「正常性バイアス(正常化の偏見)」 | せくしーもりおのブログ

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夏は伊豆大島 冬は白馬村に有る ゲストハウス もりおの家の日々

甚大な被害をもたらした台風15号19号
その後の大雨

「外の様子を見に行く」
「川の様子を見に行く」
「田んぼの様子を見に行く」
今回に限らず
台風のたびにこうした言葉を残して亡くなったり
被害にあったりする人が後を絶たないのはなぜ?

特に今回の台風の場合
上陸前から盛んに
注意喚起がなされていたにも関わらず
こうした悲劇が起きてしまうのは
何故なのか

この行動をとる人の心理には
「少しだけなら大丈夫だろう」
「自分は大丈夫なはずだ」
「ニュースで言われていることが自分に起こるはずはない」
という楽観がある

これは
「正常性バイアス(正常化の偏見)」
と呼ばれるらしく
自然災害や事件など
自分にも被害が予想される状況に直面しても
それを普段の生活の延長として捉え
リスクを過小評価してしまう

経験側から言わせると
「自分は大丈夫だろう」という思い込みは
持つべきではない

人はなぜ
不要な外出を控えって言われているのに
車で出かけ
災害に巻き込まれて
いや~死ぬかと思いましたとか
平気な顔で言えるのだろうか

そんなに映えが欲しい?
そんなにマスコミに映像売って
お金欲しい?

どれだけの人に
その行動が迷惑がかかっているのか
理解しているのだろうか?

台風慣れしている島では
台風が来るとわかったら2日位前から
対策をはじめ
当日には絶対に家から出ない

台風が直撃
川が氾濫しそう
そうなってから
田んぼの様子畑の様子
建物周りの様子見に行くアホはいない
もうその時点で
諦めろってって思う

死にに行くようなもの
それ位
島の台風は激しい
いまや
そのクラスの台風が
そのまま本州に行く回数が増えている

今回の19号で
福島県内で
台風19号で死亡した30人 の
半数近い14人が車中で被害

台風21号や低気圧の影響による
関東から東北にかけての
記録的な大雨で死亡した
半数が「車中死」

3.11の教訓は何処に!?
危機感薄いんじゃね!?

あれだけ
車で逃げるなって
言われた教訓は何処へ!!!

しかも川の側に住んでいて
長年住んでいて
何回も氾濫していて
むやみに川を見に行くなって
あれだけ報道されて

なぜ・・・

今回亡くなった方たち
きっと大切な命失わずに済んだはず
未然に防げたと思う

残念でならない・・・