京都金沢わらべ唄殺人事件 2002 日テレ | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

祇園のケーブルTV会社でビデオジャーナリストとして働く五代凛子(賀来千香子) 夫の善三(赤井英和)は新聞記者で、今は、実家の金沢の旅館で母 セツ子(菅井きん)の指導を受けている

結婚10年で、この一年は別居している 今、「がんばれ友禅」のテーマで取材を続けている 今日は友禅のファッションショー
京友禅販売の尾形秀雄(三浦浩一)が主宰し、兄弟弟子の林吾郎(天宮良)も出品している

ショーが終わり、林は尾形の妻 美津代(石野真子)に深刻な顔で話しかけている 友禅染の大家 尾形雪山(山田吾一)の息子が秀雄、兄弟弟子に林、長谷部順也(石丸謙二郎)がいる 長谷部は金沢で加賀友禅の工房を持っている

秀雄は職人としての才能に見切りをつけ、工房を閉じ、販売に専念している
秀雄は林の才能を評価しているが、友禅の世界は世襲が原則であり、秀雄が後を継ぎ林は独立した 林の妻 弓子(美保純)と美津代は幼馴染で金沢で育っている 凛子が秀雄を取材しているとき、長谷部が現れ秀雄とひそひそ話をする 美津代は、息子が心臓病で、移植手術が必要だという

続いて林の取材 林は草木染めが得意で、西洋夾竹桃の染料を使っている
友禅の現実は厳しい 着物が売れない時代である 秀雄と林の関係もぎくしゃくしているように見える
秀雄の店から大量の友禅が盗まれる 展示物のみならず、倉庫までやられたという

凛子は金沢に向かい、加賀友禅の取材を行う 途中で弓子に会う 林が行方不明になっており、残された携帯には長谷部との通話記録があったため金沢に来たという 凛子は善三と落ちあい、三人で長谷部の工房に向かう 途中、少女たちが“花いちもんめ”をしているのを見る さびれた工房、人けが無い 長谷部は目をカっと開いて死んでいた 傍らにはコーヒーカップ二つ

金沢中署 比留間(深水三章)は、質問を続ける凛子に、“質問するのはこっちや”という 凛子はキー局に勤務していた時の後輩 亀山(佐藤二朗)に調査を依頼する

三人は善三の実家旅館に向かう 弓子は数年前、同窓会でこの旅館に来たことがあった
セツ子の記憶力は抜群で、当時、弓子が妊娠していたことを覚えていた 質問され顔が曇る弓子 流産した、という 弓子は旅館を出る 弓子は、現場に林の西洋夾竹桃を使った染料の容器があったため、夫に疑念を抱いていた
 
セツ子は、凛子が記者を辞め、若女将になって欲しい 孫の顔を早く見たい 気まずい蟹鍋となる

長谷部も秀雄も借金に苦しんでいた 秀雄も、高価な商品を持っているが、売れない 保険金詐欺の疑いがでてきた
秀雄にまつわるお金の流れ、6年前、秀雄から林へ30百万円送金、最近 林から秀雄へ30百万円送金、しかし秀雄は林に30百万円送金し返す
凛子は弓子に話を聞きに行く 弓子は大岡裁きの話をする 二人の母親が子供の腕を引っ張り合う話 そこに電話 林の遺体が発見される 死亡推定時刻は長谷部より前だった

美津代の子供が誘拐される 美津代は、“弓子が誘拐した”と呟く
弓子と子供がホテルにいる 子供が倒れる 救急車を呼ぶが、常用薬もかかりつけの医者も知らない弓子 しかたなく美津代に連絡する

子供の実母は弓子だった 産後の肥立ちが悪く寝たきりになった
一方、秀雄夫婦には子供ができなかった 秀雄の父、雪山は金にものを言わせ、30百万円で養子にすることを強要した 体が衰弱していた弓子は育児の不安があり、子供を手放すことを受け入れてしまった
3年後、体力を取り戻した弓子は、なんとか子供を取り戻そうとする

“花いちもんめ”は、貧しかった東北地方において、女衒が貧しい親から子供を競売(セリ)で買い上げる物語

借金に苦しむ長谷部と秀雄が商品の横流しを図ろうとしている現場を林が目撃する 咎める林を、長谷部が殺してしまう

精神状態がおかしくなっている長谷部を秀雄は放置できなかった
 
2021.02.24 配役名で書き換えた