十津川警部シリーズ32 愛の伝説・釧路湿原 2004 TBS 原作:西村京太郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

東京湾東雲埠頭、スズキが釣れる穴場に刑事部長の三上(小野武彦)と捜査一課長の本多(小野ヤスシ)が釣りに来て、くだらないことを話していると目の前に死体が浮かんでくる


【警視庁捜査一課】

十津川警部(渡瀬恒彦)、西本(堤大二郎)、

安原(山村紅葉)、小西(中西良太)、村川(古川りか)、

山下(山田アキラ)、亀井(伊東四朗)、三田村(三田村周三)


■被害者は竹田茂男(坂口進也)、頭部を鈍器で殴られている 地元では相当な名士で、去年県会議員選挙にも出馬していた 二日前から行方不明となっており、目撃情報もなかった
被害者の妻 静子(井上夏葉)が警視庁を訪ねてくる 差出人が中本治の竹田宛手紙を持ってきた 消印は釧路
中に入っていた写真に写っていた男は、元捜査一課の刑事 持田満(的場浩司)だった 七年前、持田の婚約者がレイプされ自殺した 持田はその男に報復し殺してしまった 網走で服役し三年前に出所した
写真には女性と雪原、タンチョウヅルが写っていた 十津川と小西が釧路へ、さらにタクシーでタンチョウヅルの自然保護区へ そこで持田に会い、女性の身元を尋ねる “東京から来た白井香織、半年前からいる 中本については該当者はいないが、一人気になる男がいる”、と持田 


■釧路川のほとりで男が殺されている

横田、本名は中本治、東京の探偵だった
釧路方面釧路東署 鈴木(モロ師岡)と合同で捜査することになる
死因は頸部圧迫による窒息死、死亡推定時刻は昨夜の20-21時
探偵に依頼したのは殺された竹田だった
白井香織は事情聴取に対し黙秘する


十津川は同じボランティアの高木ユミ(山崎華奈)から香織の情報を得る 横浜在住で、馴染みのレストランがあった 料理が好きでジャガイモのスープが得意 “あなた、何から逃げているんですか”と十津川


亀井と村川が、香織の身元を確認する 北村可奈子(床嶋佳子)32歳、県会議員 北村正和(山崎銀之丞)の妻だった 接戦だった選挙で、実家から持ち出した数百万円をばらまき、公職選挙法違反で追われている身だった 逮捕され有罪となれば、夫は連座制に抵触し議席を失う


十津川と亀井は横浜の北村を訪ねる 北村は、妻は海外旅行中だとしらを切る
 

北村に張り付く村川と山下、子供を連れた北村は釧路に向かう 十津川、小西、安原も釧路へ 亀井一人が留守番する
可奈子は何故それほどまでに逮捕を怖れているのか


ホテルは警察が固めている 可奈子とどうやって落ち合うのか
 

《まとめ》可奈子はとにかく息子の顔を見たかった しかし接触すれば捕まってしまう SLに乗った息子を外から見ることにする 持田から送られた情報の裏を読み、部下を配置し、手を振り合う可奈子と息子を山下が目撃する 追いかける山下、そこに殺し屋が現れ、山下はステッキで殴り倒され怪我をする
 

亀井は、北村が連座制で議席を失った場合、最もダメージを受ける者を調べ上げる
県に払い下げられた土地の半分が民間に払い下げられ、そこに高層マンションを建てようとしている勢力があった 議会では賛成・反対が拮抗しており、北村が議席を失えば、反対派が勝利し、マンション建設ができなくなる そうなるとその勢力は致命的な打撃を受ける 防ぐためには北村の議席を死守すること、可奈子の在処を探偵を雇って探ろうとする竹田を殺害することが必要だった 従って可奈子が自首しようとした場合は可奈子も殺す必要がある 殺し屋の長友(木村栄)が竹田を殺し、探偵を殺し、そして可奈子を殺そうとする 持田が身体を張って可奈子を守る


《感想》このシリーズの中では、動機が比較的納得できる方だった

 

《参考》シリーズのリスト

2021.07.25 配役名で書き換えた