警視庁三係 吉敷竹史シリーズ4 幽体離脱殺人事件 2008 TBS 原作:島田荘司 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜明け、伊勢市弁天海岸、老人が杖を突いて歩いている
男が兄弟岩のしめ縄に引っ掛かって死んでいる 近くの浜辺に黄色い服を着た女が倒れている

伊勢中央署の旗田(金田明夫)、鳴海(山崎画大)らが現場へ


《一か月前、総合病院で立てこもり事件、犯人の武藤悟史(吉見一豊)が院長夫人の森岡輝子(相田翔子)を人質にした 武藤は医療ミスの謝罪を求めるが、院長の森岡敬太郎(大鶴義丹)は相手にしない 深夜の強行突破、閃光弾、院長夫人は救出された》


警視庁に伊勢から電話が入った


【警視庁捜査一課三係】吉敷竹史(鹿賀丈史)、栗山真弓(田畑智子)、小谷祐一(賀集俊樹)、室井(阿南健治)、江川(生津徹)、浅田班長(伊吹吾郎)

森岡輝子から吉敷宛電話、吉敷は食事で不在、栗山真弓が受ける
“もう一人の私が人を殺した(のかもしれない)のです”と輝子、旗田も状況を説明する
話を聞いた吉敷は、班長に無断で伊勢へ急行する


男の身元は不明、頭部陥没骨折が致命傷だった 
輝子は遺書を持っていたため、旗田は、輝子がやったものと思い込んでいる 連絡はしたものの、まさかその日のうちに警視庁からやってくるとは思わなかった


輝子の話、“一か月前の人質事件で救出された時、吉敷刑事の笑顔で救われた 親友の小瀬川陽子(中村綾)に誘われ、心の傷を癒すため出身地の賢島で会うことにした”


予定より一日早く伊勢に来た輝子は奇妙な体験をしていた あの殺された男に東京で声をかけられた “背中に悪霊が取り付いているのが見える お払いしてやると言って、生年月日を聞いてきた 無視したが、近鉄電車に乗り換え、睡眠薬を飲んでうつらうつらしているところにまたあの男が現れ生年月日を聞いてくる あまりのしつこさに教えてしまった その時耳鳴りがしてキーンと音が鳴った 閃光弾を浴びた時と同じだった 気が付いたら海岸にいた”


予定では、二人の初恋の人、料亭社長の津本治(佐藤一平)に、勝負服を着て会う予定だったという
吉敷は、東京の栗山真弓と小谷に頼み、東京出張中の津本の事情聴取を依頼する

“一昨日輝子と二人で会った 会えてうれしかったが、奇妙で気まずいことが起きた 土産物屋やレストランに入ろうとすると、翔子がさっき万引きしたとか無銭飲食したとか、激しくクレームをつけられた 気まずくなって二人は別れた”


陽子の夫 杜夫(中森祥文)との連絡が途絶えているが、陽子は気にしていないようだ 優しい夫をうらやむ輝子だった


死んだ男の身元がわかる 川崎在住の坂上秋男(山西惇)、元新聞勧誘員だった


旗田は、捜査に口を挟む吉敷に抗議し、東京に帰るよう求める
 

輝子は病院を無断で抜け出す 旗田は重要参考人が逃亡した、と判断したが、吉敷は、輝子の故郷 賢島に向かう
展望台にいる輝子を目撃する吉敷、輝子が何者かに突き落とされた
輝子は無事だった ここで輝子から、旗田の前では聞けない詳しい話を聞くことができた


“先ほど背中を押した何者かは青い靴を履いていた あの日、ホテルに外線が入った もう一人の私と名乗る女から海岸に呼び出された 海岸を歩いていると男が死んでいた もう一人の私が現れ、振り返るな、お前が殺した、お前など死んでしまえ、と罵った 誰かに海中に突き落とされた”


■陽子の夫、杜夫が兄弟岩で死んでいた

《まとめ》輝子と陽子は親友だったが、輝子は総合病院院長夫人、陽子はサラリーマンの妻、陽子は輝子が妬ましかった

 

陽子は夫婦仲が破綻していた 夫には愛人がいた ストレスを陽子に向けることもあった 陽子は生命保険会社員の仁木豊(岡本光太郎)と不倫し、夫に1億5千万円の保険をかけた 輝子を伊勢に呼び出し、夫の杜夫と不倫の末心中したように見せかけようとした

輝子は人質事件のショック、夫の不倫等で不眠症となり、睡眠薬を常用していた 朦朧とした意識の中で、精神をコントロールされやすい状況にあることに付け込まれた


陽子側にも予想外のことが起きていた 坂上が輝子のキャッシュカードを拾い、生年月日を聞きだしたが暗証番号ではなかった 

輝子と同じ服装で動き回っていた陽子に、本当の暗証番号を教えろ、と迫ってきた 仁木と揉み合いになり倒れた坂上は打ち所が悪く死んでしまった

陽子は輝子に、新しい電話番号を教えたが、それは夫の携帯電話だった その電話に輝子の声を録音し、二人が不倫関係にあるように見せようとした

輝子の無実は高校生の目撃証言によって確認された

 

輝子は東京に戻らずやり直すことを決意する 暗証番号も吉敷に因んだものに変更する これまでは初恋の人の生年月日を使っていた

 

《参考》シリーズのリスト

《感想》相田翔子、いい

 

2023.09.17 配役名で書き換えた