刑事長 2013 テレ東 原作:姉小路祐 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

女が螺旋階段から突き落とされる
 

首吊り、刺殺、女の死体の写真が並ぶ
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■女が刺殺され仰向けに倒れている 何者かが死体の写真をとる


岩切鍛治(中村雅俊)、朝、電話で起こされる 娘の小百合(黒川智花)が朝食を作っているが、パン一切れをかじりながら出かける


現場はマンションの二階、目黒中央署の江野(綿引勝彦)と岩切の部下、警視庁捜査一課の川喜多(石黒英雄)がきている 被害者は北崎奈緒美(近藤未来)23歳、クラブホステス、クラブのママ 松島京子(実由)が第一発見者、7:10頃通報した 出血が少ない、絞殺後に腹部を刺したようだ 暴行の跡は無かった


死亡推定時刻は昨夜22:30-23:30 窓は開いたままになっていた
そこにクラブの常連客の貿易会社社長 尾口(永倉大輔)とママが現れる 何か無くなったり増えたりしているものは無いか、との問いに、尾口は特にないようだと答える 何回もこの部屋を訪ねたことがあるようだ 奈緒美の無断欠勤は珍しくなかったのに、ママが早朝に奈緒美のマンションを訪ねたのは、尾口が何度も見に行くよう言ったからだという
尾口にその理由を聞くと、“虫の知らせ、というか”と歯切れが悪い


夜、岩切の妻 由紀子(小林綾子)の母 安永ふみ(淡路恵子)が経営する小料理屋、娘の小百合も手伝っている
岩切が飲んでいると、そこに息子の康司(鳥羽潤)がやってくる 康司は家を出て岩切とは絶縁状態になっている 康司は東大を卒業後、検察庁に入庁したキャリアであるが、警察を嫌っている
その息子が、女性の死体の写真を岩切に渡しすぐに帰ろうとする 追いかけ、どこで誰から入手したのかを聞く


岩切は川喜多を呼び、PUB店長の野中(村上新悟)に接触させる 野中は写真を出してきた 警察であることを知り逃げ出す野中、外で張っていた岩切が逮捕する


野中は、その写真をヤマモトから入手したという どこの誰かは知らないというので、似顔絵の得意な鳥居理香(加藤夏希)を呼びヤマモトの似顔絵を描かせる


【目黒中央署】署長 貴船秀彦(萬雅之)、副署長 藤見雄三(国広富之)、交通課長 山中光夫(松澤仁晶)、刑事 江野卓男(綿引勝彦)


捜査会議では、キャリアの署長 貴船が、似顔絵の男を探し出すことを命じる 岩切は、捜査方針を絞ることに反対だった 江野を加えた三人で、尾口を洗うこととする


尾口にはアリバイがあった 岩切は現場写真を繰り返し観察し、時刻ではなく殺害現場が重要であることに気付く
尾口宅を訪問し、疑いをかけたことに対するお詫びとの口実で、部屋に上がり込む 鳥居理香に電話をかけさせ注意を反らし、室内を観察する 戻ってきた尾口は、違法捜査だ、と騒ぐが、動かぬ証拠、血痕が飛び散った跡が残っていた


輸入物のクッションを二つ買い、奈緒美の部屋と自分の部屋に置いた 自分の部屋で殺し、遺体を運んで、空き巣の仕業に見せようとしたのだった 尾口はあっさりと白状する しかし写真については知らないという


岩切は、息子の康司に写真の話を誰から聞いたのかを訪ね、ヤマモトの正体を知る バー経営者の白井幸男(榊原利彦)だった 閉店時刻を少し過ぎた時刻、川喜多が白井に職務質問しようとすると、川喜多を殴り逃げ出す 白井はタクシーに乗って逃げ去る


■翌朝、目黒公園で白井の変死体が発見される 目黒中央署は病死として片付けてしまった


岩切の後輩で上司の警部 矢敷(川崎麻世)は、捜査方針に従うよう命令するが、岩切は休暇を取って単独捜査を継続する
タクシー会社、運転手に白井の写真を見せ、遂に白井を乗せた運転手にたどりつく
白井は0時頃代々木で降り、1-2時に目黒公園で死亡していた


勝手に動き回る岩切に業を煮やした目黒中央署幹部は、警務部に抗議し、警務部長 富岡(津村和幸)、監察室長 北田(並樹史朗)から無期限停職を命じられる


岩切は、写真の情報を康司に伝えたフリージャーナリストの三善(西山宏幸)を通じて、目黒中央署に対する公開質問状を新聞で報道する 追い詰められた目黒中央署は記者会見を開く
目撃者として小学校教諭の岡村三千代(羽田圭子)を担ぎ出し、公園で胸を押さえて苦しんでいた白井を見た、という証言をさせ、質問には答えず会見を終わらせた
目黒中央署は何かをもみ消そうとしている


《まとめ》何も知らないキャリアが捜査方針を決め、現場の刑事は這いずり回っている そんな生活に疲れていた老刑事、江野、妻子にも逃げられている オアシスが白井のバーだった 白井が、珍しい飲み物です、と勧めた酒には覚醒剤が入っていた 弱みを握った白井は死体の写真を集めるよう指示する 捜査で撮影した写真の複写から、遂には現場写真そのものまで渡すようになった お金も受け取った しかし、警察の手が伸びた白井は江野に助けを求めてきた 白井は心臓病の持病を持っていた 江野はおもちゃの銃を買い、白井を脅して心臓麻痺を起こさせ殺した 捜査の手を伸ばしてくる岩切に恐怖を感じた江野は副署長の藤見に全てを話した 藤見は自分、そして署長を守るため隠蔽工作を始めた 江野の思い通りだった 

交通検問で、弱みを握り、偽証と交換にもみ消しを約束した 教諭は飲酒運転だった 署長・副署長は責任を全て交通課長に被せ、交通課長は懲戒免職となる
岩切を救ったのは息子の検事 康司だった 絶縁状態の雪解けが始まりそうだ

 

2021.07.29 配役名で書き換えた