十津川警部シリーズ12 丹後殺人迷路 1997 TBS 原作:西村京太郎 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

ライター、タバコを喫う男

深夜、捜査一課、電話が鳴り十津川警部(渡瀬恒彦)が取る

【警視庁捜査一課】十津川警部、亀井(伊東四朗)、西本(堤大二郎)、日下(若山騎一郎)、中島(山村紅葉)

平野栄(松澤一之)だった 8年前に逮捕され、先月出所していた
“今日、芝公園で、死んだカミさんに会った 近づこうとしたらタクシーに乗って行っちまった”

■外階段を上る靴音、平野が喉を掻き切られ殺される
壁に、“Ask to Monju”

現場近くで十津川に近づく女、新聞記者の南条ミキ(斉藤慶子)、壁の写真を持っていた
新聞社に送られてきたという もう一枚は、殺害現場を示す住所表示“北品川七丁目”
情報を交換したいという 十津川は、写真の掲載を止めるよう依頼する

ミキは写真を掲載した
壁に書かれたマークは天橋立文殊堂、知恵の輪だった
十津川と亀井は天橋立に向かう

《平野が関わった8年前の事件》平野が福祉法人の理事長を自称した詐欺事件 平野には内縁の妻 古田雅美(中島宏海)がいたが、おねだり・浮気に怒った平野が、車の中で焼き殺した 身に着けていた宝飾品が一致し、雅美と断定された

二人は文殊堂の後、ロープウエイで傘松公園へ ピンクのスーツに黒い帽子、サングラスの派手な女が同乗している

■戦闘服に身を固めた男が、リフトで下る途中で銃撃される
現場に京都府警の八木(片桐竜次)、凶器のライフルはすぐに発見された さらに金庫の鍵が落ちていた
南条ミキが来ていた 犯人を見たという

ライフルから検出された指紋は死人のものだった 元射撃の五輪選手、銀メダリストの柴田敬一郎(根津甚八)だった 柴田は5年前、出所後焼身自殺していた 柴田は詐欺事件で逮捕され、母親が自殺していた 柴田は十津川の大学の後輩で無実を叫んでいた

被害者の宿の金庫には、バッグ、名刺、地図、タバコ、500万円が入っていた ケースに入っていた名刺は柴田のものだった

柴田と天橋立の関係、出不精な母とたった一度旅行した場所が天橋立だった
天橋立署にいる十津川に、特急タンゴディスカバリー22号、西舞鶴行の切符が送られてきた 渋谷の消印があった 亀井が同行する

■亀井が電話のため連結部に出た なかなか戻らないので十津川が見に行くと、女が血まみれで倒れ、亀井は血の付いたナイフを持ちふらついていた 女の下から亀井の携帯が出て来た

【亀井の話】連結部で女と黒ずくめの人物が抱き合っていたので、後ろを向いたら殴られて倒れた 気付いたらナイフを握らされていた 亀井は逮捕されてしまう

天橋立で殺された男は、元自衛官の和田広志(岡本美登)だった 和田と同期の元自衛官名取マコト(樋口しげり)の話では、“和田は性根が腐っていた しかし、柴田は和田を庇っていた”という 8年前の詐欺事件は、柴田の知名度、名声を利用した詐欺だった 柴田の実印が使われていた

《詐欺事件関係者》平野栄、古田雅美、田嶋正明(伊藤哲哉)、相沢あかね(加倉井えり)、和田広志、柴田敬一郎、狩野重之(市川左團次)(代議士)

柴田の自殺した母親の検視報告、血液からアンフェタミン、メトアンフェタミンが検出されていた 覚醒剤の常習者だった
報告書を見てから、柴田は沈黙してしまった
柴田のDNA分析がなされていることがわかった 優秀なアスリートを対象とした研究が行われ、柴田はその一人だった 遺骨のDNAと比較することとした

タンゴディスカバリー号で殺された女は古田雅美だった 平野に殺されたのは別人だったことになる

《十津川の推理》柴田は生きていて、復讐している
代議士の狩野は柴田の後援者だった 事件関係者と写ったグループ写真が残されていた

 
狩野には裏の顔があり、あくどいことをやっているとの噂があったが証拠が無かった 狩野は宮津におり、十津川が会いに行く 亀井は仮釈放扱いで同行することになった

狩野の話、“福祉関係の仕事をしていると利用されることがある”
“柴田は、母親があんな目に遭わされた 自殺したのも無理はない”
柴田は逮捕され、恋人は去り、母親は自殺した 3年服役後出所し焼身自殺した

《まとめ》後輩の和田を可愛がっていた柴田、しかし、和田は柴田の母親に覚醒剤を教え中毒者にしてしまった 母親を人質に、柴田を犯罪に引き込んだ 柴田は真っ当な男だった ただ一つ分からないのは、柴田が誰かを身代わりにして焼き殺したことだった
しかし、DNA検査の結果、一致した 柴田は死んでいた 柴田の恋人は南条ミキだった ミキが復讐していた 詐欺集団のリーダー格 田嶋が出所した ミキは田嶋にライフルを突きつけ、諸悪の根源は代議士の狩野であることを白状させた後撃ち殺す その足で狩野宅を訪ね狩野に発砲させる ライフルには弾丸を入れていなかった 田嶋の白状した言葉も、狩野の開き直りも、ミキは録音していた
 
 
2021.12.29 配役名で書き換えた