上野駅、西郷像、男が酔って歩いている 苦しみだす
■上野公園で男が死んでいる 区議会議員の名刺を持っているが偽の名刺だった
トリカブト中毒、100万円の札束を持っていた 死亡推定時刻22-23時
■荒川土手に女の死体、コンパニオン派遣会社代表の名刺を持っていたが偽物だった トリカブト中毒、死亡推定時刻22-23時
北足立署に捜査本部が設置された
【警視庁捜査一課】十津川警部（渡瀬恒彦）、亀井（伊東四朗）、安原（山村紅葉）、日下（若山騎一郎）、清水（宮本大誠）
北足立署：高倉真澄（生稲晃子）
高倉真澄は、警察学校で十津川の生徒だった 真澄にとって十津川は初恋の人だった しかし、亀井と組まされがっかりする
二人は偽の名刺を印刷した店を探し出す 印刷屋主人（斉藤暁）が証言する “二人ともなまりがあった 夫婦のように見えた” 亀井は青森出身で仙台育ちだった この二人は宮城出身であろうと思う
警視庁に、“二人を殺した犯人を知っている”とのタレコミ電話がかかってきた “小笠原ゆき（伊藤留奈）、宮城県仙台市…”電話が切れた
十津川、亀井、真澄の三人は仙台へ 宮城県警 岩崎（根津修平）が出迎える 小笠原ゆきの勤務先へ
社長は奥寺綾子（山本陽子）、社長の顔を見て驚く亀井、亀井の初恋の人だった 夫の会社だったが10年前に死亡し、後を継いだ 小笠原ゆきは高校卒業後入社し5-6年経過している
殺された二人に逮捕歴はなかった しかし、歯の治療痕やけがの治療痕などはなく病院にかかっていないようだった かかれなかったのか 身元を隠しているようだ
亀井と綾子は松島五大堂へ、透かし橋を渡る二人、綾子は亀井にゆきの元恋人で元社員の漁師 池田（山田亮）を紹介する 池田はゆきを悪し様に罵る ゆきは尻軽女のようだった 無断欠勤も多かったようだ
殺された女は鶯谷でラブホテルの清掃をしていた 同僚の話では、ある日、大学の先生の講演を聞きに行くと言っていたという その先生は生まれ故郷の知事になると言っていた
似つかわしくないので印象に残っていた 先生とは宮内敏夫（萩原流行）だった
■奥松島で女の遺体が浮かんでいた 長時間、水に漬かっていたようだ 遺体を引き上げようとした真澄、手を掴んで引くと肉が抜けた
ゆきだった 絞殺されていた 警視庁に電話した直後に殺されたようだ ゆきは500万円の預金を持っていた
宮内の選挙参謀の神田圭一郎（梅津栄）は仙台の実業家だった 綾子と神田には接点があった 綾子の会社立て直しで神田の世話になったという
《疑問》殺された二人は何のために宮内に近づいたのか
殺された二人の写真を公開すると、すぐに反応があった
二人は富岡正太郎（相馬剛三）、昭子（大坪日出代）夫妻、塩釜で小さな飲食店を経営していたが、どこで覚えたか株の売買に手を出し、うまいことを言って客の金を預かり投資していた 最初は調子良かったが次第に損失を出すようになり、10年前夜逃げした 多くの人間が被害を被り自殺した人もいた 富岡は、塩釜に移る前、仙台の造り酒屋で働いていた そこは宮内の実家だった
綾子の夫も富岡夫婦の被害者だった
《まとめ》25年前、女子高生が工事現場で襲われ、崖から転落死した事件があった 宮内はその被疑者の一人だった 富岡夫婦のアリバイ証言で無実とされていた
綾子と宮内は愛し合っていた 会社の再建にも宮内の支援があった 富岡夫婦は金に困っていた 宮内が知事に立候補することを知った二人はお金を無心する 綾子が二人を殺した 宮内と綾子の関係を知った神田は、宮内に立候補辞退を迫る 宮内は神田を殺してしまう 綾子は全てを被って死ぬことを決意する しかし神田の爪には宮内の皮膚片が残っていた
《参考》シリーズのリスト
2021.07.08 配役名で書き換えた