坊ちゃん教授の事件簿 四国道後殺人事件 1997 フジTV 脚本:古田求 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

冒頭のシーン、ターナー島をバックに船に乗り釣りをする二人の男、海に落下する
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“坊ちゃん”の冒頭部分を読み上げる夏目龍之介(橋爪功)、女子大で講義している
坊ちゃんへの共感は少ないようだ 欠伸している者もいる “うらなりより赤シャツが魅力的だ”との声が圧倒的に多い


助手の吉本育美(谷川清美)、松山で開催される“坊ちゃん文学賞”の審査員を引き受けてしまっていた
夏目は元東大教授で、その教え子の谷崎浩一(尾美としのり)が受け入れ側の責任者のようだ
翌朝、郁美が夏目を迎えに来る ばあやの清(杉山とく子)が夏目を起こす タクシーに乗った夏目に“坊ちゃん団子”の土産をねだる清


新幹線から、瀬戸大橋を渡って四国松山へ、ターナー島が見える 
黒い帽子が飛んできた 拾って目を上げるとそこにマドンナ 二人は挨拶する
夏目はマドンナから目を離せない マドンナは海に花束を投げ入れる


松山市、JR松山駅、谷崎が迎えに来る
谷崎の運転で旅館へ、松山市は人口46万人、四国最大の都市、あれが県庁などと運転しながら説明する 谷崎の運転が荒っぽい
谷崎は資産家の跡取りだった


道後温泉本館、明治27年創業で、翌年漱石が訪れている、ここで入浴する
本館に宮下順一(吉見一豊)がやってくる “幼馴染で、秘書でもあり親友でもある”と紹介するが挨拶しようともしない 二人は外に出て話をしている 谷崎が宮下にお金を渡している


谷崎は二人を乗せ、歓迎会に移動する 荒い運転 出席者は谷崎の親族が中心だった


《歓迎会出席者》狸:饅頭屋 上野忠徳(北村総一朗)、野だいこ:校務主任 長尾宗助(森川章玄)、山嵐:郷土史研究家 堀田正則(河原崎次郎)、赤シャツ:新聞記者 香月正(西田健)


皆、酒に酔いどんちゃん騒ぎ、夏目に絡んでくる 辟易する夏目
会が終わるが、谷崎は“もう一軒行きましょう”と夏目に絡む “タクシーで行こう”と夏目 谷崎は、車のキーを宮下に投げる
三人は“マドンナ”へ移動する マドンナには、会を途中退席した赤シャツが来ていた
店のホステス 岡千草(中原果南)がママを呼ぶ 千草は文学賞に応募していた
ママは石倉那美(美保純)、黒い帽子の女性だった 驚く夏目 赤シャツは先に帰る 拗ねているようだ


■宮下が運転トラブルで死亡した ブレーキに細工の痕があった
愛媛県警 青田(平泉成)、水沢(小久保丈二)が事情聴取にくる
本来なら谷崎が乗るはずだった “誰かが僕の命を狙った”と谷崎


《谷崎のプロフィール》本妻の子ではなかった 中学まで父を知らなかった 母が死ぬとき初めて知らされた 父からの手紙も残っており、父は名乗った谷崎をすんなり認めた 正妻の子で5歳年上の兄がいたが、2年前、兄に誘われ海釣りに行ったとき、遭難して兄は死んでしまった その時、谷崎を助けたのが宮下だった


伊佐爾波神社に夏目と育美、犯人は誰だ


狸:一人だけ遅れて来た
野だいこ:酒を飲まず野球拳ばかりしていた
山嵐:トイレに長時間時間いた
赤シャツ:途中で帰った
育美は夏目をけしかけ、犯人捜しをさせようとする


マドンナが、夏目を萬翠荘、その裏の愚陀仏庵に案内する
そこに警察、事情聴取のため、マドンナをパトカーに乗せて連れて行く

 

犯人捜しのため、狸、野だいこを訪ね、山嵐とはリフトで松山城へ
“谷崎の父も兄もほっそりしていた、谷崎ががっちりしているのは母方の血か”、と野だいこ “マドンナの死んだ恋人が谷崎の腹違いの兄だった”と山嵐


赤シャツが夏目を襲い、千草が撃退する 夏目が嗅ぎまわり、マドンナが事情聴取されたことで逆恨みしたようだ “マドンナが怪しい”と警察に告げたのは谷崎だった


夏目は、谷崎の経歴を調べることにする 新聞記者の赤シャツから、谷崎の母 ミサコが、旅芸人だったこと、内子町に芝居小屋が残っていることを聞く
小屋番のゲンゾウから話を聞く 興業の世話をしたのが資産家の谷崎の父だった ミサコは身ごもって座を離れたという ゲンゾウは、ミサコから送られた手紙と写真を持っていた ミサコと二人の男の子だった 一人は谷崎でもう一人は身寄りがなくミサコが世話をしていたナカジマタケオだった がっちりしている方がナカジマタケオだという やせているほうが谷崎なのか 差出人は宮下様方となっていた


《まとめ》本当の“谷崎”は死に、ナカジマタケオが“谷崎”に成り代わっていた 兄を殺そうと持ち掛けたのは宮下だった 宮下は“谷崎”を何かと強請っていた 邪魔になった宮下を殺したのは“谷崎”だった
芝居小屋に谷崎を呼び出し、推理を聞かせた夏目、谷崎は一点だけ違うと言う ナカジマタケオが谷崎に成り代わっていることを知った宮下が、財産乗っ取りを持ち掛け、兄を殺す計画を立てたのだという 谷崎は従わざるを得なかった、と弁解する

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.11.03 配役名で書き換えた