している 制止され部屋の外に出される
 

被害者から毒物や睡眠薬は検出されず、死亡推定時刻は21-23時だったが悲鳴や怪しい人物の目撃情報はなかった
 

加藤の事情聴取で会社を訪れる 美奈子は個人的な話を会社ではしなかったという
そこに、一年前誤認逮捕された田処がやってきた 驚く佐伯
 

被害者の部屋から押収されたライターは美奈子の所有物と思われていたが、ライターから採取されたのは田処の指紋だった
 

妙なメールが本庁のホームページに送られてきた
《メールの内容》美奈子から相談を受けていた 美奈子は田処からしつこく交際を迫られていた 尾行されたり、待ち伏せされたりした
田処は美奈子のストーカーをしていた、との密告だった


田処と加藤は大学の同期で、田処は加藤の紹介で入社していた


メールは、派遣社員の宇沢弥生が会社のPCから送っていた
夕子と桜木は弥生の部屋を訪れる
“親しかったわけではないが、給湯室で愚痴られた 派遣社員なので話しやすかったのだと思う 田処と、部長の加藤は親しいので、田処のことを悪く言えば睨まれると思っていた” 

弥生の部屋には招き猫があった


《夕子の疑問》すぐにバレるのに何故、弥生は会社のPCから匿名でメールを送ったのだろう
 

■弥生がキッチンで背後から首を絞められ絞殺された


階下の住人が、階段から駆け降りる足音に驚き見に行ったら死んでいたと言う 招き猫が壊れ、破片が散らばっていた
 

東京地検刑事部長の中村(小野了)、捜査一課管理官の岩瀬(石丸謙二郎)は、田処の取り扱いに過敏になっていた 過ちを繰り返すわけにはいかなかった
占部は任意で田処の事情聴取を行ったが、岩瀬は、佐伯を立ち会わせ、高圧的な取り調べにならぬようにした 弥生が殺された時間帯、田処にアリバイはなかった
 

加藤は田処に並々ならぬライバル心を抱いていた 加藤は美奈子と付き合っていたが、加藤の妻は副社長の娘で、次期社長候補者の娘が妻だった 美奈子が邪魔になっていたのかもしれない 美奈子の行動は弥生が把握していた
 

田処がアリバイを思い出した 宅配便を受け取っていたという 佐伯が、アリバイ成立を確認する
 

《夕子の疑問》何故田処は、アリバイが成立していることをすぐに思い出せなかったのだろう

《まとめ》一年前の誤認逮捕で、佐伯は人が変わってしまった 宅配便の受領サインは田処のものでないことは分かったが、言い訳を受け入れてしまった 田処は、偽証した風間を脅し協力させていた
田処はそもそもエリート商社マン、加藤など見下していた 派遣社員の弥生など歯牙にもかけていなかったが、弥生は、事件から立ち直ろうとしている田処を愛した 田処は美奈子から侮辱され、殺した 罪を加藤に被せるため証拠を捏造し、弥生にも協力させた 田処の犯行であることに気付き始めた弥生も殺した

弥生と田処の関係を示す決定的な証拠は、弥生が願をかけ奉納していた招き猫にあった
田処の妹の真理子は自殺未遂で寝たきりになっていたが、今はリハビリに励んでいる しかし、一年間、田処は見舞いに行っていなかった 自分だけが可愛い男だった
 

《感想》田処の偽証を知りながら受け入れた佐伯も逮捕されたが、少し厳しすぎるのでは、と思った

《参考》シリーズのリスト

 

2021.05.03 配役名で書き換えた