森村誠一の終着駅シリーズ35 鬼子母の末裔 2019 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

結婚式、食品会社会長 根本景子(真野響子)の息子で長男 圭一(窪塚俊介)の結婚式、妻は佳枝(矢吹春奈)
幸せの絶頂から一年後、


■佳枝が死んでいる 31歳、クッションを押し当てられ窒息死 死亡推定時刻は昨夜の23時から1時 夫は地方に出張中だが、昨日の16時以降連絡が取れない 部屋の片隅に離婚届が丸められ捨てられている 夫のみ署名捺印している 義母の景子が身元確認する


【新宿西署】坂本(秋野大作)(課長)、山路(徳井優)、西谷(石原和海)、大上(東根作寿英)、牛尾正直(片岡鶴太郎) (鑑識)海野(小野寺丈)

【景子の証言】佳枝は五歳からアメリカ暮らししていたためストレートな物言いをすることがあり誤解されることがあるが、殺されるほどのことでは無い 息子夫婦にトラブルがあったとは聞いていない 離婚届は、アメリカでは結婚時、離婚した場合のことも話し合うと聞いて、日本のやり方を見せるためにふざけて書いたのだと思う 23時から1時はドライブしていた


圭一の携帯のGPSは船橋で消えている
【秘書の話】“ママには内緒だよ”が口癖、結婚もママが決めた 釣りが趣味で、勝浦に行っていた 朝、景子と佳枝はもめていた
景子は佳枝と揉めていたことは認めるが、いつものことで特別なものではない、という


船橋での捜査では思わしい結果が得られなかった
結婚式のビデオを入手し、人間関係の参考とする 小中高大と一緒だった浜田勝弘(深水元基)が挨拶している


《五日経過》
景子が動き、浜田のマンションへ、そこへ牛尾と大上
【景子の告白】実は夫婦仲は良くなかった 佳枝は食事を作らず、家事は家政婦任せ、さらに不倫している その相手が浜田 決定的な証拠を握るまで待つ、と息子は言っていた
浜田が何か知っているだろうと思いやってきた


【同級生の夫婦の話】二人はプリンスと太鼓持ちのような関係だったが仲は良かった 圭一は頭がよく何でも一番だった ところが山岡修介(浅野瑛海)が転校してきて、一番の座を奪ってしまった その後、三回、修介は危ない目に遭った 鉢植えが落ちて来たり、押されて車に轢かれそうになったり、ボヤ騒ぎがあったりした 圭一がやったとの噂がたったが、実は母親がやったとの噂がたった 浜田は、下世話なルポライターをやっていたが、一月ほど前、スキャンダルを使った金儲けの話を持ち掛け、百万円出させられた


勝浦に身元不明の死体が打ち上げられる 牛尾が身元確認に行き、浜田であることを確認する 浜田は21年前の事件を追っていた


《21年前の事件》圭一と父の英雄(佐伯新)が勝浦に釣りに来ていた 父親は夜釣りをしようとしたが、子供は危ないので連れて行かなかった 旅館で一人にできないので、昼間知り合った食堂の子供と一緒に過ごさせてもらうことにした しかし父親は帰って来なかった 
食堂の子供は山岡修介だった 勝浦中央署 谷口(六平直政)はこの事件を担当していた 因縁のある子供なのに、何故初めて会ったような証言をしたのか、確認に行く牛尾


【修介の母親 晴子(野村真美)の話】東京から勝浦に戻ってきた晴子のところに、根本英雄が謝りに来た 妻が、修介にしたことを許して欲しい、ということだった 二人は親密になり、男女の仲に発展した 景子は二人の関係に気付いていた 事件が起き、景子が挨拶に来たとき、初めて会ったように振る舞ったので自分も同じように振る舞った


《牛尾の推理》景子は、息子が一番の座を奪われて人に危害を加えようとした、と思い庇うために自分がやったとの噂を流した 今度、父親が奪われたら息子はどんなことをしてしまうのだろうと考え、夫を殺してしまったのではないか


景子が出頭してきた
【景子の話】あの日朝、口論となり、怒りが治まらず息子の家に行った 再び口論となったが嫁が逆切れしたので殺してしまった クッションを押し付けた しかし、クッションから響子の指紋は検出されなかった


《牛尾の推理》結婚式では主役は常に新郎新婦であるが、母親が主役になる時がある あの結婚式で、父と子の写真を飾っていたが、あの時だけ写真を伏せていた 息子から父親を奪った自分が息子から感謝される姿を見せることができなかったのだろう


圭一は、晴子の弟の娘 夏子(竹内佳菜子)とアパートを借りていた
【圭一の告白】あの日、浮気の証拠をつかむため出張を装い突然家に戻ったら、浜田といちゃついていた 離婚届を突きつけると、佳枝は、圭一こそ夏子と不倫しており、それを知ったので自分も不倫した、と開き直った さらに父親は晴子と不倫していたこと、母親が父親を殺したことなど浜田があざ笑いながら圭一を罵り、遂には首を絞めて殺そうとした すると佳枝が浜田の首を絞め、殺してしまった

警察に連絡しようとする圭一を佳枝は止め、21年前に習って勝浦に死体を捨てようという 家に戻り後悔していると、佳枝は気の弱い圭一を詰り続けた 思わず殺してしまった


《まとめ》鉢植え事件、母は息子に確認し、息子はやっていないと明言したにも拘わらず、息子を信じ切れなかった 実はあの一連の事件は浜田がやったのだった 圭一は、父親を死なせたのは自分が大物をねだった所為だと思っていた 自分の所為で母親から夫を奪ってしまった 償うため、母の言うことはすべて引き受けてきた それなのに、母が父を殺していた


《感想》アメリカ帰りでやり手の美人妻、恐ろしい

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.01.14 配役名で書き換えた