人情教授夏目龍之介 伊豆の踊子殺人事件 1998 フジTV 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜、歩道橋、白いワンピースの娘に付き纏う男、親しげに抱きつこうとする そこに夏目龍之介(橋爪功)、男は恋人気取りである “この人、待ち伏せしていたんです”と夏目に助けを求める 男は諦めて帰る


女子大で伊豆の踊子の講義をする夏目、踊り子一行を追って学生が旅するストーリーを聞き、“それって今ならストーカー”と学生の一人、夏目は憤慨する


文学史跡踏歩会が企画した伊豆の旅に、夏目が同行することになった メンバーは三人、伊藤妙子(櫻井淳子)、東条理恵(蟹江桃子)、湯川美知子(朱門みず穂)、そこに下級生の一人が加わることになった
メンバーが夏目を誘ったのは、教授の威光で良い宿がとれるなどのメリットがあるからのようだ 当日、遅れて待ち合わせ場所に来た学生 三島亜紀(石橋けい)は、夏目が先日助けた娘だった
ストーカー 木村洋一(宮川ギナ)に悩まされている亜紀の気分転換を図るために誘ったのだった


一行は湯ヶ島湯本館へ、浄蓮の滝で写真撮影する4人、川を流れるガーベラの花びらを見て眉を顰める亜紀


町の三人組がナンパしてくる そこにトラック、派手なクラクションを鳴らしている 運転台から降りて来た伊藤貴子(森口瑤子)、妙子の姉だった 貴子は三人を知っていて、追い払う


妙子は、夏目に姉を紹介する “毎日、伊豆と築地を往復している”と貴子 姉妹の仲はよろしくないようだ


露店風呂に入る夏目、そこに学生三人が入ってきて功をからかう
後ろ向きの夏目は出ようとするが、三人は立ち上がって水着を着ていることを明かす 入っていた男が、マナー違反を叱る


食材センター配達係の小林愼吾(津久井啓太)が、誰かに頼まれたといってガーベラの花束を持ってきた 木村からのメッセージが添えられていた


《亜紀の話》知り合ったのは去年の冬、有名大学の学生でハンサムだったが、次第に変質者であることがわかってきた AVや下着、アイコラ写真などを送り付けて来た 延々とファックスが送られたこともあった
旅館の部屋に電話、木村が同じ旅館に泊まっている 夏目は木村の部屋に行く 亜紀を除く3人も同行した 好青年風を装う木村、悪びれるところがない “亜紀が誤解している”と言う


翌日、天城越え、“道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た”、と口ずさむ夏目、旧天城トンネルに入る一行、出口に木村が待ち伏せる そこに貴子のトラック、5人を乗せ、移動し、さらに貴子の口利きで福田屋に移る しかし再び木村が現れる


夜、妙子と小林眞吾が対峙する


女学生4人、木村に焼きを入れることで一致する
深夜に、亜紀が木村を神社に呼び出し、4人で不意打ち、殴りかかることとする


翌朝、仲居が夏目を起こしに来る 枕元に水差しがあるのを見て怪訝な顔をする仲居 旅館のサービスではない、と言う


■木村が神社で殺されていた 第一発見者は眞吾


神社境内から発見された凶器と思われる棒や箒から4人の指紋が発見され、下田北署 正岡(名古屋章)らに逮捕される 4人も犯行を認める


夏目は一旦東京に戻り、教授会に出席し責任を問われる 学生の退学話には断固反対する しかし、学長(三谷昇)に辞表を提出する


夏目宅、ばあやの清(杉山とく子)が嘆いている クラクションの音、貴子が迎えに来た
二人はトラックで伊豆へ “私は教師が嫌いなの 私は凶状持ち、少年院送りの”“中学時代いじめにあって、追い詰められ、逆上して一人に全治三か月の怪我を負わせた 教員によって、責任を全て押し付けられた、だから嫌いなの”


夏目と貴子は福田屋で眞吾と会う 第一発見者の眞吾に、現場に案内させる “あいつはそこに倒れていた”
その後警察へ、庇いあう4人、夏目も謝る 妙子は姉の貴子に反発し、刑事にとりなされる


帰り道、“妹は5年前、高2の時レイプされた 相手は高校生の二人組 両親は事件を表沙汰にせず訴えなかった 私が少年院送りになっていたことがためらわせた原因だった”


“眞吾は木村を「あいつ」と呼んでいた 面識があったのではないか”、と夏目
花屋で確認、湯本館に送られてきた花束、花屋が配達を頼んだ事実は無かった


《まとめ》木村と眞吾は、世田谷の中学校で1年と3年で同じクラスだった 中1のとき、万引きしているところを目撃され、それ以来、木村の奴隷になった 5年前にはレイプさせられ写真を撮られた 眞吾は木村から逃げ出すため伊豆へきて、職を得た しかしまた連絡してきた 亜紀の居所を連絡するよう指示された 木村から逃げるには殺すしかなかった

妙子は二人の顔を覚えていた 眞吾は妙子を覚えていたが、木村は妙子の顔を覚えていなかった あの日、4人で焼きを入れ、一旦戻ってから、神社に戻って止めを刺すつもりだった 夏目の枕元に睡眠薬入りの水差しを置いたのは妙子だった しかし木村はすでに死んでいた 眞吾が金属バットで止めを刺したのだった 木村は資産家の息子だった 蔵を自分の城と呼び、そこには妙子のレイプ写真も隠されていた

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.11.20 配役名で書き換えた